敏感肌の白髪染めについて知っていただきたいこと

  1. 白髪染め

気を抜くとすぐに生えてきて悪目立ちしてしまう白髪。白髪をカバーするためには3週間〜1ヶ月とこまめに白髪染めをしなくてはなりません。それだけの頻度で白髪染めを行うと髪の毛だけではなく頭皮にも負担がかかってしまいます。

お肌が強い方であれば問題ない場合も多いのですが、敏感肌のように少しの刺激でトラブルを起こしやすい肌質の方は特に注意が必要となります。

そこで今回は白髪染めについてから敏感肌の方に気をつけていただきたいことまで詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。

白髪染めの仕組み

そもそも白髪染めはどんな仕組みで染まるのでしょうかという点からご紹介させていただきます。白髪染めは1剤と2剤を混ぜ合わせた時の科学反応を利用して白髪に色をつけていきます。

アルカリ剤と染料が配合されている1剤と過酸化水素の2剤を混ぜ合わせるとアルカリの力で髪の毛表面を保護しているキューティクルを開かせて過酸化水素と染料を髪の毛の内部に入れ込んでいくのです。

髪の毛の内部に入り込んだ過酸化水素と染料が化学反応を起こし色が発色して髪の毛が染まる仕組みとなっています。白髪染めは通常のヘアカラーと仕組み自体は同じなのですが、通常のヘアカラーは髪の毛の明るくする脱色力があり白髪染めは白髪がしっかりと染まるために染料が多く配合されていたりと若干の成分の違いがあるのです。

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白髪染めのタイプは全部で5種類!特徴や選び方 

白髪染めは肌に負担がかかる?

白髪染めはアルカリ剤や染料、過酸化水素などの様々な薬剤が配合されており、白顔を染める際には白髪を根本からしっかりと染めるために頭皮につけて塗布することがほとんどです。

そのためその成分の中に合わないものがあるとお肌に直接接触してしまうので、刺激や場合によってはアレルギー反応を起こしてしまう可能性が高くなってしまうので注意が必要となります。

特に白髪染めは白髪に色がしっかりと染まるように染料が多く配合されているのですが、この染料に対して刺激を感じたりアレルギーを起こしてしまったりするケースが多くよりダメージや負担になってしまうのです。

はじめのうちは「少しヒリヒリするな…」程度でも染める度にどんどん悪化してしまったり最悪の場合はジアミンアレルギーなどを発症してしまうともう白髪染めが使えなくなってしまう場合もあるので注意が必要です。

体調の悪い時や女性であれば生理などホルモンバランスが乱れてしまっている時には、特にお肌が敏感になってしまっているので白髪染めのように刺激となる施術は控えると安心かもしれません。

白髪染めは市販でも販売されていて身近なものですが、このようにお肌に直接触れてしまい刺激にもなってしまうため敏感肌であればなおさら気をつけながら施術しなくてはならない施術なのです。

参照:かぶれ Q11 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

敏感肌の方が白髪染めの際に気をつけることは…

このように白髪染めは敏感肌に刺激になるからといって、絶対に避けなくてはならないのかといわれたら実はそういうわけでもありません。敏感肌でも最低限の注意点や刺激の回避方法を取り入れながら施術している方もたくさんいらっしゃいます。施術を受ける際の注意点などもご紹介させていただきます。

頭皮に薬剤をつけない

通常であれば白髪染めの際には頭皮にも薬剤がつくように塗布していくのですが、あえて頭皮につかないように塗布していく方法です。根本ギリギリの部分の白髪の染まりは若干甘くなってしまうかもしれませんが、頭皮にほとんど薬剤がつかないためしみたり刺激になることはありません。

頭皮につけなくてもほとんどの白髪は染まるのでお肌への刺激が気になる方にはオススメです。施術の前のカウンセリングの段階で是非美容師さんにお願いしてみてください。

頭皮に保護剤をつける

頭皮に薬剤をつけない方法との併用にオススメなのが頭皮の保護剤をつける方法です。白髪染めの施術前に頭皮の保護剤を頭皮全体に塗布してから薬剤を塗布していきます。そうすると保護剤がカバーしてくれて薬剤が頭皮に直接付着しないので刺激になりにくくなります。

この方法だけでも頭皮に異常がない場合は大丈夫なのですが、ヒリついたり心配であれば保護剤をつけて薬剤も頭皮につけないようにしてあげるとしっかりと対策できるので様子をみながら取り入れてみてください。

どちらの方法もセルフで染める場合は難しいので、できれば美容室での施術をオススメします。

体調のいい時に施術する

お肌は体調やホルモンの影響で刺激を感じやすくなってしまう時があるのです。風邪などの体調がよくない時や寝不足が続いてしまっている時、生理の時や頭皮自体にかゆみや炎症が起きてしまっている時には白髪染めの施術は避けてあげてください。

不調の時に顔のお肌が荒れやすかったり調子が悪くなるのと同じで頭皮も調子が悪くなりがちです。

そんな時に刺激となる白髪染めの薬剤が頭皮に触れると、いつもはなんともなくてもなにかしらの症状が出やすくなってしまうので注意してください。

シャンプーのし過ぎ&洗浄力に注意

白髪染めの施術の前日などにシャンプーをゴシゴシしてしまったり、シャンプーを必要以上の回数して洗いすぎてしまうと摩擦の刺激を受けてしまったり頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまい薬剤の影響をさらに受けやすくなってしまいます。

施術前にはいつも以上に優しく力を入れすぎないようにシャンプーしてあげてください。またシャンプーの洗浄力が強いものを使ってしまっても頭皮の皮脂を奪いすぎてしまうため普段のケアから注意しなくてはなりません。

シャンプーは皮脂や汚れはしっかりと落とさないといけませんが、取りすぎない位のマイルドな洗浄力のものが理想的です。アミノ酸系の洗浄成分のものであればバランスがよく頭皮にも優しいのでオススメです。

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シャンプーのしすぎとしなさすぎ。どちらが頭皮に良い? 

肌に優しい白髪染め

敏感肌の方に気をつけていただきたい白髪染めのポイントをご紹介させていただきましたが、それでも頭皮への負担が心配だったり実際にしみたりかゆみが出てしまったりとお悩みの方にオススメできるお肌に優しい白髪染めも合わせてご紹介させていただきます。

ヘナ

ヘナは100%植物由来の成分で作られている天然のカラーです。ヘナを乾燥させて粉末状にしたものをお湯で溶いて髪の毛へ塗布していくカラーなのですが、化学成分は一切含まれない天然の成分なので敏感肌や頭皮がしみたりしやすい方にもオススメしやすいカラーなのです。

ヘナはオレンジ味の強い発色の仕方をして色味の選択肢が少ないデメリットと、色味が選べると思ったらヘナに科学成分が配合されてしまっているケミカルヘナもあるので事前の確認が必要となります。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは髪の毛の内部には作用しないで表面をコーティングして色味をつけるカラーです。表面を覆うだけのカラーなので元の髪の毛の色を明るくすることはできません。

色味は原色の鮮やかな色から茶色や黒など幅広く選べるのですが、髪の毛の表面にフィルムを被せるようなイメージでの発色のためもとの色が暗いと色味が目立ちません。白髪を地毛に合わせるにはピッタリのカラーなので自然に白髪を馴染ませたい方にオススメです。

ヘアマニキュアは地肌につけないでギリギリをコームを使って塗布していくので、頭皮への負担も少ない点もポイントです。ただし手や頭皮についてしまうと色がしばらく落ちずガッツリと発色してしまうので注意してください。

白髪染めシャンプー&トリートメント

白髪染めシャンプー&トリートメントはシャンプーとトリートメントに染料が配合されており、髪の毛を洗うだけで白髪に色味が入る仕組みのカラーです。このタイプの白髪染めは美容室に通わなくても自宅で自分で手軽に染められるのでメリットの多いカラーです。

白髪染めシャンプーとトリートメントはベースはシャンプーとトリートメントの成分に染料が配合されているため、どうしても通常の白髪染めよりも1回の染まりが薄くなってしまうデメリットもあります。

しかし、使い始めは数回連続使用して色味の調整をしつつ、退色具合に合わせて落ちきる前に再度使用するように繰り返していきましょう。新しく生えてきた白髪が常に染まるようになるので根本の白髪が気になってしまうお悩みから開放されるのです。

通常の白髪染めと違いジアミンなどの刺激の強い染料も少ないので敏感肌や頭皮がしみやすい方に是非お試ししていただきたいカラーの一つです。

参照:毛染めによる皮膚障害について|公益社団法人日本皮膚科学会

セルフで染める時のポイント

セルフカラーで白髪を染める時にはちょっとしたコツが必要となります。そのポイントもご紹介させていただきます。

1.乾いている状態の時にブラシで髪の毛の絡まりをほどき、ホコリや汚れを落とすようにブラッシングしておく。

2.シャワーで地肌からたっぷりのお湯を使ってすすいでいく。全体的に水分を含ませていくように時間をかけて念入りに予洗いをしていく。

3.いつもお使いのシャンプーを適量手のひらに出して、地肌からしっかりと泡立てていく。泡立ちが悪いときは頭皮に皮脂やスタイリング剤が残ってしまっている場合が多いので、一度シャワーで流して再度シャンプーを足して泡立て直していく。

4.全体をシャンプーして洗い終わったら、一度シャワーで流していく。

5.白髪染めシャンプーを適量手のひらに出して、地肌からしっかりと泡立てていく。

6.そのまま全体的に泡立てながらシャンプーして泡を行き渡らせていく。この時シャンプーの途中で泡が消えてしまうと染まりムラや摩擦で髪の毛や頭皮に負担がかかってしまいます。シャンプーや水分を足して空気を入れるように泡立て直しながらシャンプーしてください。

7.粗めのコームなどを使って全体に行き渡るように馴染ませていく。

8.推奨されている放置時間をしっかりと置き、シャワーでしっかりと流していく。

9.髪の毛の水分をしぼっておく。時間があれば染まりがよくなるので、タオルドライでさらに水分を拭き取っておく。

10.白髪染めトリートメントを適量出して全体的に行き渡らせていく。

11.粗めのコームでとかして、髪の毛1本1本にトリートメントが絡むように馴染ませていき白髪の目立ちやすい生え際や分け目に更に多めにトリートメントを塗布しておく。

12.トリートメントでも推奨されている放置時間を置く。

13.時間が経ったら水分を少しずつ馴染ませながらトリートメントを髪の毛に揉み込んでいく。

14.ある程度馴染んだらシャワーですすぎ残しがないように念入りにすすいでいく。

▶注意点

・白髪染めシャンプー&トリートメントは薄染まりではありますが、浴槽や壁に付着して時間が経ってしまうと着色してしまい落ちにくくなってしまいます。思わぬ場所に液が飛んでしまっていることもあるので、白髪染めシャンプー&トリートメントを使用した後はそのまま一度お風呂掃除しておくと安心です。

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白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めって併用して良いの?白髪対策まとめ

まとめ

お肌が敏感ですと高頻度で染めなくてはならない白髪染めがかなり負担となってしまい、頭皮の炎症だけではなくアレルギーの引き金になってしまうケースも少なくはありません。敏感肌と自覚している方は少しでも負担を減らしてあげられるように保護剤や薬剤を直接つけないようにと対策を今のうちから行うと効果は全然違ってくるのです。

それよりももっと負担を減らしたい方には綺和美の白髪染めシャンプー&トリートメントがオススメです。髪の毛や頭皮に優しい成分で配合されているのでお肌が弱い方にもお使いいただけます。

シャンプーとトリートメントをセットで使用してあげるとさらに色持ちもよくなりキレイな髪の毛を維持しやすくなるのです。髪の毛へのダメージも少ないので白髪をキレイにするのと同時に枝毛や切れ毛などのダメージも減らせて美髪を目指せるのも嬉しいポイントですね。

敏感肌の方や、白髪染めのダメージが気になる方は、ぜひ綺和美を試してみてください!

  • 添加物フリーなので、敏感肌の方でも安心です。
  • 頭皮マッサージをすることで、血行を促進し、効果をさらに高めることができます。
  • 週に2〜3回、継続して使用することで、効果を実感できます。

白髪染めは頭皮や髪に負担がかかるイメージがありますが、綺和美のシャンプー&トリートメントなら安心して使用できますよ。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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