肌に優しい白髪染めってないのかなと思ったときに・・・・・・

  1. 白髪染め

白髪は少しでも生えていると悪目立ちしてしまい、老け込んだ印象を与えてしまう厄介な問題です。白髪染めを一度はじめると定期的に継続しなくてはならず、頻度も多くなってきてしまいます。

 

しかし白髪染めの度に頭皮がダメージを受け、しみたりかゆみが出たりと不調を訴える方も多くいらっしゃるのです。若々しい外見や清潔感を維持するためにも白髪を染めない分けにはいきません。

 

そこで今回は白髪染めの影響から、お肌に優しい白髪染めについてまで詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。

 

CONTENTS 1. 白髪染めが肌に与える影響
2. そのまま我慢して施術を続けると…
3. 肌に優しい白髪染めは?
4. 自分でもできる白髪をカバーする方法
5. まとめ

1. 白髪染めが肌に与える影響

白髪染めは通常のヘアカラーとほとんど同じ成分でできています。違いでいうとヘアカラーは色味の発色と明るくするリフト力を上げるための成分がメインになっており、白髪染めは真っ白な白髪に色がしっかりと入るようにと配合された成分のそれぞれが少し増減している部分なのです。

 

ヘアカラーでは白髪染めよりも脱色する作用が強く、白髪染めもしっかりと染まるように配合されるジアミンなどの成分が刺激になるためどちらも髪の毛にも頭皮にも負担が大きくなってしまうのです。

 

また最近では自宅でセルフカラーで染める方も増加しており皮膚トラブルも比例して増えているとされています。市販の白髪染めは昔に比べて質は良くなってはいるものの、誰が扱ってもキレイに仕上がるように強めの薬剤設定がされているケースが多く、肌にも刺激になってしまいやすいのです。

 

よくある頭皮のトラブル

 

・アレルギー性皮膚炎

 

白髪染めを施術した時に頭皮のかゆみや湿疹、かぶれなどの症状がでた場合はアレルギー性皮膚炎の可能性が高くなります。「今までずっと同じように染めても大丈夫だった!」とおっしゃる方も多いのですが、花粉症のケースと同じようにその人の限界に達した時に今までは大丈夫だった成分にもアレルギー反応を起こしてしまうようになってしまうこともあるのです。

 

・接触性皮膚炎

 

白髪染めは1液と2液を混ぜ合わせてその時に起こる化学反応を利用して染めていく薬剤となります。この科学反応が頭皮に刺激となってしまったり薬剤自体に反応してしまうこともあるのです。白髪染めを施術した時に頭皮がピリピリしたり熱を持ったように熱く感じたら接触性皮膚炎の可能性があります。

 

参照:かぶれ Q11 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

2. そのまま我慢して施術を続けると…

頭皮に違和感を感じながらも大丈夫だろうと安易に考えてしまい、そのまま我慢しながら白髪染めを毎月行ってしまうと後々大変なことになってしまう場合もあるのです。白髪染めの施術を受けて頭皮がヒリヒリしたりかゆみや痛みがでる場合は、白髪染めの薬剤に含まれている成分に反応しているケースがほとんどです。

 

肌が敏感になっている時期やたまたま炎症が起きてしまっているタイミングで白髪染めをすると、いつもは何ともないのに一時的にしみやすくなってしまう可能性が高くなります。調子もよく何でもない時に染めてしみてしまう方はもしかしたらアレルギーなど肌に薬剤が合わないかもしれないのです。

 

症状が出始めた頃は「少ししみるかな?」といった我慢できてしまう程度の場合も多いのですが、アレルギーだった場合回数を重ねるに連れてどんどん症状が悪化していってしまいます。

 

悪化すると炎症が強く出たり悪化すると、顔がパンパンに腫れたりアナフィラキシーショックを起こしてしまうケースもあるので注意が必要です。白髪染めの度に症状が出てしまうようになってしまったらカラーを控えたり、刺激の少ない方法に変更したりと対策を講じてください。

 

3. 肌に優しい白髪染めは?

肌に負担をかけずにできる白髪染めもご紹介させていただきます。

 

ヘナ

 

ヘナはミソハギ科の植物でヘナの葉を乾燥させて粉末状にしたものを使用するヘアカラーです。天然由来の成分で作られているため髪の毛にも肌にも優しく白髪を染められます。ハリコシを出す効果も期待できるため髪の毛が細い方やボリュームが気になる方にもオススメです。

 

ヘナは天然の成分で作られた染料のため、色味の選択がほとんどできずオレンジ味の強いカラーとなります。今の髪の毛の明るさ以上に明るくする力はないため、色味や明るさにこだわりがある方は注意が必要です。

 

ブラウンなどもう少し自然な色味がいい場合はインディゴに染料が配合されているヘナを使用すると髪の毛に馴染みやすくなります。ヘナの中にはケミカル成分を混ぜ合わせているケミカルヘナもあるので、その場合頭皮にも負担が増してしまうので白髪染めする前に確認しておくと安心です。

 

ヘアマニキュア

 

ヘアマニキュアは酸性染毛料で髪の毛の内部に作用せずに白髪を染められるヘアカラーとなります。髪の毛の表面をフィルムでコーティングするようなイメージで着色し頭皮にもつけないようにギリギリで塗布していくので頭皮にも髪の毛にも優しいヘアカラーなのです。

 

髪の毛の内部に浸透しないため脱色力はなく明るさは出せません。白髪やベースが明るいとキレイに発色する仕組みとなっています。色味の幅も広く原色のような色味からナチュラルなブラウンやブラックまで選べ、ブリーチなどで全体を明るくしている方はお好みのカラーを楽しめたり白髪が気になる方は地毛に合わせて白髪に色味を入れて馴染ませることもできるのです。

 

髪の毛の表面に着色するタイプなので、ヘアカラーよりも若干退色が早い傾向にあるので定期的なケアが必要となってきます。

 

白髪染めシャンプー&トリートメント

 

白髪染めシャンプー&トリートメントはシャンプーやトリートメントに白髪が染まるように着色量が配合されているタイプのヘアカラーとなります。通常のヘアカラーの退色を防いだり色持ちをサポートするカラーシャンプーの白髪染めバージョンとなっているのです。

 

白髪染めシャンプー&トリートメントは使い方もシャンプーとトリートメントと同じで自宅で手軽に白髪染めができてしまうのが嬉しいポイントです。ベースがシャンプーとトリートメントがメインなので頭皮や髪の毛にも負担が最小限に抑えられているので肌に優しい白髪染めとなります。

 

一度の使用で一気に染まるわけではないため、はじめは数回連続で使用して好みの濃さに調節して白髪に色味を定着させます。一度定着してしまえばその後は連続ではなく、週に数回

使用して色味をキープしつつ新たに根本から生えてくる白髪にもアプローチできるので常にキレイな状態がキープしやすい方法でもあるのです。

 

薄染まりのためはじめて使う初心者さんにも失敗が少なく扱いやすいのでどれで染めようか悩んだらまず試して頂きたい方法の一つです。

 

関連記事はこちら▼
白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めって併用して良いの?白髪対策まとめ

 

ポイント白髪隠し

 

白髪の本数が少なく全体を染めるほどではない方にオススメなのがポイントの白髪隠しになります。これは白髪染めといってもシャンプーで落ちてしまうタイプの白髪染めとなっており、マスカラやファンデーションのようなコスメと同じような形状のものが多く発売されています。

 

顔周りや分け目など白髪が目立つ部分にポイントで塗布して馴染ませるとそこだけ白髪が目立たなくなるのです。コスメ感覚で朝のヘアセットの仕上げなどに使用して白髪をカバーできるので、白髪の割合がまだ少ない方にオススメできます。

 

髪の毛を本当に染めるわけではないので髪の毛や頭皮への負担も気になりません。

4. 自分でもできる白髪をカバーする方法

肌に負担をかけずに自分でも白髪をカバーする方法も詳しくご紹介させていただきます。

 

ポイント白髪隠し

 

1.髪の毛をいつも通りセットする。

 

2.表面や顔周りにある目立つ白髪に対して白髪隠しを塗布していく。

 

3.十分に乾かして馴染ませておく。

 

・塗布量が多いとベタッとしやすく、固まりやすいので少量づつ塗布して足しながら調整してください。

 

・ファンデーションタイプなどは頭皮につきやすいので不自然にならないように塗布量を加減しておく。

 

白髪染めシャンプー

 

1.乾いた状態でブラッシングしてホコリや汚れを浮かせておく。

 

2.シャワーで地肌から時間をかけてたっぷりのお湯ですすいでいく。

 

3.通常のシャンプーを適量出して全体に泡が行き渡るように泡立てていく。

 

4.全体をシャンプーして汚れを落とし、一度シャワーで流していく。

 

5.白髪染めシャンプーを適量出してしっかりと泡立てていく。

 

6.軽くシャンプーしながら全体に泡を行き渡らせる。

 

7.コームやクシなどを使って毛先まで馴染ませていく。

 

8.生え際や分け目など白髪が特に目立つ部分に泡をプラスして多めに乗せる。

 

9.決められた時間を放置する。

 

10.シャワーで流し残しがないようにすすいでいく。

 

・白髪染めシャンプーを使う前に汚れやスタイリング剤を落として泡立ちがいい状態のベースを作ってあげるようにしてください。泡立ちが悪いと白髪染めシャンプーの染まり方がムラになってしまう原因となってしまいます。

 

・白髪染めシャンプーの泡立ちが悪い場合は、シャンプーと水を足して空気を入れるように泡立て直しながら続けていきます。

 

白髪染めトリートメント

 

1.シャンプーの後に髪の毛を絞って水分をとっておく。

 

2.白髪染めトリートメントを適量出して全体に塗布していく。

 

3.コームやクシを使って髪の毛1本1本をコーティングしていくように行き渡らせる。

 

4.白髪の気になる部分にたっぷりと塗布していく。

 

5.規定の時間を放置していく。

 

6.シャワーで流し残しがないようにすすいでいく。

 

・白髪が多い部分にはしっかり色味が定着するように塗布量を多めに乗せておいてください。

 

・白髪染めシャンプーだけでも白髪は染まるのですが、白髪染めトリートメントを併用すると白髪染めシャンプーのムラを補い染まりがあまい部分もカバーできます。できるだけ同じメーカのもので色味を揃えて併用してあげてください。

 

・手で伸ばすだけでは全体に行き渡りにくいので、少し粗目のクシやコームで馴染ませて密着させてください。

5. まとめ

白髪染めを毎月されている方も染める頻度が高くなればなるほど、頭皮への負担や刺激が気になってしまいますよね。ヘアカラーでの白髪染めでないと白髪がは染まらないと思い込んでしまっている方が実は多くいらっしゃいます。

 

白髪染めは年々進化しており、ヘアカラー以外でも一昔前に比べて断然きれいに白髪が染まるように改良されてきているのです。特に白髪染めシャンプーやトリートメントは色味の幅も広がり髪の毛のケアや補修をしながら白髪を染められるようになってきました。

 

しみたりかゆかったりと頭皮の不調をごまかさず、違和感を感じたら白髪染めの方法を変えてみるタイミングかもしれません。なかなか今までの方法を変えるのは勇気がいることかもしれませんが、白髪染めシャンプー&トリートメントならお試し感覚で取り入れやすく気に入らなかった時にはすぐに辞められるのもオススメしやすいポイントとなります。

 

頭皮に負担をかけてしまう心配のある白髪染めですが、綺和美の白髪染めシャンプー&トリートメントなら、頭皮に優しく、髪をいたわりながらデイリーケアで白髪をカバーできます。

 

綺和美の白髪染めシャンプー&トリートメントは、雑誌やネットの口コミでも好評です。定期通販に新規登録すると割引や送料無料、ポイント還元などもあってさらに便利でお得にお使いいただけます。

 

肌に優しい白髪染めは思っているよりもたくさんの種類があるのでご紹介させていただいた中から是非ご自身に合った白髪染めの方法を探してみてください。健やかな頭皮と若々しい白髪の目立たない髪を維持できるお役に立てたら嬉しく思います。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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