髪の毛をサラツヤにする方法はあるの?自宅でできる方法をご紹介

  1. ケア

髪の毛がきれいだと感じる人のイメージはサラサラでツヤのある髪ではないでしょうか。髪の毛がサラツヤなのは、誰しもが理想としている髪質だと思います。
しかし、ダメージで髪が傷んでいたり乾燥してパサついたりしている髪の毛で悩んでいる人も少なくありません。
そこで、今回は自宅でできる髪の毛をサラツヤにする方法について詳しくご紹介します。髪の毛をサラツヤにしたいとお悩みの人はぜひ参考にしてみてください。

1.髪の毛がサラツヤでないと傷んでいる状態なの?

髪の毛がサラツヤでないと傷んでいる状態なの?

髪の毛は、夏が傷みやすいと思いがちですが、紫外線は一年中降り注いでいたり冬は空気が乾燥していたりするため、季節関係なくダメージを受けています。そして、髪の毛には自然治癒力がないため、私たちがケアしてあげないとどんどんダメージは進行していくのです。
髪が傷んでいるのは、髪の表面にあるキューティクルに激しい損傷が起こっている場合が多いとされています。キューティクルに損傷があると、髪の内部のたんぱく質が流出してしまい、水分が保持できずどんどん傷んでいくのです。
サラツヤの髪は、このような痛みがない状態です。したがって、指通りが悪い髪の毛や乾燥してパサついている髪の毛は痛んでいる状態と言えます。

2.髪の毛が傷む原因を知ろう

髪の毛が傷む原因を知ろう

まずは、髪の毛が痛む原因について説明します。日常のちょっとしたケアの怠りなどが原因にもなりますので気をつけてください。

濡れた髪をすぐに乾かさない

髪の毛が濡れているときは、キューティクルが開いている状態です。キューティクルが開いていると、水分や栄養素が髪の内側からどんどん流出してしまいます。
そのため、濡れている状態で放置していると、髪の内部の水分はなくなり、髪は乾燥してパサパサしてしまうのです。また、髪を乾かさず寝るのも良くありません。
濡れた髪と枕とで摩擦が起き、キューティクルにダメージを与えてしまうので注意が必要です。

ドライヤーなどの熱ダメージ

ドライヤーなどの熱は毛髪にダメージを与える原因の一つです。もともと髪の毛は熱に弱い特徴があります。
また、先ほどもお話ししたように濡れた状態もダメージを受けやすいため、ドライヤーで乾かす前には必ずタオルドライをしっかり行わなければいけません。
また、ヘアアイロンの熱にも気をつけてください。200℃以上設定できるヘアアイロンもありますが、180℃以上では使用しないようにしましょう。

パーマやカラーを繰り返す

パーマやカラーを繰り返している髪は少しずつ弱くなっている可能性があります。人の髪は弱酸性です。
そのため、アルカリ性でできているカラー剤やパーマ剤にはダメージを受けます。パーマやヘアカラーを1回するごとに、髪の毛は約0.03mm細くなっているとも言われています。

紫外線対策をしない

髪の毛は紫外線からのダメージを大きく受けます。紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいるため注意が必要です。
紫外線のダメージを蓄積させると、枝毛や切れ毛、パサつきなどさまざまなトラブルの原因になります。ドライヤーやヘアアイロンなどと同じ熱のダメージを与え、髪のタンパク質の組織を変化させてしまいます。
さらにダメージが進むと、髪の内部が空洞化されてしまう可能性もあるのです。また、肌の日焼けと同じように髪も乾燥します。
そのため、肌のケアと同じように髪もUVケアや保湿対策が必要なのです。

生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れていると、髪にも現れます。頭皮が健康でなければ健康な髪は生えてきません。
寝不足やバランスの摂れていない食生活、ストレスが原因の血行不良などは髪に必要な栄養が行き届かずパサつく原因になります。とくに睡眠中は髪を育てる成長ホルモンが分泌されるため、寝不足は大きなダメージを与えます。
また、アルコールの過剰摂取や喫煙も血液を滞らせるため、頭皮の健康状態に悪影響を与えるため注意が必要です。

加齢

加齢は、生きていくうえで避けて通ることはできません。もちろん、髪の健康状態にも影響はあります。
しかし、「加齢だから…」と諦めるのではなく、できる範囲で対策を行いましょう。加齢とともに、クセ毛や潤いがなくなることはよくあることですが、次に紹介する方法で髪を守ってあげると、影響は最小限に抑えられます。

3.自宅でできる髪をサラツヤにする方法

自宅でできる髪をサラツヤにする方法

ここからは、自宅でできる髪をサラツヤにする方法をご紹介します。自宅で簡単にできるものばかりですのでぜひ参考にして試してみてください。

シャンプー前のブラッシングをしっかり行う

シャンプー前のブラッシングはあまりしないという人もいるかもしれませんが、実はとても大切な準備の一つです。ブラッシングをすることによって、髪の毛についたホコリや汚れを落としたり浮かせたりします。
また、ブラッシングで頭皮のマッサージ効果も期待できるのです。ブラシの刺激で、血流がアップして栄養が行き届くようになります。
マッサージ効果は一度のブラッシングで良くなるものではありませんので、毎日続けることで美髪に近づきます。

ヘアブラシを良いものにしてみても効果はアップします。

シャンプーの仕方を見直す

シャンプーはただ洗えばいいわけではありません。正しいやり方があるのでチェックしてください。
まず、予洗いはしっかり行います。頭皮や髪についた汚れは、予洗いの段階でかなりきれいに落とせます。ただ髪を濡らすだけでなく、2~3分ほどかけて予洗いをしてください。
シャンプーはしっかり泡立ててから髪につけます。たっぷりの泡には摩擦を防ぐ効果があります。また、しっかり泡立てて髪につけることで、ムラをなくすことが可能です。
泡立てが苦手だと感じる人は、泡で出てくるシャンプーなども検討してみましょう。

頭皮ケアをする

健康な髪を生やすためには頭皮環境を整えておくことが大切です。頭皮は、健康的な髪を作る土台となる場所です。
したがって、頭皮が硬いと血流が滞り、必要な栄養素が満足に運ばれません。頭皮が硬いを自覚がある人はとくに念入りに頭皮マッサージを行いましょう。
頭皮マッサージは、指の腹を使って頭皮を揉みます。このとき、頭皮から指は離さず、地肌を引き上げるように動かすのがポイントです。
上へ持ち上げるようなイメージでマッサージすると、リフトアップ効果も期待できます。健康な髪づくりに効果的な頭皮洗浄もおすすめです。

髪のケアも怠らない

髪のケアを怠らないため、アウトバストリートメントなどで髪を労ることも大切です。アウトバストリートメントとは、お風呂の外で使うトリートメントのことを言います。
オイル系が一般的でしたが、最近ではクリームタイプやミルクタイプなど種類もさまざまなので、自分が使いやすいものを選びましょう。自分のなりたい髪質に合わせても選べます。
髪のケアとして、トリートメント以外にも紫外線対策や帽子を被ってUVケアをすることも効果的です。
また、髪を伸ばし中の人は、美容院に行く頻度も少なくなり髪を放置状態にしていませんでしょうか。もちろん、一度ダメージを受けた髪を元に戻すことは難しいですが、髪を伸ばしていても、定期的に美容院に行き、傷んでいる部分を切ってもらうなどのサロンでのお手入れも効果的です。

規則正しい生活習慣を送る

規則正しい生活習慣は、髪を健康的にするだけでなく自分の体の健康状態にも繋がります。健康な体で生活したいなら、日頃から気をつけて生活しましょう。

①良質な睡眠

睡眠中は成長ホルモンの分泌が増えます。したがって、良質な睡眠を十分に取ることで、髪だけでなく肌の修復にも繋がるのです。
寝ている間に髪が栄養や美容成分を吸収するため、髪の内側からきれいになれます。
睡眠時間をしっかり確保することはもちろんですが、良質な睡眠が取れるように工夫することも大切です。たとえば、自分がリラックスできる香りを楽しんでみたり、心地良い音楽を聞いたりするなど睡眠環境を整えてみるのもおすすめです。

②ストレスのない生活を心がける

ストレスが溜まると自律神経が乱れて頭皮にも悪影響を及ぼします。血行も悪くなり、必要な栄養が髪の隅々まで届かなくなり、頭皮が硬くなって血行が悪くなることもあるのです。
自律神経が乱れると、抜け毛に繋がるとも言われています。現代社会において、ストレスをなくすことはなかなか難しいことですが、お風呂でのリラックスタイムを作ったり、お休みは自分の趣味に没頭したり、なるべくストレスを溜め込まないように生活してください。

③バランスの摂れた食事

髪は、自分が食べる食事から栄養を補給しています。髪の健康だけでなく、健康的な体を維持するためにもバランスのとれた食事は重要です。
髪を健康的に保つのにおすすめの栄養素は、タンパク質や亜鉛、ビタミンC、ビオチンなどを積極的に摂取しましょう。栄養面だけを見て、極端に摂取するのではなく、全体的にみて、肉と野菜をしっかりとれるバランスの良い食事を心がけることが大切です。

4.サラツヤ髪を保つためのブローの仕方をご紹介

サラツヤ髪を保つためのブローの仕方をご紹介

美容院帰りは、いつも髪がサラツヤで美しいと感じたことはありませんか?それは、美容師さんが、しっかりブローをしてくれているからです。
プロの技だと諦めている人もいるかもしれませんが、コツを掴めば自宅でも簡単にブローを実践でき、美しく健康的な髪になります。

1)洗い流さないトリートメントをつける
まずは流さないトリートメントをつけて髪の状態を整えます。洗い流さないトリートメントはドライヤーの熱から髪を守ったり、乾燥によるパサつきを防いでくれるのです。
また、水分量がアップするため、静電気の発生も予防してくれます。

2)ドライヤーである程度乾かす
ドライヤーで全体の7割程度を乾かします。乾かす順番は、根元から乾かしていきます。
根元をキレイに乾かすことができれば、毛先のブローも上手くいきます。

3)髪が乾いたら細かくブロッキング
髪がある程度乾いたら、少し面倒ではありますが細かくブロッキングしましょう。ダッカールを使ってブロッキングし、一度にブローする量を調節しましょう。

4)ブラシとドライヤーの風が当たる向きに気をつける
ドライヤーをあてながらブローをする時は、内側の髪からブラシですくって、ドライヤーの風がブラシの上部にあたるように乾かしていきます。ブラシに取った髪は、髪にテンションがかかるように(少し引っ張るようなイメージ)ドライヤーの風をブラシに当てます。
この時に、できるだけキューティクルの流れに沿って風を当てましょう。かならずドライヤーは上から当てましょう。

5)最後に冷風をあてる
ドライヤーをずっとあてていると、髪にダメージを与え続けているのも同じです。熱がこもらないように、冷風をあてて髪の温度を下げます。
冷風を当てることで開いていたキューティクルが閉じ、スタイルキープ力も上がります。

5.まとめ

髪は一度傷んでしまうと元通りに戻すことは難しいのが現実です。しかし、日頃の生活状態やケア方法に気をつければ髪をサラツヤにすることは可能です。
今回ご紹介したサラツヤにする方法を参考にして、少しでも健康な髪を維持してみてくださいね!

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

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カラーをキープする

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毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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