髪がキラキラする原因から治す方法まで徹底解説

  1. 白髪の原因・理由

髪のキラキラを治すためには、まずは原因を知ることが大切です。キラキラが生じる原因は、「髪の傷み」「頭皮の傷み」「白髪」の3つであります。

これらを予防・対策をすることにより、キンキン・キラキラ・ギラギラと光る髪のきらめきを抑えられます。

当記事は、下記の方のような方に向けた記事になっています。ぜひ最後までご覧ください。

⒈髪がキラキラと光る原因

髪がキラキラと光る原因は3種類あります。「髪の傷み」「頭皮の傷み」「白髪」です。これらの詳細についてこれから解説をします。

髪の傷みにより、色落ちしてきた

髪がキラキラと光る一つ目の原因としては、染めた髪の毛が色落ちしてしまっていることが挙げられます。
ヘアカラーで染める場合、キューティクルを無理やりこじあけ変形させます。

そしてその中に、染めるための薬剤を注入し、色付けをします。ここでポイントなのが、一度開いたキューティクルは二度と元に戻ることはありません。

キューティクルの傷み

キューティクルの傷みのイメージ画像(右)

引用元:SPM による毛髪損傷評価の試み 高知工科大学

キューティクルが開きっぱなしであるのにもかかわらず、およそ2か月間色落ちしない理由は、中に注入された薬剤同士が化学反応により密接に結びつき合っているためです。

しかし、時間の経過とともに、紫外線や熱、シャンプーなどさまざまな刺激により、”染めている薬剤”の結合力が落ちてきます。これにより、開いているキューティクルの隙間から徐々に色素が抜け落ちます。

そして色素が抜け落ちると、今度は毛髪の内部に空洞ができ、空気が入り込みます。この際に、この空気に光が乱反射をして、キラキラと光って見えてしまうのです。また、単純に色落ちをし、色味が変わった髪の毛がキラキラと光って見える場合もあります。

「空洞に入り込んだ空気の乱反射」「色味が変わった髪の毛」。髪の毛がキラキラと光って見えてしまう原因はこういったところにあります。

2.頭皮の痛みにより、色味が変わった髪の毛が生えてきた

髪がキラキラと光る原因の二つ目は、頭皮の細胞の傷みにより、色味の変わった髪の毛が生えてきているためです。新たに生えてきた黄色やオレンジ色といった色味の髪の毛が、光が当たった際に反射してキラキラ光って見えてしまうのです。

人の髪の毛は、2種類のメラニン色素(着色成分)によって、構成されています。

一つ目は髪を黒色・赤褐色に着色をするユーメラニン(ユーメラニンは2種類)。二つ目は髪を黄赤色に着色するフェオメラニンです(フォメラニンは1種類)。

日本人のように黒色に着色するユーメラニンの比率が高ければ、髪の毛は黒く染まります。一方で、欧米人のように赤褐色に着色をするユーメラニンや黄赤色に着色をするフェオメラニンの比率が高ければ、髪の毛は黄赤色や金色に染まります。度重なるパーマやカラーリングなどで頭皮を傷めてしまったり、ストレスやタバコなどにより頭皮の細胞にダメージを与えてしまったりすると、髪の着色機能が低下します。

着色機能の変化は、新たに生えてくる髪の毛の色味に影響を与えます。

その結果、元々は黒髪だった人が、赤褐色やブラウンなど明るい色味の髪の毛が新たに生えてくるようになります。その色味が明るくなった髪の毛が、日光や電球の光などに当たって反射をし、髪がキラキラと光って見えることがあるのです。

白髪が生えてきた

髪がキラキラと光る三つ目の原因としては、一部の髪の毛が白髪になってしまっていることが挙げられます。

白髪は透明色です。透明色の白髪が太陽光や電球の光などに当たると、当たった光が乱反射をします。これにより、白髪がキラキラと光って見えてしまうのです。

3.髪の毛がキラキラする場合の治し方

 

髪の毛のキラキラを治す方法は、「髪の毛のケアをすること」「頭皮のケアをすること」の2つです。

この章では、髪・頭皮のケアをする3つの方法についてご紹介をします。

なお、白髪が生えてきている方は、染毛剤や染毛料を用いて白髪の着色をして抑えましょう。長期的に白髪の予防・改善をご希望の方は、当サイトの白髪予防・改善法についての記事をご覧ください。

・長期的に白髪の予防・改善をご希望の方
今日からできる!現代医学に基づいた白髪の予防・改善方法 一覧

対策1:頭皮への刺激が少ないシャンプーを使用する

頭皮への刺激が少ないシャンプーとしては、硫酸系(石油系)界面活性剤が入っていないシャンプーが該当します。そういったシャンプーを避けることにより、髪へのダメージを減らせます。

避けるべき理由は、ラウレス硫酸ナトリウムやアンモニウムといった界面活性剤は、洗浄力が強い一方で、頭皮に対する刺激が強いためです。

なお、当然ながら、そういった製品も市販されている以上、一定の安全性は保障されています。

対策2:髪・頭皮をケアしてくれるシャンプーを使用する

髪の毛をすこやかな状態を保つためには、アミノ酸系シャンプーがオススメであります。

なぜなら、アミノ酸系洗浄成分が配合されたアミノ酸系シャンプーは、髪や頭皮への刺激が低刺激であるためです。その理由は、次のとおりです。

⒈アミノ酸は髪や頭皮と同じ弱酸性であるため
⒉アミノ酸には髪への補修効果があるため
⒊アミノ酸は保湿性が高い成分であるため

一方で、BHTやジブチツヒドロキシトルエンといった防腐剤が含まれている製品は、頭皮への刺激が強く髪を傷めやすいため注意をしましょう。

対策3:髪を補修してくれるトリートメントを使用する

PPTやペリセアといった成分が配合された、トリートメントを使いましょう。

なぜなら、髪を補修・保湿してくれる成分であるPPTやペリセアが配合されているためです。PPTとは「タンパク質加水分解物」のことであり、失ったタンパク質を補ってくれる効果があります。

髪の主成分はタンパク質であり、タンパク質が不足をすることにより、髪はさまざまな傷み方をします。したがって、タンパク質を供給してくれるPPT成分が入ったトリートメントは髪に優しいのです。

 

ペリセアには髪の内部までしっかりと浸透をし、毛髪にハリやコシを与える効果があります。

【「ペリセア」のヘアケア機能と効果】
<1>1分間程度の短時間で毛髪内部に浸透します。
<2>毛髪の強度や水分量を健康な状態に戻し、更に、ダメージでやせた毛髪の太さも回復させ、毛髪にハリやコシを与えます。
引用元:高機能化粧品原料「ペリセア」の開発・発売について / プレスリリース – 旭化成

したがって、ヘアケアの一環として、PPTやペリセアが含まれたトリートメントを活用しましょう。

また、洗い流さないトリートメントも効果的です。ドライヤーの熱からのダメージを防いでくれるためです。

4.髪の毛をキラキラさせないための予防法

髪の毛を キラキラさせないための予防法は、次の2つです。
⒈カラーの特性に合わせたケアをする
⒉適切なタオルドライをする
これらのことを実践することにより、髪の毛を傷みづらくすることができます。

予防法1:カラーの特性に合わせたケアをする

カラーリングには、暖色系(ピンク系・赤系・オレンジ系など)と寒色系(青色系・緑色系など)があります。

暖色系は、熱湯や刺激に弱いため、熱湯やシャンプーにより色素が抜けやすい傾向にあります。その理由は、髪を染める染料の粒が小さく、髪内部での定着力が弱いためです。

したがって、熱すぎるお湯での洗浄は控え、ぬるめのお湯で洗浄をするようにしましょう。また、刺激の強いシャンプーの使用を控えましょう。

寒色系は、ドライヤーやヘアアイロンの熱や紫外線に弱いため、ドライヤーやヘアアイロンの使用や紫外線により色素が抜けやすい傾向にあります。

その理由は、髪を染める染料の粒が大きく、粒が髪の内部までしっかりと入らないためです。それにより、熱による刺激や紫外線による酸化で色落ちをしてしまいやすいのです。

したがって、ドライヤーやヘアアイロンの使用頻度や使用時間に注意を払い、使用しすぎないようにしましょう。また、紫外線対策としてUVスプレーを活用したり、帽子をかぶったりしましょう。

予防法2:適切なタオルドライをする

髪を傷めないためには、適切なタオルドライ(タオルでの水分の払拭)が必要です。
入浴後、タオルドライをする際は、髪をゴシゴシしないようにしましょう。

また、まずは頭皮の水分からふき取り、その次に髪の毛の水分をふき取るようにしましょう。しっかりとタオルドライをすることにより、ドライヤーで乾かす時間を減らせ、髪へのダメージを減らせます。

5.まとめ

髪の毛がキラキラと光る原因は、「髪の傷み」「頭皮の傷み」「白髪」の3種類あります。髪の毛がキラキラする場合の対処法は次の3つがあります。

⒈頭皮への刺激が少ないシャンプーを使用する
⒉髪・頭皮をケアしてくれるシャンプーを使用する
⒊髪を補修してくれるトリートメントを使用する

髪の毛をキラキラさせないための予防法は2つあります。

⒈カラーの特性に合わせたケアをする
⒉適切なタオルドライをする

これらの対策法・予防法を実践し、髪の毛のキラキラに対処をしていきましょう。また、良質な睡眠や、栄養に満ちた食生活、運動なども髪の健康をサポートするうえで非常に重要になってきます。それらについても見直しをすると、より効果的です。

・参考文献
髪の構造変化と傷み意識|髪の知識|花王株式会社 ヘアケアサイト
アミノ酸と髪の補修 あんだんてシャンプー
タオルドライの基礎知識と正しいやり方を紹介  ムゲングループ
白髪:美容医療用語集:サ行|銀座ケイスキンクリニック
Humans | Causes of Color

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
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カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
maru_rin

編集者のmaru_rinです。美しく気品ある髪を手に入れるため、私たちにできることはいくつかあります。そのうちのひとつが、ヘアケアについて正しい知識を持つこと。 内側に秘めた気高い心を表現するかのような髪とあなたのビジュアル。その魅力を高めるお手伝いをして参ります。

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