白髪のかゆみはどうしたらおさまる?家庭でできるかゆみケア

  1. 白髪の予防・改善方法

白髪が気になるようになってから、頭皮にかゆみや違和感を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

「白髪の部分がかゆい…」
「白髪染めした後かゆみが増す…」
「なにか頭皮の調子がよくないな…」

このようなお悩みは実は白髪と頭皮のかゆみが関係しているケースも多いのです。

そこで今回は白髪がかゆい原因から自分でもできるケア方法まで詳しくご紹介させていただきます。

なぜ白髪は生えてしまうのか

そもそも白髪はなぜ生えてきてしまうのでしょうか。そのメカニズムからご紹介させていただきます。

髪の毛は本来、毛根にある毛母細胞と呼ばれる細胞で生成されて成長していきその過程でメラノサイトと呼ばれる細胞の働きによってメラニン色素が髪の毛に色を着色して日本人であれば黒〜茶色の髪色として生えてきます。

しかし、このメラノサイトが何かしらの異常が起こってしまい正常に機能していないと、生成された髪の毛に色が着色されないまま成長していってしまうため、これが白髪となって生えて来てしまうのです。

作られたばかりの髪の毛はすべて元々は真っ白な状態で、白髪は色がないだけで他の髪の毛と同様のものなのです。

白髪になってしまう原因としては下記のような原因が考えられています。

・遺伝
・老化
・食生活
・ストレス

原因は一つとは限らず複数の原因が組み合わさってしまっているケースもあり、特定するのは難しい場合もあります。遺伝や老化などどうしても抗えない原因の場合もありますが、身体と同様に普段の日常の習慣やケアによっては予防や軽減もできるケースもあるので一度自分に足りていないケアや習慣を見直してみてください。

白髪は食事で得た栄養を血流によって頭皮や毛根へ運んでいき、髪の毛の生成や成長のサポートをしていきます。そのためバランスのいい食事で髪の毛の成長に必要な栄養を積極的に摂取したり、血流を促進できるような習慣を心がけるのがとても大切なのです。

参照:脱毛症 Q18 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

関連記事はこちら▼
白髪の原因になるメラノサイトが低下したらどうなる?活発にするにはどうしたらいい?

白髪がかゆい原因

白髪がかゆいと感じてしまう原因についても見ていきます。

白髪と黒髪の違い

白髪は統計では黒髪よりも髪の毛自体が太く生えてくるとされています。また断面も偏平だったりといびつな形状をしているケースも多いため、白髪が生えてくる時に毛穴を刺激してしまうのです。

黒髪よりも白髪はゴワつきやすい性質もあり、より刺激を増してしまっている場合もあります。このように成長の過程と白髪の特徴が合わさってかゆみが引き起こされてしまっている場合も多いのです。

頭皮環境の乱れ

白髪が原因と思ってしいたら実は頭皮環境の乱れがかゆみの原因というケースもあります。頭皮はお肌と同様にしてデリケートで敏感な部位なので、少しの摩擦や刺激で炎症を起こしてしまいやすいのです。

お肌に合わないシャンプーやスタイリング剤、紫外線を浴びすぎてしまったりと日常の何気ない変化で傷ませてしまう場合も多いものなのです。

また、ヘアケア不足や栄養不足などで頭皮に栄養が行き渡らない場合や頭皮が清潔に保たれていない場合は頭皮環境が乱れてしまいます。そして皮脂が過剰に分泌してしまったり、毛穴に汚れや皮脂が溜まり刺激となってしまったりと頭皮トラブルの原因となってしまうのです。

頭皮トラブルが原因で炎症が起きてしまい、かゆみの症状が現れているケースもあるのです。

白髪染めによる刺激

白髪染めは1液と2液の2つの薬剤を混ぜ合わせて起こす化学反応を利用して脱色と着色をして白髪に色味を入れる仕組みとなっています。この白髪染めの薬剤にはアルカリ剤や過酸化水素など頭皮に刺激を与えてしまう成分が配合されています。

お肌の強い方であれば問題なく使えるのですが、敏感肌やアトピー体質の方は特に刺激を感じてしまいやすいのです。通常のヘアカラーよりも白髪染めは白髪にしっかりと色味が着色するようにと染料が多く配合されているので、この染料も刺激を強くしてしまう原因でもあるのです。

そのためヘアカラーで染めていた時にはかゆみなどの違和感は気にならなくても、白髪染めをはじめてから頭皮にかゆみが現れてしまう場合もあるのです。

参照:毛染めによる皮膚障害について|公益社団法人日本皮膚科学会

かゆみが出たらやるべきこと

もしすでにかゆみが出てしまっていたら以下の方法でかゆみケアを試してみてください。

頭皮の保湿

頭皮が乾燥していたり水分と油分のバランスが崩れてしまっていると、頭皮にかゆみの症状が出やすくなります。頭皮の水分バランスを整えるためにも保湿ローションなどで水分を補給して潤いを与えてあげてください。

水分と油分はどちらも適度にないと頭皮環境が維持できずトラブルが生じてしまうので注意が必要です。保湿剤はなんでも構わないのですが、頭皮には髪の毛がたくさん生えているので硬いデクスチャーのものでは馴染ませにくいので緩めのテクスチャーのローションタイプがオススメです。

オイルでマッサージ

水分だけではかゆみが収まらず改善がみられない場合は、頭皮用のヘアオイルを使って頭皮に油分を与えて保湿してあげてください。軽くマッサージをしながら頭皮に刷り込むようにして馴染ませると滞った血流も促せます。

オイルはたくさんの種類がありますが、合わないものを使用してしまうと刺激になったりかゆみが増してしまう可能性もあるので、頭皮用のオイルやホホバオイルなど毛穴に詰まりにくく肌に優しく保湿してくれるものがオススメです。

保冷剤で冷やす

頭皮のかゆみが強いとつい掻きすぎてしまったり気にして触れてしまいます。少しでもかゆみをやわらげるように保冷剤にタオルを巻いたり柔らかい氷マクラをあててあげてください。

頭皮を冷やすと幹部が冷え炎症が落ち着き頭皮の血流も低下するのでかゆみが軽減できるのです。冷たすぎると逆に頭皮に刺激を与えてしまうので、タオルやガーゼを使って冷たさを加減してあげてください。

ひどいかゆみが続くなら医療機関の受診

かゆみのケアをしてみても一向に症状が改善せず悪化するようでしたら、一度医療機関
を受診して症状を診ていただいてください。自力で治そうと無理をしてしまうとかえって症状が悪化してしまったり、治りを長引かせてしまう可能性があるので注意が必要です。

かゆみが出ないための習慣

できれば頭皮のかゆみに悩まされたくないですよね。そこでかゆみを起こさないためにできる予防法についてもご紹介させていただきます。

白髪染めの周期を少し長くする

どうしてもすぐに生えてきてしまう白髪をカバーしようすとすると、白髪染めの周期が早くなってしまいます。その分頭皮への負担も増してしまい、炎症やかゆみも原因へと繋がってしまうのです。

白髪染めを施術する頻度自体を減らすとそのリスクを軽減させることもできるのでできる限り先延ばしにして様子をみてみてください。どうしても我慢できない場合は白髪染めシャンプーやトリートメントで次の白髪染めまでカバーして時間を稼ぐ方法も有効です。

肌に負担のかからない白髪染めを選択する

通常のヘアカラーの白髪染めはどうしても頭皮に刺激を与えてしまう可能性が高くなってしまいます。かゆみを誘発させないためにも、普段の白髪染めの方法自体を肌に負担のかからないものに変えておくのも一つの手です。

肌に負担のかからない白髪染めは下記のようなものがあります。

・ヘナ

植物由来100%の白髪染めで、乾燥させたヘナを粉末状にしたものを使って塗布していきます。原料が植物なのでアレルギーの心配も少なく、お肌にも優しいのが特徴の白髪染めです。

・ヘアマニキュア

髪の毛1本1本をコーティングするように着色して白髪を染めるのがヘアマニキュアです。髪の毛の内部を脱色しないであくまで表面に着色するだけなので髪の毛にも優しい白髪染めとなります。

ヘアマニキュアは肌についてしまうとしばらくの間落ちにくくなってしまうので、地肌につかないようにしながら目の細かいコームを使って薬剤を塗布するためお肌への負担もほとんどありません。

・白髪染めシャンプー&トリートメント

シャンプーとトリートメントに染料を配合して、シャンプーとトリートメントとして使うだけで白髪に色が着色する仕組みのカラーが白髪染めシャンプー&トリートメントです。

ベースはシャンプーとトリートメントなので頭皮にも髪の毛にもダメージが少なく、かゆみの症状が出にくい方法になります。

通常の白髪染めよりも染料が薄いため、一度の使用では薄い染まりとなってしまいます。そのため、使いはじめは数回連続使用して染料を重ねていくと少しづつ濃くなり白髪がしっかりと染まるようになるのです。

他の方法よりも自宅でセルフで簡単にできてしまうので、美容室に通う時間がなかなか取れない方にもオススメの白髪染めです。

生活習慣を整える

生活習慣が乱れてしまうと頭皮への血流が悪くなり、栄養が行き渡りにくくなってしまいます。またストレスが過剰にかかってしまったり寝不足などになってしまうとさらに頭皮への血流が悪くなってしまうのです。

毎日の何気ない習慣によって頭皮環境は良くも悪くもなってしまいます。食事、睡眠、運動、ストレスなどの日常の習慣を整えてあげると頭皮はいい状態を保ちやすくなります。

関連記事はこちら▼
頭皮に優しい生活習慣5選!食事や運動から正しいシャンプーまで

定期的に頭皮ケアを取り入れる

髪の毛と違い頭皮のケアを普段から定期的に取り入れていらっしゃる方は特に女性では少ないのが現状です。頭皮のケアはかゆみや炎症を予防するだけではなく、この先に成長してくる髪の毛の健康や美しさも左右するほど重要なヘアケアの一つになります。

頭皮は身体の中でも皮脂の分泌が多い部位でもあり、シャンプーをしても数時間でまた皮脂が出てきてしまうほどです。皮脂は頭皮に残って時間が経つと酸化してしまい、普通のシャンプーだけではなかなか落としきれなくなってしまいます。

それを放置してしまうと頭皮に刺激となったり炎症の元になってしまいます。

そうならないためにも定期的に頭皮のケアを取り入れて普段取り切れなかった皮脂や汚れを除去してあげる方法が有効です。

オススメはスカルプシャンプーでいつもお使いのシャンプーの代わりに使うだけで、普段から汚れを貯めないように清潔な頭皮を維持しやすくなります。頭皮ケアと言われると難しく感じてしまいますが、まずは週にスカルプシャンプーを週に2〜3回程度取り入れる所からはじめてみてください。

まとめ

白髪とかゆみは関係する部分も多く、白髪が生えているからこそ頭皮のかゆみとなってしまうケースも少なくありません。しかし白髪と関係ない部分が原因でかゆみが現れている場合もあるので原因の特定が難しくなります。

そのため普段から頭皮環境をよくしておくとかゆみの症状が出る確率をぐっと低くできるのでいつも行っているケアを一度見直してみてください。

白髪染めシャンプー&トリートメントも、頭皮環境に影響を与えるアイテムです。

特に、綺和美の白髪染めシャンプー&トリートメントは、アミノ酸系洗浄成分と無添加処方で、頭皮に優しく、髪に自然なツヤを与えることが特徴です。

定期購入でさらにお得に、頭皮に優しい白髪染めをお試しください。

売り場を見渡すとたくさんの種類のアイテムが販売されているのでどれにしようか見極めが難しいですよね。迷ってしまったら是非綺和美のシャンプーをお試しください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

記事一覧

あなたへおすすめ