ヘアオイルはドライヤーの前と後どちらでつけるのが正解?効果的な使い方もご紹介

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髪をきれいに保つため、ヘアオイルを日常的に使用している人も多いと思います。しかし、ヘアオイルはドライヤーの前と後、どのタイミングでつけるのが正しいのか悩んだこともあるのではないでしょうか。
ヘアオイルは正しい使い方をしないと髪がべたついたり頭皮環境が悪くなったりする心配があります。
この記事ではヘアオイルはドライヤーの前と後どちらでつけるのが正解なのか?また効果的なヘアオイルの使い方もご紹介します。

1.ヘアオイルの効果について

ヘアオイルの効果について

ヘアオイルの主な効果は、油分を補い保湿効果を持続させることです。ほかにも、髪にまとまりが足りないときやスタイリング剤としても使用されています。
ここからは、ヘアオイルには具体的にどのような効果があるのかを詳しくご紹介します。

保湿効果

ヘアオイルは主成分が油分です。そのため、保湿に優れた効果が期待できます。
ヘアオイルで髪表面をコーティングすることで、髪の内側に水分を閉じ込め、乾燥やダメージによる髪のパサつきを抑えてくれます。ヘアカラーやパーマなどでダメージを受けた髪の保湿も効果的です。

髪を外的ダメージから保護してくれる

ヘアセットなどでドライヤーやヘアアイロンを使う機会は多いと思います。ドライヤーやヘアアイロンをしようすると熱によるダメージを受けます。
ほかにも、紫外線や乾燥なども髪のダメージの原因になるのです。このような外的ダメージからヘアオイルは髪を保護してくれる効果が期待できます。

髪のダメージを補修してくれる

ヘアオイルには髪に良いとされる美容成分や毛髪補修成分がたっぷり入っています。そのため、髪のダメージが気になると悩んでいる人におすすめです。
シャンプー後など髪が濡れた状態の毛髪は、キューティクルが開いているため、ヘアオイルが内部まで入りやすくなっています。ダメージ補修効果を期待するなら、シャンプー後の髪が濡れている状態につけるとより効果が期待できます。

スタイリング効果

ヘアオイルはスタイリング効果もあります。ヘアワックスやスプレーを使ったスタイリングより自然な仕上がりになります。
また、まとまり感も表現できるため、美容院などでの仕上げとしても多く使われています。近年流行っているウエット感を持たせたヘアスタイルも、ヘアオイルを使えば簡単に仕上げられます。

リラックス効果

ヘアオイルは香りがプラスされている物が多くあります。オーガニックなどの祝物生由来のヘアオイルでは、天然の香りが楽しめます。
自然由来のやさしい香りは、心身の安定しリラックス効果が期待できるため、香りを楽しむためにつけるのもおすすめです。

2.ヘアオイルは自分にあったタイプを選ぼう

ヘアオイルは自分にあったタイプを選ぼう

ヘアオイルには、「植物性オイル」「動物性オイル」「鉱物性オイル」の3種類があります。ヘアオイルを選ぶ際には、どのヘアオイルが自分に合っているか意識して選んでみてください。
それぞれの特徴を知れば、選ぶ段階から楽しくなるはずです。

肌にやさしい「植物性オイル」

植物性オイルは、その名のとおり植物由来でできているヘアオイルです。植物性オイルには、椿油やホホバオイル、アルガンオイルが代表的で、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
植物性オイルの特徴は、肌にやさしいことです。さらに、補修力も高いため、ヘアカラーなどで髪が傷んだ人にもおすすめです。
サラサラとした使い心地で、髪が細い人や猫っ毛の人にも使いやすいでしょう。

保湿効果が高い「動物性オイル」

動物性オイルは、動物から取れるオイルです。馬油やスクワランなどが代表的です。
蒸発しにくいのが特徴で、乾燥などのダメージを受けている髪に心強い味方となってくれます。ほかにも、ボリュームを抑えることも可能で、髪の量が多い人にもおすすめです。
ただし、使用量が多いとベタつきの原因になるので注意が必要です。

スタリング剤としても使用できる「鉱物性オイル」

鉱物性オイルは、石油やプラスチックを作った際に出る廃油を原料にして作られているオイルです。一見、体や髪に悪そうなイメージを持つかもしれませんが、しっかり生成された純度の高い油を使用しているため、安全面には問題ありません。
髪や肌への浸透性はありませんが、髪の表面をコーティングする力があります。そのため、髪にツヤが出て指通りも良くなります。
他のヘアオイルに比べると安価なこともあり、コスパ重視でヘアオイルを探している人におすすめです。

3.ヘアオイルはドライヤーの前と後どちらがいいの?

ヘアオイルはドライヤーの前と後どちらがいいの?

ここからは、ヘアオイルはドライヤーの前と後どちらがいいのか?ということについて説明します。
結論としては、一番ベストな使い方はドライヤーの前と後どちらもつけるのがおすすめです。
なぜなら、ドライヤーの前は、髪が濡れておりキューティクルが開いた状態なので、ヘアオイルが内側までしっかり入り込みます。
ただし、髪が濡れている状態の際は髪が傷みやすい時間でもあります。この状態の際に、ヘアオイルをつけてキューティクルを保護する役目もあります。
また、ドライヤーの後にヘアオイルをつける場合は、髪が健康的になるでしょう。髪の表面にツヤを与えたり、外部からの刺激で守ってくれます。

濡れた髪にヘアオイルを使うときの注意点

ヘアオイルは塗れた髪に使ってもさまざまな効果が期待できると先ほど話しましたが、注意しなければいけないこともあります。
濡れた髪は、乾いている状態の髪より熱に弱いです。そのため、素早くヘアドライヤーで乾かす必要があります。
少しでもドライヤーをあてる時間を短くするため、事前にタオルドライをしっかりしておきましょう。また、濡れた髪は乾いた髪と比べると熱に弱く、60℃程度の低い温度でもダメージを受ける可能性があります。

ダメージを残しにくいドライヤーの仕方について気になる方はこちらを参考にしてください。

4.ヘアオイルの効果的な使い方

ヘアオイルの効果的な使い方

ここからは、ヘアオイルの効果的な使い方をご紹介します。正しい使い方をチェックしてみてください。

適量を使う

ヘアオイルは、多すぎるとベタつき、少なすぎると十分な効果が発揮されません。そのため、自分の髪の長さにあったものを選ぶ必要があります。
髪の長さに合った使用量は以下を参考にしてください。
ショートヘア…1~2滴
セミロング…2~3滴
ロングヘア…3~4滴
上記の量がおすすめです。ただし、使用するパッケージや商品サイトなどがあればヘアオイルで確認するスタイルになりました。

ヘアオイルをつける場所に注意

髪の生え際や髪の表面につけてしまうと、髪や頭皮のベタつきの原因になります。ヘアオイルは正しくつけることが効果を最大限引き出すポイントです。
手のひらに適量を出し広げます。ヘアオイルは、髪の中間あたりから毛先に向かってつけましょう。
このとき、髪の表面ではなく内側から指を入れてなじませることがポイントです。

ドライヤーでしっかり乾かす

ドライヤーで髪を乾かした後にヘアオイルをつける場合は、タオルドライした後にしっかりタオルドライをして水分を取り除きましょう。
乾いた髪にヘアオイルをつけた後も、直後は湿っているためドライヤーで乾かしたほうが髪に負担がかかりません。濡れた髪にドライヤーの熱を与えると髪が傷むと思う人もいるかもしれませんが、ドライヤーは髪から離して使います。
そのため、同じ場所に当て続けたり近づけて使用したりしなければ、熱によるダメージは受けにくいと考えられるのです。

ドライヤー後に重ね付け

ドライヤーで髪を乾かした後、毛先が広がったり静電気の心配があるならヘアオイルを再度重ねづけするのもおすすめです。ヘアオイルで髪の表面をコーティングすれば、ボリュームを抑えてくれ、静電気もできにくいでしょう。
乾燥や摩擦のダメージを軽減したい日は、朝のスタイリング剤として使用してみてください。

5.ヘアオイルをもっと上手に!3つのポイントを押さえてつけよう

ヘアオイルをもっと上手に!3つのポイントを押さえてつけよう

ヘアオイルは、ワックスやスプレーに比べて自然な仕上がりになるためスタイリング剤として使う人も多いのが特徴です。ポイントを押さえれば、ベタつきなどがなく軽い仕上がりにできるのでぜひチャレンジしてみてください。

①つけすぎに注意

ヘアオイルにはスプレーのようなキープ力はありません。そのため、ヘアアイロンを使用する際は、つけすぎに注意しましょう。
ヘアアイロンの熱のダメージを軽減するために多くつけると、せっかくかわいく巻いた髪も崩れやすくなります。また、適量を守らず多くつけるとベタつきの原因になるため、注意が必要です。

②ワックスと混ぜて使うことも可能

髪が固くてスタイリングに時間がかかる場合や、髪がまとまりにくい場合はヘアオイルとヘアワックスを混ぜて使うことも可能です。ヘアオイルだけのときより、動きなどがつけられスタイリングしやすくなります。
また、適度なツヤが出てきれいに仕上がります。

③流行の濡れ髪ヘアも簡単

近年、流行している濡れ髪ヘアも、ヘアオイルを使えば簡単にできます。少量のヘアオイルを指先にとり、髪をつまむようにして毛先に束感を作ればスタイリング可能です。
難しそうに見えるスタイリングも、ヘアオイルを使えば簡単にツヤ感と束感を表現できるのでおすすめです。

6.ヘアオイルをつけすぎてしまったときの対処法

ヘアオイルをつけすぎてしまったときの対処法

ヘアオイルを使う際、気をつけていてもつけすぎてしまう場合があります。また、間違えて頭皮につけてしまった場合も、すばやく対応すれば問題ありません。
おすすめの対処法は、ベビーパウダーを少量つけることです。大きめのブラシに、ベビーパウダーをつけて、余分なパウダーを落としてからオイルをつけすぎた髪につけます。
すると、ベビーパウダーがオイルを吸着してくれます。このとき、ベビーパウダーを多くつけると、髪が白くなり違和感が出るので注意しましょう。
また、タオルをお湯に浸し、固く絞ってから、余分なオイルを拭き取る方法も対処法の一つです。

7.ヘアオイルとスタイリング剤の違いは何?

ヘアオイルとスタイリング剤の違いは何?

ヘアオイルは髪を保湿するなどの効果が期待できるため、美容液に近いイメージを持たれるかもしれませんが、スタイリング剤の一つです。そのため、ヘアオイルとスタイリング剤に大きな違いはありません。
ただし、使用している原材料は違います。ヘアオイルは、油成分で作られているのが特徴で、髪の表面に油の膜を作り外部刺激などから守ってくれます。
一方、一般的なスタイリング剤は油と水を混ぜたヘアミルクやほぼ液体のヘアミストなどがあります。スタイリング剤の種類によって期待できる効果や手触りなどが違うため、商品の特徴を理解してから選ぶことが大切です。

8.まとめ

ヘアオイルは、油分を補い保湿効果を持続させられるヘアケアアイテムです。また、髪にまとまりが足りないときやスタイリング剤としても使用されています。髪のまとまりが少し気になるという方は、プチプラのヘアケアアイテムから試してみるのもいいかもしれませんね。
今まで、どのタイミングでヘアオイルを使えばいいのか悩んでいたかもしれません。しかし、実際はドライヤーの前と後、両方で使うのが最もおすすめの使い方でした。
ほかにも、つけすぎないことやワックスと混ぜて使うなど、使い方のポイントを押さえるともっと髪を輝かせるアイテムになるかもしれません。
ぜひ今回の記事を参考にして、ヘアオイルを毎日のヘアケアとして取り入れてみてください。

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