髪にUVケアってできるの? 理想の紫外線対策とは何か徹底解説!

  1. 白髪の予防・改善方法

紫外線はお肌によくないと言われており、日焼け止めをきちんと塗ったりUVケアをして紫外線からお肌を守っている方が多いですよね。その一方で髪の毛や頭皮にあたる紫外線に対して対策している方はどの位いらっしゃるのでしょうか。

 

髪の毛にUVケアができると知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は紫外線の影響から髪の毛にできる紫外線対策まで、詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。

 

CONTENTS 1. そもそも紫外線って何?
2. 髪の毛にもUVケアは必要?
3. 髪の毛が紫外線を浴びてしまうシーン
4. 髪の毛も頭皮も守るUVケア
5. もしも紫外線を浴びすぎてしまったら
6. まとめ

1. そもそも紫外線って何?

太陽の光は波長の違いで紫外線、可視光線、赤外線の3つに分けられています。その中でも波長が短いのが紫外線でその紫外線もUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられており、それぞれ特徴も異なっています。

日焼け Q2 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

UV-A…

UV-Aは肌の奥の真皮まで届いてしまい、少しずつゆっくりと影響を及ぼしていきシミやシワの原因となってしまうのです。

 

一気に黒くなるタイプの紫外線ではないのですが、自覚がないうちにジワジワと悪影響をうけてしまい光老化していってしまいます。この光老化は肌の弾力を失わせてしまったり、メラニン色素を酸化させてしまい時間が経つと黒くなっていくのです。

 

UV-B…

紫外線のなかでもUV-Bは割合的には少ないのですが、肌に与える影響がとても強いのが特徴で皮膚がんやシミだけではなく肌表面の細胞も傷つけてしまう注意が必要な紫外線になります。日焼けで真っ赤になり炎症を起こしてしまうのは、このUV-Bの仕業なのです。

 

UV-C…

地球はオゾン層に守られているためUV-Cは到達できません。

紫外線はデメリットばかりではない!?白髪にメリットを与える日光浴とは? 

 

2. 髪の毛にもUVケアは必要?

紫外線についてわかったところで髪の毛にはどんな影響があり、UVケアは本当に髪の毛にも必要なのかというところもみていきます。

 

紫外線が髪の毛に与える影響

 

紫外線を浴びてしまうと髪の毛の表面をウロコ状に連なって、髪の毛の内部を守っているキューティクルがダメージを受けてしまいます。

 

そうするとキューティクルに隙間ができてしまい、内部の栄養素や潤いやヘアカラーも抜けていってしまうのです。手触りも悪くなり乾燥や切れ毛など様々なトラブルが起きる確率が高くなってしまうのです。

 

髪の毛だけではなく頭皮も紫外線の影響を受けてしまいます。毛母細胞がダメージを受けてしまうと健康的な髪の毛の生成ができなくなってしまったり、抜け毛や切れ毛の原因ともなってしまうのです。

 

頭皮は顔と1枚の皮で繋がっていて同じお肌なので、頭皮に紫外線を浴びてしまえば日焼けや炎症になることもあります。そうならないためにも髪の毛にも頭皮にも紫外線対策は必要不可欠なのです。

 

3. 髪の毛が紫外線を浴びてしまうシーン

髪の毛や頭皮が紫外線を浴びてしまいやすいときは一体どんなときなのでしょうか。紫外線を浴びてしまいやすいシーンもご紹介させていただきます。

 

屋外にいる時間が長い時

 

外出する際に室内であればそこまで心配する必要もないのですが、屋外に長時間いる場合は少し注意が必要となります。散歩やスポーツや通勤時など外に長時間いる予定があるときには紫外線対策をしっかりとしておくと安心です。

 

夏場は紫外線が気になりますが、涼しい季節や冬には怠りがちになってしまう方が多くなります。しかし紫外線は5〜7月をピークとして他の月にも1年中頭上から降り注いでおり、対策しなくてもいい時はないのです。

 

海やプールなどのレジャーの時

 

海やプールの水は弱アルカリ性で髪の毛に接触し、その状態のままで長時間過ごすとそれだけでもダメージを受けてしまいます。何も対策をしないまま紫外線を浴びてしまうとさらにダメージを受けてしまい、帰る頃にはパサつきやきしみが酷くなってしまった状態になってしまうのです。

 

海やプールなどのレジャーでは楽しくてついケアを怠ってしまうのですが、対策を忘れずにして楽しむようにしていくように心がけてください。

 

夕方の時間帯の外出

 

日差しが強いとされている日中のお出かけでは紫外線を気にしますが、夕方の日が暮れてきたタイミングで外出するときも注意が必要になります。確かに日差しが最も高い位置にくる正午前後が一番紫外線も量は多くなりますが、紫外線は夕方にも降り注いでおり紫外線対策を怠りやすい時間帯でもあるのです。

 

「夕方なら大丈夫でしょ」「もうすぐ夜だし紫外線もそこまでないはず」などと勘違いして何も対策しない方も多い時間帯でもあるのです。紫外線が少しでも降り注いでいる以上何も対策しないのは後々の頭皮や髪の毛のダメージに繋がってしまうので注意が必要となります。

UVって白髪の原因になるの? 

 

4. 髪の毛も頭皮も守るUVケア

頭皮や髪の毛は身体の一番上にあるため、紫外線を一番受けてしまう部位でもあります。そのためお肌の紫外線対策も欠かせませんが、頭皮や髪の毛の紫外線対策も欠かせないのです。髪の毛も頭皮も紫外線から守るUVケア方法をご紹介させていただきます。

 

髪の毛用の日焼け止めを使う

 

顔や肌につける日焼け止めを髪の毛や頭皮に使うのには、ベタついてしまうので向いていません。最近では髪の毛や頭皮用の日焼け止め用品がたくさん発売されているので専用のものを使って紫外線をカバーします。

 

スプレータイプやミストタイプ、アウトバストリートメントにUVカット効果が配合されているものまであるので自分の使いやすいものを選んでみてください。スタイリングした後に使うだけなので扱いも簡単ですし、持ち運びができるサイズ感のものを選べば出先でも塗り直しもできるのでしっかりと紫外線を予防できます。

 

帽子や日傘でカバー

 

帽子や日傘で物理的に紫外線をカットする方法も手軽にできるのでオススメです。帽子はツバが広いものを選ぶとより紫外線をカットしやすくなります。帽子も日傘もどちらもUVカット加工されたものだと紫外線を通さずに安心して外出できます。

 

髪の毛がロングの方や帽子から出てしまって紫外線にあたってしまうという場合は、髪の毛の日焼け止めと併用してあげると毛先までカバーできるのです。

 

5. もしも紫外線を浴びすぎてしまったら

どんなに気をつけていてもつい紫外線を浴びすぎてしまうこともあります。そんな時に後からでもできるケアもみていきます。

 

頭皮に優しくシャンプーする

 

紫外線をたくさん浴びてしまった後は髪の毛もダメージを受けていますが、頭皮も炎症を起こして敏感になってしまっている可能性があるのです。そんな時にガシガシシャンプーして頭皮を余計に痛めつけてしまうと炎症が悪化してしまいます。

 

1.頭皮に刺激にならないようにシャワーの温度を普段よりもぬるめに設定して、汚れを浮かせるようにたっぷりのお湯を使って念入りにすすいでいく。

 

2.シャンプーを適量出して地肌からモコモコに泡立てていき、全体を軽めにシャンプーしたら一度シャワーで流していく。(泡立ちが悪い場合は皮脂や汚れが多いので、一旦流してから再度シャンプーを泡立ててください)

 

3.もう一度シャンプーを適量出して地肌からモコモコに泡立てていき、全体をしっかりシャンプーしていく。(いつもよりも力を弱めて頭皮へのあたりを優しくするイメージで洗い上げます)

 

4.頭皮にすすぎ残しがないように、たっぷりの水分で念入りにすすいでいく。

 

5.頭皮用のトリートメントを頭皮を中心に馴染ませていき、保湿して少し放置してから流す。

 

高保湿シャンプーを使う

 

紫外線を浴びすぎてしまった後に洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、頭皮も髪の毛にもとても負担をかけてしまいます。それを防ぐためにも洗浄力のマイルドなシャンプーを選び、高保湿タイプのシャンプーで優しく洗い上げてあげると紫外線で受けてしまったダメージを修復してくれるのです。

 

ラウレス硫酸ナトリウムやラウリル硫酸ナトリウムの配合されているシャンプーは洗浄力が強いので避け、アミノ酸系などのような洗浄力の優しいものがオススメです。

 

できる限り冷やしてあげる

 

紫外線を浴び過ぎてしまって火照っていたり、炎症が起こっている場合はまずは冷やして沈静化してあげなくてはいけません。氷枕やアイスノンなどを使ったり冷やしたタオルをあてたりして、頭皮を冷やしてあげると頭皮にこもった熱を落ち着かせると炎症を抑えられます。

 

トリートメントでダメージケア

 

紫外線でダメージを受けてしまった髪の毛は、乾燥してパサつきがひどくなってしまいやすい状態にあります。そこでそのダメージを少しでも補修しておくと後からでてくる切れ毛や枝毛などのトラブルも防げる可能性があります。

 

自宅で高保湿のトリートメントを使って補修するのも効果的ですが、紫外線によるダメージがひどい場合は美容室で髪の毛の内部もしっかりと補修できるシステムトリートメントを施術してもらうととても効果的です。

 

頭皮用の化粧水で保湿する

 

頭皮に化粧水をつける習慣のある方は少ないかもしれませんが、紫外線を浴びて乾燥した頭皮には保湿が必要な状態にあります。頭皮用の化粧水やヘアエッセンスを使って頭皮にも潤いをチャージしてあげるとダメージからの回復もはやくなり正常なターンオーバーに戻っていきやすくなるのです。

 

頭皮の化粧水を使用する時は、お風呂上がりなどの頭皮や髪の毛が清潔な状態の時に髪の毛を分けながら地肌中心に塗布して、爪を立てないようにしながら指の腹を使って馴染ませていきます。

 

そのままアウトバストリートメントを中間から毛先に馴染ませていきドライヤーで乾かしてください。このときにドライヤーの距離が近いと頭皮に刺激になってしまうので20〜30cm離してあてるように気をつけていきます。

 

乾かし過ぎのオーバードライになってしまうと頭皮にも髪の毛にも負担がかかってしまうため、8割程度にとどめておき残りは冷風で仕上げるようにすると水分バランスが保ちやすくなります。

6. まとめ

髪の毛も頭皮も紫外線から守るUVケアをして、ダメージや乾燥などのトラブルから保護してあげなくてはなりません。ついヘアセットにばかり気にしてしまいますが、髪の毛や頭皮に紫外線がたくさんあたっていないかや時間は長くないかなど気にかけて、そのシーンに合った紫外線対策を施してあげる必要があるのです。

 

普段浴びているほとんどの紫外線はUV-Aなので、少し浴びたくらいでは変化に気づきにくいかもしれません。しかし浴びた紫外線はジワジワと蓄積していき、確実に髪の毛や頭皮にダメージや悪影響をあたえてしまうのです。

 

後から後悔しないように万全の対策をしてそれでも防ぎきれなかったときには、アフターケアで優しくケアをしてあげてください。ヒリつきや炎症が完全に収まったタイミングで、スカルプシャンプーでケアしてあげると頭皮環境も整えやすくなるのでオススメです。

 

特におすすめなのが綺和美のヘアケアシリーズです。この製品は自然由来成分で頭皮と髪の毛を優しくケアします。紫外線ダメージによるトラブルも、このシリーズでしっかりとアフターケアが可能です。香りに敏感な方でも安心して使用できる通販製品ですので、ダメージと共に紫外線対策も万全にしたい方には特におすすめです。

 

できる限りの対策を施して元気な頭皮と髪の毛を守ってあげてください。

 

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

記事一覧

あなたへおすすめ