髪の毛を早く伸ばす方法ってあるの?必要なケアをご紹介

  1. 薄毛予防・解決策

髪を思った以上に短く切り過ぎた人や早くロングヘアーにしたいと思っている人は、早く伸ばす方法があれば知りたいと思ったことはありませんか?
髪が伸びる速さはだいたい決まっているのですが、日々の生活習慣や何気なくしているヘアセットなどで伸びる過程を邪魔しているかもしれません。
そこで今回は、髪の毛を早く伸ばす方法についてご紹介します。健康的な髪を少しでも早く伸ばしたい人はぜひ参考にしてみてください。

1.髪はどのくらいの早さで伸びているのか

髪はどのくらいの早さで伸びているのか

髪が伸びる速さはだいたい決まっていて、日本人の髪の毛は、1日に0.3~0.4mm伸びると言われています。つまり3日で1mm、1ヶ月で1cm、1年で12cm伸びるのです。
ショートヘアの人が腰のあたりまで髪を伸ばすには5年ほどの期間が必要ということになります。また髪は、女性ホルモンの影響で、男性より女性のほうが早く伸びるといわれています。
これを基準に髪の伸びるスピードが早い人と遅い人の違いについてみていきましょう。

2.髪が早く伸びる人と遅い人の違いは何か?

髪が早く伸びる人と遅い人の違いは何か?

髪が早く伸びる人と遅い人の違いについてご説明していきます。人それぞれ伸びるスピードは違いますが、生活習慣などの違いで伸び方により差が生まれることもありますので参考にしてみてください。

血行の違い

頭皮の血行が悪いと髪が伸びる妨げになります。それは血管が詰まっていると髪に必要な栄養分が運ばれないからです。
髪の毛の成長には、タンパク質や亜鉛、ビタミンなどの栄養が必要です。これらの栄養は血液によって頭皮に運ばれます。
しかし、血行が悪ければ頭皮は栄養不足となり成長できなくなるのです。

食事の違い

髪の毛は私たちの食事から栄養を摂取します。そのため、日々の食事が非常に大切なのです。
髪の毛の成長スピードが正常な人は、偏った食事をしていません。また、タンパク質や亜鉛、ビタミンなど髪に必要な栄養をバランス良く摂取しています。
また、髪の毛はほぼタンパク質でできているため、タンパク質が不足すると健康な髪が生えてこなくなります。それぞれの栄養素が髪の成長に必要不可欠なので、どれか一つでも欠けると髪の成長スピードは遅くなるのです。

睡眠の質の違い

髪の成長には睡眠中に分泌される成長ホルモンが大きく関わっています。睡眠不足の人は、睡眠中の成長ホルモンが十分に分泌されないため、髪の毛の成長スピードは遅くなります。
成長ホルモンは眠りの深いときに多く分泌されます。そのため、日々質の良い睡眠を心がけることが大切です。

3.髪の毛を早く伸ばす方法とは?

髪の毛を早く伸ばす方法とは?

ここからは、髪の毛を早く伸ばす方法についてご説明します。体の健康を守るのと同じように、髪の健康にも気をつけながら過ごしていきましょう。

バランスの良い食事を心がける

先ほどもお話ししましたが、髪の健康にはバランスの良い食事が大切です。髪の毛に必要な栄養素を積極的に摂りましょう。
髪の成長に必要な栄養素が不足すると、抜け毛や切れ毛といったトラブルに繋がります。タンパク質や亜鉛、ビタミンなどは積極的に摂取してください。
また、髪が育ちやすい頭皮環境を整えることも大切です。

質の良い睡眠をとる

睡眠中に分泌される成長ホルモンを増やすため、質の良い睡眠を心がけましょう。質の良い睡眠にするために、以下のことに気をつけるとより良質な睡眠が期待できます。

    • 食事は就寝3時間前までに済ませる
    • ぬるめの入浴でリラックスする
    • 就寝30分前からはスマホを見ない
    • 就寝前はアルコールやカフェインの摂取を控える
    • 肌触りのいい寝具を選ぶ

睡眠環境を整えると、副交感神経を優位に働かせることができます。その結果、質の良い睡眠にもつながります。

定期的な運動を心がける

定期的な運動をすると体の血流が促進されます。すると、頭皮への栄養素の供給もスムーズになります。
日常的に運動する習慣がない人も、毎日できることを続けてみましょう。ハードな運動は必要ありません。
お風呂上がりのストレッチや軽い筋トレ、ウォーキングやヨガなど負担の少ないものでも効果は期待できます。続けることで代謝もアップしますので、髪に栄養素も届きやすくなるでしょう。

できるだけストレスを溜めない

ストレスが溜まると、自律神経が乱れ、血流が悪くなります。これは、頭皮にも大きな影響を与えます。
血流が悪くなると、栄養不足や成長サイクルを乱す可能性もあるのです。成長サイクルが乱れると、髪の毛が十分に成長できず、抜け毛や白髪などのトラブルの原因にもなります。
ストレスを感じない生活は難しいと思いますが、自分で上手に発散できる方法を見つけておくと安心です。

頭皮に合わせたシャンプーを選ぶ

頭皮環境を整えるには、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことも大切です。頭皮を清潔にしておかないと、健康な髪は育ちません。
髪を早く伸ばしたいなら育毛シャンプー、頭皮がべたつきやすい人はアルコール系のシャンプー、頭皮が乾燥しやすい人はアミノ酸系のシャンプーというように使い分けてみましょう。
洗浄力が高いシャンプーだと毛穴の汚れもしっかり落としてくれます。

頭皮マッサージを行う

頭皮が硬い人は、頭皮マッサージでほぐしましょう。頭皮マッサージをすることで血流を改善させる効果があります。
頭皮の血流が滞ると、必要な栄養が届かなかったり髪の成長の妨げになったりします。また、今生えている髪が抜けやすくなる可能性もあるのです。
頭皮マッサージは、毛穴が開きやすい入浴中や洗髪中がおすすめです。力強くマッサージする必要はありませんので、自分が心地良いと感じるくらいの力でもみほぐすようにマッサージを行いましょう。

オイルやコンディショナーで保湿する

髪を健康的に伸ばすには髪を守るアイテムを使うのもおすすめです。例えば、オイルやコンディショナーなどで保湿ケアを行うのも効果的です。
髪が乾燥しないようにケアするだけでも、健康的に髪は成長します。髪は乾燥するとダメージが大きいので、保湿対策はしっかり行いましょう。
パサつきのない髪は、見た目の印象も良くなります。

紫外線対策を行う

髪は一年中紫外線を浴びています。そのため、紫外線対策は夏だけでなく冬もしっかり行いましょう。
頭皮は顔よりも影響を受けています。そのため、頭皮の日焼けはかゆみや炎症を起こしやすくなります。
また、肌と同じように紫外線を浴びた頭皮は酸化するため、髪の成長が妨げられる可能性もあるのです。UVスプレーや帽子を被るなど、紫外線対策は日頃から行っておくと安心です。

育毛剤を使う

育毛剤はその名の通り、髪を育てることを目的としたものです。新しい髪の毛を増やすことは期待できませんが、頭皮トラブルの予防などもでき、髪が成長しやすい頭皮環境を作ることができます。
使用するタイミングは、お風呂上がりが最適です。シャンプーをして、頭皮に汚れがない状態で使用すると、より浸透するため効果が期待できます。質の良いシャンプーは育毛にも良い効果がありますので、シャンプーのブランドチェンジも検討してみてはいかがでしょうか。

4.髪を伸ばすのに妨げになるNG行動とは?

髪を伸ばすのに妨げになるNG行動とは?

ここからは、髪を伸ばすのに妨げになるNG行動についてご説明します。普段何気なくしていることが実はNG行動ではないか、確認してみてください。

朝風呂が習慣化している

頭皮環境をきれいに保つには、汚れを溜めないことが重要です。1日の皮脂や汚れは、その日のうちにきれいにするのがベストです。
朝風呂が習慣化している人は、1日の汚れを次の日に持ち越しています。これでは、睡眠中にせっかく成長ホルモンが分泌しても毛穴が詰まってしまい頭皮環境を悪くしてしまいます。
また、入浴後に保湿ケアをしておくことで髪を美しく保つこともできますので忘れずにしましょう。

180℃以上のアイロンやコテを使用している

髪の毛は熱に弱いため、アイロンやコテの扱いには気をつける必要があります。アイロンの温度は180℃までにしましょう。
180℃以上の設定ができるものもありますが、高い温度は切れ毛の原因になります。できれば150℃くらいがおすすめです。
切れ毛が増えると、髪が伸びにくくなってしまいますので、設定温度には気をつけましょう。

ストレートアイロンで引っ張っている

クセ毛の人などは、毎日ストレートアイロンを使っている人も多いかもしれません。ストレートアイロンはある程度引っ張りながら使用するため、髪へのダメージが大きい可能性があります。
髪は熱や強い力で引っ張られることに弱いため注意が必要です。クセ毛を直したくて毎日使用している人も、無理な力で引っ張るのは避け、やさしく伸ばすようにして使いましょう。

サプリメントを多く摂取している

髪にはさまざまな栄養が必要です。その栄養を、全て食事から取るのは、好き嫌いが激しい人などは難しいかもしれません。
良くいわれるのが、必要な栄養をサプリメントから摂取しているという話しです。しかし、サプリメントには栄養を体に吸収するための酵素があまり含まれていないことがあります。
そのため、思っている以上に栄養が体内に吸収されず、体の外へ排出されている可能性もあるのです。健康的にしっかり栄養を吸収したいなら、できれば食事からしっかり摂取しましょう。
サプリメントはあくまで補うことを目的にし、頼り過ぎないようにするのが大切です。

髪をいつも結んでいる

髪が長い人は、髪を結ぶことが多いと思いますが、実は髪を結ぶのは髪の成長を妨げている可能性もあります。髪を結んでいる時間は、頭皮や毛根に負担をかけている状態です。
そのため、できるだけ髪は結ばない方がいいのですが、どうしても結ぶ場合は短時間にするか、あまりキツく結ばないようにするのがおすすめです。
長時間、キツく結んでいると毛が細くなったり抜け毛の原因になったりして頭皮が炎症を起こすリスクが高くなります。

5.まとめ

髪の毛は毎日少しずつ伸びています。しかし、伸びるスピードは日々の生活習慣やヘアケアによって違いがあるのです。
少しでも早く伸ばしたいなら、髪の成り立ちを知った上で、髪が伸びる環境として良好な、規則正しい生活を送りましょう。また、ストレスを溜めないことや、紫外線対策なども忘れずに行うことも大切です。
美しい髪は年齢を重ねると自然と伸びてくるものではありません。今回ご紹介した、NG行動などを参考に健康的な美髪を目指してみてくださいね!

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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