白髪を染めた場合の家庭での髪の洗い方・乾かし方をまとめて紹介します

  1. 白髪染め

白髪は目立ってくるとどうしても白髪染めの頻度が多くなり、頭皮や髪の毛へのダメージが気になってしまいます。少しでも負担を軽くするためにも白髪染め後にできることはないのか気になる所ですよね。

また、白髪染めの持ちもよくなるようなケア方法があればより負担を軽減させられます。白髪を染めて満足してしまっている方がほとんどですが、少しケア方法を知っているだけで白髪染めの持ちや負担が大きく変わってくるのです。

そこで今回は白髪染め後にできるケアや注意点から、白髪の持ちをよくする方法まで詳しくご紹介させていただきます。

白髪染めをすると髪の毛はどうなる

白髪染めは1剤と2剤を混ぜ合わせて起こす科学反応の力を使って白髪色を入れて染まる仕組みとなっています。1剤に配合されているアルカリ剤が髪の毛の表面を覆っているキューティクルを開かせて、髪の毛の内部に過酸化水素と染料が入り込んでいき脱色と着色を行います。

この工程を経て白髪は染まるのですが、髪の毛の内部にも作用するので髪の毛への負担は避けられません。また、髪の毛の表面を保護する役割のキューティクルを薬剤で無理やり開かせてしまうためキューティクルにも負担がかかり剥がれたり開きやすくなってしまったりするのです。

白髪染めとファッションカラーは仕組みとしては同じなのですが、白髪染めは白髪に色をしっかりと入れる分強力な薬剤が使われているためよりダメージが強い特徴も持ち合わせているのです。

ファッションカラーと違い、白髪染めは白髪の生えてくる根本から染まるように頭皮に薬剤がつくようにしてカラー剤を塗布していきます。その分頭皮もダメージを受けやすい点にも注意が必要となるのです。

関連記事はこちら▼
白髪染めのタイプは全部で5種類!特徴や選び方 

白髪染め後に注意点

白髪染めをした後に気をつけておきたい注意点も合わせてご紹介させていただきます。

・24時間はシャンプーを避ける

白髪染めをした後はまだ染料が定着していません。染料が定着していないうちにシャンプーしてしまうとせっかく染めたのにカラー剤が流出してしまい、退色が早まってしまうのです。

完全に定着する48時間シャンプーをしないのが望ましいのですが、2日間髪の毛を洗わない分けにはいかないので白髪染めをした当日はシャンプーを避けて24時間は髪の毛を洗わないようにしてください。

髪の毛を濡らすだけでも染料が流れ出てしまう可能性があるので乾いた状態を維持できるように注意してください。

・特に洗浄力の強いシャンプーは避ける

白髪染めをしてせっかく24時間シャンプーをがまんしても、強い洗浄力のシャンプーを使用してしまうと退色が早まってしまい頭皮や髪の毛へもダメージが大きくなってしまいます。

洗浄力が強いシャンプーは食器用の洗剤と同等の洗浄力を持つものもあり、髪の毛や頭皮に必要な皮脂までも奪ってしまうので白髪染め後のデリケートな状態のときには特に使用を避けたいシャンプーでもあります。

シャンプーの裏の成分表をチェックしてみてラウレス硫酸〜やラウリル硫酸〜などの表記がある場合は注意が必要です。その他にも石けん系などの洗浄成分が含まれていると洗浄力の強いシャンプーなので気をつけてください。

アミノ酸系など洗浄力がマイルドで必要な皮脂を残しつつ洗い流してくれるタイプの洗浄力を持つシャンプーを選ぶようにしてみてください。ココイル〜やラウロイル〜の表記があるものはアミノ酸系の成分なので確認してみてください。

・トリートメントは積極的に取り入れる

白髪染めした後の髪の毛は乾燥しやすくなってしまいます。乾燥してキューティクルが乱れたりするとダメージがひどくなったり色持ちも悪くなりいいことはありません。

そこで白髪染めした後には定期的にトリートメントを自宅でも取り入れて髪の毛に栄養と保湿をして保護すると、手触りがよくなり髪の毛の内部も補修されるのでダメージも軽減できます。

白髪染めした当日は美容室でしっかりとトリートメントをしてもらい、自宅でも髪の毛の様子を見ながらトリートメントを行ってください。

・しっかりと乾かす

白髪染めをした当日は特にキューティクルがまだ閉じきっておらず、髪の毛が濡れていると染料が流出してしまうのです。そうするとタオルや枕カバーに色が移ってしまうので注意が必要です。

白髪染めをしてしばらくはオーバードライにならない程度にしっかりとドライヤーで乾かすようにしてください。ドライヤーで乾かす前にアウトバスのヘアトリートメントを使用してドライヤーの熱から髪の毛を守り、水分が蒸発しないようにしておくケアもオススメです。

関連記事はこちら▼
トリートメントという選択。白髪染めで髪の毛を痛ませない方法があるんです!

白髪染め後のケア方法

白髪染めをして自宅でケアするにはそんなやり方をしたらよいのか難しいですよね。そこで自分で行うホームケアについてもご紹介させていただきます。

シャンプー

1.乾いている状態の髪の毛をブラシでとかして毛先の絡まりをほどいておく。

2.36〜38℃に設定したシャワーで地肌から洗うように、たっぷりのお湯を使って時間をかけてすすいでいく。

3.シャンプーを適量出して頭皮からモコモコに泡立てていく。泡立ちが悪い場合は一度シャワーで流してから再度泡立て直していく。

4.しっかりと泡立ったら全体をシャンプーして軽めに汚れを落としていく。

5.シャンプーを一度シャワーで流していく。

6.再度シャンプーを適量出して頭皮からモコモコになるように泡立てていく。

7.頭皮全体を優しく洗い、シャワーですすぎ残しがないように流していく。

ポイント

・白髪染め後は特にシャンプーは洗浄力のマイルドなものを選ぶようにしてください。

・お湯の温度が熱すぎてしまうと髪の毛や頭皮に負担が掛かるだけではなく退色が早まってしまうので、36〜38℃を目安に温度設定してください。

・気持ちがいいからとついゴシゴシと力強く洗ってしまいがちですが、白髪染め後の頭皮はとてもデリケートな状態なので力を入れすぎず優しく洗い上げてください。

・必要以上の回数シャンプーをするとせっかく入れた色素が抜けてしまう原因となってしまうため、1〜2回程度のシャンプーでキレイに洗えるように心がけてください。

トリートメント

1.シャンプーが終わった後に髪の毛を絞っておく。

2.中間から毛先にトリートメントを馴染ませていく。コームなどを使って全体に行き渡るようにとかしていく。

3.全体にトリートメントが馴染んだら少し時間を放置していく。

4.時間が経ったらシャワーですすぎ残しがないように念入りにすすいでいく。

ポイント

・トリートメントが馴染みやすいように水分はある程度きっておいてください。

・頭皮にトリートメントがつくと毛穴の詰まりやベタつきの原因になってしまうので、中間から毛先のパサついてダメージを受けやすい部分に馴染ませていきます。コームでとかすと髪の毛1本1本コーティングしてくれるので是非併用してみてください。

・トリートメントの種類によって定められた放置時間があるので、その推奨されている時間をしっかり放置してトリートメントの効果を最大限活かせるようにしてください。

・時間に余裕のある時にはタオルターバンをしてトリートメントの放置時間の間、浴槽で入浴する方法もスチーム効果でよりトリートメント効果をアップさせるのでオススメです。

▼髪の毛の乾かし方のコツ

1.優しくタオルドライしてしっかりと水分を拭き取っておく。

2.粗めのブラシやコームを使って分け目を決めて、絡まりをほどき整えておく。

3.中間から毛先を中心にアウトバストリートメントを馴染ませる。

4.地肌や根本付近を中心にドライヤーをあて、乾かしていく。

5.8割程度乾いてきたら中間から毛先にもドライヤーの風をあて乾かしていく。

6.全体が9割程度乾いたらドライヤーを冷風にして上から下へ向かって風をあて、仕上げていく。

7.全体が乾いたらアウトバストリートメントをほんの少量手のひらに馴染ませてそのままパサつきやすい部分に塗布する。

ポイント

・ドライヤーを使う前には必ずアウトバストリートメントをつけるようにしてください。髪の毛は熱に弱く乾燥しやすいので、アウトバストリートメントで保護して熱から守りつつ水分の保持もしてくれるケアなので欠かさずつけるようにしてください。

・ドライヤーと頭皮の距離は20〜30センチ離して軽く左右に振りながら乾かしてください。ずっと同じ部分に近距離でドライヤーの熱があたると頭皮も髪の毛もダメージを受けてしまいます。

・頭皮を乾かすようなイメージでドライヤーの風をあてます。後頭部や首元など髪の毛が多い部分は乾きにくいので注意しながら乾かしてください。毛先やダメージを受けてしまって傷んでいる部分は乾燥してパサつくので最後に乾かしてください。

・仕上げに冷風をあてると乾いた状態のままの形をキープでき、キューティクルを引き締める効果があります。

次回までキレイを保つために…

白髪染めをすると3週間から1ヶ月程度でまた白髪が根本から生えてきてしまい気になってしまいます。白髪の量が増えれば増えるほど気になってくるスピードが早まってしまうのです。そこで次回の白髪染めまでキレイを保ちたい時にオススメなのが、白髪染めシャンプー&トリートメントです。

白髪染めシャンプー&トリートメントはいつもお使いのシャンプー&トリートメントの代わりに使うだけで白髪が染まるアイテムです。髪の毛への負担も少なく自分でも手軽に染まられてしまうので白髪染めが1ヶ月持たなくて困っている方にもオススメのアイテムになります。

白髪染めシャンプー&トリートメントはシャンプーとトリートメントがベースでそこに色素が配合されているタイプのカラーになります。そのため通常の白髪染めのように一発でキレイに染めることはできません。

初めての使用時は数回連続で使用して色味を調整しなくてはなりませんが、その分慣れていなくても失敗が少ない点はメリットです。

参照:毛染めによる皮膚障害について|公益社団法人日本皮膚科学会

まとめ

白髪染めをするとどうしても頻繁にカラーをしなくてはならず、髪の毛にも頭皮にも負担をかけてしまい不安ですよね。白髪は一度染めるとどんどん生えてきて染めないわけにはいかず、でもダメージが気になると板挟みになってしまう方も多いものです。

その負担を少しでも和らげるには自宅でのアフターケアが重要となってきます。シャンプー&トリートメントや乾かし方など少しのやり方やポイントを気をつけるだけでも、日々の積み重ねで時間が経った時の負担が全く違ってくるのです。

それでも白髪染めへのダメージが気になってしまう方にオススメなのが、綺和美の白髪染めシャンプー&トリートメントです。綺和美の白髪染めシャンプー&トリートメントは無添加の優しい成分で構成されており、保湿成分などが豊富に配合されているので連続して使用しても髪の毛や頭皮への負担が少なくしっかりと白髪に色を入れられます。定期的に使用していると生えてきた白髪に常に色素が着色するようになるので、根本の白髪が目立ちにくくキレイな状態が維持できるのです。

自分でのホームケアなど試しても髪の毛や頭皮への負担が気になったときには是非お試しください。

  •                

    ROOT VANISH 白髪染めカラーシャンプー送料無料

    20種類の天然エキスと5種類の天然オイルで 髪と頭皮を最大限いたわりながらゆっくり染める
    • 頭皮・髪にやさしい無添加・ノンシリコーン
    • ナチュラル成分にこだわった20種類の天然植物エキス配合
    • 安心を追求した無添加&高品質
  •                

    ROOT VANISH ダメージヘア用コンディショナー送料無料

    ノーベル賞受賞成分×特許取得製法で 頭皮・髪をいたわりながら退色を防ぐ
    • 高機能成分配合で頭皮・髪をいたわりながらしっかりケア
    • サロンクオリティの美しい髪へと導く
    • 白髪染めだけでなくカラーリングの回数も減らす

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

記事一覧

あなたへおすすめ