スタイリングしても・・・・・・ ”アホ毛”と呼ばれる髪をなくす方法

  1. 薄毛予防・解決策

スタイリングで一生懸命ごまかしても、その場ではキレイに決まっても時間が経つとヒョコッっと主張してきてしまうアホ毛にお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

湿度が高くなったり雨がふるとさらにホワホワと出てきてしまう厄介者です。アホ毛が出ているだけでだらしない印象になってしまいますし、周りの目線も気になってしまってストレスですよね。

 

そこで今回はアホ毛はなぜ出てきてしまうのかというところから、対策や予防法まで詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。

 

1. どうしてアホ毛がでてくるの?

女性

まずはなぜアホ毛が出てきてしまうのかという点からご説明させていただきます。アホ毛の原因は大きく分けると2つの要因があるとされているのです。

 

ヘアサイクルが乱れてしまっている

 

髪の毛は成長していき抜け落ちるまでの期間をヘアサイクルと言います。このヘアサイクルは成長期→退行期→休止期の順に進んでいき、女性の方の平均では4〜6年かけて一周するとされているのです。

 

成長期…成長期では髪の毛が成長して伸びていく時期で全体の髪の毛の約85〜90%がこの時期にあり、ヘアサイクルのほとんどの期間がこの成長期にあたります。

 

この時に毛根にある毛母細胞が活発に細胞分裂しており、どんどん髪の毛を生成しているのです。

 

退行期…退行期にはいると毛母細胞の細胞分裂するペースがダウンしていき、髪の毛を作り出す力が弱まってきます。この期間にあたる髪の毛は全体の約10〜15%とされていて、3週間ほどの間続きます。

 

休止期…休止期に入ると毛母細胞の分裂が完全にストップしてしまい、髪の毛が全く生成されなくなってしまうのです。髪の毛全体の1%がこの時期にあり、3ヶ月ほどの期間を休止期となります。

 

この休止期は次のヘアサイクルの入るための準備も同時に行われており、毛穴の奥では次に生えてくる新たな髪の毛が生成されています。新しい髪の毛は古い髪の毛を押し出すような形で成長していき、そのまま古い髪の毛は抜け落ちそのまま新しいヘアサイクルへと突入していくのです。

 

このような仕組みで髪の毛は生成されていますが、この毛根や毛母細胞に何らかの異常が起きるとヘアサイクルが乱れてしまって、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちてしまいます。抜け落ちた髪の毛のあとからまた新しい髪の毛が生えてきて、その成長過程で短い髪の毛がアホ毛と捉えられてしまうのです。

髪の毛は1日何本以上抜けたら危険信号になるの?自分でできるセルフ抜け毛対策で髪を大切に

 

アホ毛は誰の髪の毛にも存在しますが通常のヘアサイクルのペースではそこまで目立たない事が多いです。しかしヘアサイクルの異常が起きてしまいサイクルの期間が短くなってしまうと、抜け落ちるペースも早くなりアホ毛の本数が増えてしまいます。

 

本数が増えてしまうとどうしても悪目立ちしてしまうので、アホ毛が気になってしまうという悪循環となるのです。

毛周期(ヘアサイクル)については日本皮膚科学会の公式Webサイトもおすすめします。

 

ダメージで切れ毛になってしまっている

 

ヘアカラー、ブリーチ、パーマの施術やストレートアイロン、コテなどの熱の力を使ったセットなどにより髪の毛はダメージを受けてしまっています。髪の毛はダメージを受けすぎてしまうと枝毛や切れ毛の原因に繋がってしまいます。

 

髪の毛の途中でちぎれてしまい短い毛が増えてしまったり、ダメージがひどくブラッシングやケアの際に引っかかりやすくなり抜けたり切れたりとしてしまうとアホ毛が増えてしまうのです。

 

2. アホ毛の隠し方

女性

アホ毛は伸びかけの短い髪の毛なので、長さがある程度伸びてきてくれるまでどうしても目立ちやすくなってしまいます。気になる場合は長さが十分に伸びて目立たなくなるまで、うまくカバーしながら過ごさなくてはなりません。

 

やり方を間違ってしまうとせっかくセットしたのにあとからアホ毛が出てきてしまったり、余計に目立たせてしまうこともあるのです。上手なアホ毛の隠し方をご紹介させていただきます。

 

ドライヤーでセット

 

アホ毛をカバーするためには、まずは朝のセットの段階でアホ毛が出にくいベースを作っておく必要があります。

 

1.髪の毛のアホ毛が出ている部分を中心に、根元から濡らしていく。(濡らし方が足りないとクセが直らないのでしっかりめに濡らしておく)

 

2.目の細かいコームなどを使ってアホ毛を寝かせるようにとかしておく。

 

3.ドライヤーの温風を頭のてっぺんから下へ向けてあてて、アホ毛が寝るように加減しながらドライヤーをあてていく。(この時にアホ毛が立つような角度でドライヤーをあててしまうとアホ毛が余計に目立ってしまうので注意が必用です)

 

4.濡らした部分が乾いたらドライヤーを冷風にして同様の角度で風をあてて冷ましていく。(濡らした部分が半乾きだと自然乾燥した時に、アホ毛が立ち上がってきてしまい目立ってしまうので要注意です。仕上げに冷風をあてるとセットした形状をキープする作用があるため、アホ毛が再度出にくくなるのです。)

ヘアオイルはドライヤーの前と後どちらでつけるのが正解?効果的な使い方もご紹介

 

スタイリング剤を使ってセット

 

スタイリング剤を使ってアホ毛を抑える方法を行う前にも先程のドライヤーでベースを作ってからセットするとより効果が長持ちします。

 

・アホ毛直し用のスタイリング剤

 

スタイリング剤の中でもアホ毛対策に使いやすいのが、アホ毛直し用のスタイリング剤です。マスカラタイプやスティックタイプの仕様になっており、ピョンピョンでているアホ毛の部分を抑えるようにつけてあげるとアホ毛を寝かせてキープできます。ポーチに入るサイズ感のものも多いので外出先でのお直しにも最適です。

 

・アウトバストリートメントやワックス

 

お手持ちのアウトバストリートメントやワックスを使ってアホ毛を抑えることもできます。トリートメントにしてもワックスにしてもつけすぎてしまうと頭皮からベタッとしてしまいボリュームがないように見えたり、ベタついてオイリーに見えてしまいます。

 

手のひらにごく少量出したらティッシュやタオルなどで軽くスタイリング剤をオフして、残ったものを手のひらによく馴染ませてアホ毛が気になる部分を中心に抑えるようにしてつけていってください。

 

足りなかったら足すくらいの気持ちでつけてあげる方が失敗は少なくなるのでオススメです。

 

・ヘアスプレー

 

ヘアスプレーはそのままつけないで、目の細かいコームに一度スプレーを吹きかけてそのコームを使ってアホ毛が気になる部分をとかして抑えていきます。こうすることで髪の毛1本1本にスプレーが付着するので、アホ毛が出てきにくくなります。

 

ヘアアレンジでカバー

 

ヘアアレンジでカバーしてアホ毛を隠す方法もあるのです。

 

・お団子ヘア

 

トップの高めの位置でお団子にすると、アホ毛も髪の毛の束に巻き込まれるので目立ちにくくなります。毛束をランダムに引き出すとルーズな質感が出せてアホ毛が少しでても目眩ましができるのもポイントです。

 

・ハーフアップ

 

ハーフアップで後ろでまとめるとアホ毛がカバーしやすくなります。この時にクルリンパなどのアレンジを加えてトップの毛束も少しだけ引き出したり、クリップやピンなどのアクセントをつけても効果的です。

3. アホ毛を発生させない対策

女性

アホ毛が出たらカバーして目立たなくするしかありませんが、なるべくアホ毛を発生させないように日頃から気をつけるのも有効です。その方法もご紹介させていただきます。

 

髪の毛の扱いを見直してみる

 

いつもの髪の毛の扱い方を見直してみるのもアホ毛を防ぐためには効果的です。

 

・ブラッシング

 

ダメージがあったり絡みやすい髪質の方は特に注意が必要なのですが、引っかかるのを無視してそのままブチブチっとブラシでとかしてしまうと、切れ毛や抜け毛が増えてしまいます。

 

ブラシでとかす時は毛先からとかし引っかかりや絡みを解いてから中間→根元と順番にとかしていくと切れ毛や抜け毛を防げるのです。

 

・コテ・ヘアアイロン

 

ヘアセットの際にコテやヘアアイロンを使う際に、ついしっかりとセットしようとしてしまって引っ張りがちになってしまうことも少なくありません。そうすると引っ張られた勢いで切れ毛や抜け毛となってしまいます。そのような事にならないためにも、コテやヘアアイロンを扱う時は力を入れすぎないように意識してみてください。

 

・お風呂上がり

 

お風呂上がりにタオルドライで地肌や髪の毛の水分をふき取る必要があるのですが、この時に一生懸命ゴシゴシしてしまって髪の毛が必要以上に抜け落ちてしまうことがあります。髪の毛は濡れている状態の摩擦に弱く痛みやすくなっています。柔らかいタオルで頭皮の水分を優しく拭き取り、中間から毛先をタオルで挟んで圧をかけて水分を吸うようにして拭いてあげてください。

 

自然乾燥で濡れた状態のまま長時間いるのも摩擦などで切れ毛の元に繋がってしまうため、アウトバストリートメントで保護してできる限り素早く乾かすようにします。

 

食生活の見直し

 

普段に食事から栄養を摂取してそれが、頭皮へ行き渡り髪の毛や頭皮の成長を助けます。その食生活が乱れてしまい必要な栄養素が摂取できないとヘアサイクルを乱す原因にもなってしまうのです。

 

普段ジャンクフードやスイーツなど脂質や糖質の多いものばかり摂取していると、頭皮の皮脂が過剰分泌してしまったりと、頭皮環境を乱してしまうのです。

ストレス

 

ストレスを過剰に抱えてしまうと、自律神経を乱し交感神経が優位となってしまうため血管が収縮してしまい血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなってしまうと栄養が頭皮や髪の毛に行き渡らなくなってしまいます。

 

睡眠不足なども同様に血流が悪くなるので、難しいかもしれませんが普段からストレスを適度に発散し、適切な睡眠時間を確保するように心がけてみてください。

 

スカルプケア

 

スカルプケアもアホ毛対策に有効な方法です。週に2〜3回程度スカルプシャンプー&トリートメントを使って、頭皮に溜まってしまった皮脂や汚れを除去しキレイな状態を維持すると頭皮環境が整います。

 

このスカルプシャンプー&トリートメントを使用する際に合わせて頭皮のマッサージを行うと、頭皮の血行促進と老廃物を流す効果も得られさらに効果的です。

 

4. まとめ

アホ毛は鏡を見る度に気になり、せっかくおしゃれをしてもホワホワ出てしまうだけで台無しになってしまうくらい気になるお悩みです。スタイリングなどである程度は抑えることはできますが、毎日アホ毛を治す作業をできれば省きたいですよね。

 

今あるアホ毛は我慢して伸ばしていく間は我慢しなくてはなりませんが、この先のアホ毛は今から対策を講じておけば防げる可能性もあります。アホ毛は頭皮の環境や健康状態と密接に関係していて、この部分を重点的に整えてあげると正常なヘアサイクルに繋がり短い髪の毛が減り結果的にアホ毛が減少するのです。

 

対策と難しく捉えずにバランスの良い食事と適度な睡眠、いつものシャンプー&トリートメントをスカルプシャンプー&トリートメントに変えてみる、これだけでも頭皮環境は劇的に改善に向かってくれるはずです。

 

そこでおすすめしたいのが、綺和美のスカルプシャンプーです。綺和美のヘアケアシリーズは自然な成分で構成されており、日常的なシャンプーでありながら効果的なスカルプケアができます。強烈な匂いがないので、香りに敏感な方にも安心です。定期購入をすることで、いつでも手元にお気に入りのヘアケア製品が届きます。

 

こちらのスカルプシャンプーを使用する際に、この記事で紹介したドライヤーの方法などを加えることが効果的でおすすめです。未来の美しい髪のため、週に2〜3回程度から無理なく取り入れて頭皮と髪のケアを始めてみてください。

 

髪の毛は生えてくるまで時間がかかってしまうため今すぐに減らすことはできませんが、今から対策を継続して実践していただきアホ毛を少しでも減らしていけたらいいですね。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

記事一覧

あなたへおすすめ