紫外線はデメリットばかりではない!?白髪にメリットを与える日光浴とは?

  1. 白髪の予防・改善方法

昔は、夏になると日光浴で日焼けをしたほうが体に良いと考えられていた時代もありました。しかし、現在ではそのような考えを持つ人はあまりいません。
紫外線は髪や体にダメージを与えると考えられており、皆さんも紫外線対策をしっかり行っていると思います。しかし、適度な日光浴は悪影響どころか、髪や体にとって良いものという考えもあるのです。
紫外線を浴びるとたしかに、白髪が生える原因になります。しかし、健康な髪や体を作るために必要なビタミンDは紫外線を浴びることで作られているのです。
そのため、紫外線が必ずしも悪影響ばかりを及ぼしているわけではないことをご紹介したいと思います。健康な髪を作るために必要な日光浴の方法もご紹介しますので参考にしてください。

1.紫外線が白髪にとってデメリットなのはなぜか?

紫外線が白髪にとってデメリットなのはなぜか?

紫外線は、肌にダメージを与えるため体にとってあまり良いイメージはありません。紫外線による影響は、肌が老化する「光老化」やバリア機能の低下、DNAの破壊などがあります。
また、紫外線は髪を通過し、頭皮にも届くため、白髪の原因にもなると考えられています。白髪以外にも、髪の水分が奪われ、乾燥しパサつきも引き起こすのです。

◆長時間の日光浴は色素幹細胞を損傷させてしまう

髪を作り出す重要な組織の中に、バルジ領域と呼ばれる部分があります。バルジ領域は、毛根より表皮に近い部分に存在しています。
このバルジ領域は、色素幹細胞という髪に色を付ける細胞のメラノサイトを生成しているのです。
長時間の日光浴は、この色素幹細胞にダメージを与えます。色素幹細胞が損傷してしまうと、メラノサイトは正常に機能しなくなり、結果髪に色が付くことなく生えてくるため白髪になるのです。

2.日光浴が髪に与えるメリット

日光浴が髪に与えるメリット

先ほどお話ししたように、紫外線を浴びると髪に色を付けるメラノサイトに悪影響を及ぼすため、大きなデメリットがあるイメージができたかもしれません。
しかし、紫外線には髪にとってメリットの部分もあるのです。

◆健康な体になる

紫外線は、殺菌効果や気持ちのリフレッシュ、ストレス解消、自律神経を整える効果などがあります。太陽を避けて室内ばかりで生活していると気分が少しずつ落ち込んでくることも。
気分をリフレッシュさせるためには、程よい日光浴が必要です。また、日光を浴びると、セロトニンという神経伝達物質が分泌されることもわかっています。
セロトニンは幸せホルモンといわれ、心のバランスも保ってくれる、私たちにとって重要な成分です。ストレスのない生活は髪への何よりのご褒美になります。

◆ビタミンDを生成する

ビタミンDは、骨の材料となるカルシウムの吸収を助けてくれる働きがあります。とくに、女性にとっては加齢とともに心配な「骨粗鬆症」や「骨軟の病気」にも必要不可欠な栄養です。
それだけでなく、体のさまざまな場所でビタミンDは必要とされています。それはもちろん、髪の毛にも同じことが言えるのです。
そして、ビタミンDは、紫外線を浴びることで作り出されます。ただし、食事やサプリメントなどからも摂取できるため、紫外線の浴びすぎには注意が必要です。

◆日光浴でメラニン色素を活性化する

髪の毛が黒くなって生えるには、メラノサイトでメラニン色素を作る必要があります。白髪は、メラノサイトでメラニン色素が作られないため髪に色が付かず生えてくるのです。
メラノサイトの細胞を活発化させるためにはカルシウムが必要なのですが、カルシウムの吸収を高めてくれるのが、先ほど説明したビタミンDなのです。
したがって、健康な黒い髪を作るにはビタミンDが必要不可欠ということがおわかり頂けると思います。

3.髪を健康にする日光浴の方法

髪を健康にする日光浴の方法

白髪を生やさないためには、髪を健康に保たなければいけません。髪を健康にするための日光浴の方法をご紹介しますので参考にしてください。

◆季節によって日光浴の時間を調整する

季節によって紫外線の強さは違います。
春から夏にかけては紫外線が強い時期なので1日15分程度を目安にしてください。また、夏は気温も高いため、熱中症にも気を付けて日光を浴びすぎないことが大切です。
肌が赤くなるまで日光浴しないように気を付けてください。日差しが強い日は、日陰での日光浴でも問題ありません。
秋から冬にかけては春夏に比べて紫外線が少なくビタミンの生成が難しいと言われています。そのため、少し長めに1日30分程度の日光浴がおすすめです。

◆日焼け止めを上手に使用する

日焼け止めを塗ってしまうと、ビタミンDは生成されづらくなりますが、日焼けが気になる人はシミなどができやすい顔には日焼け止めを使用するのもおすすめです。
また、顔や手足にできるだけ紫外線を浴びたくないという人は、必要な箇所に日焼け止めを塗って、手のひら日光浴でも効果は期待できるので検討してみてください。

◆気分転換を兼ねて外出をする

ビタミンDは、UVB波が当たることで生成されます。このUVB波は地上に約10%程度しか到達していません。
したがって、日当たりの良い室内にいてもガラスなどでブロックされるため日光浴の効果は期待できません。
1日のうち、買い物に出かけたりガーデニングをしたり、気分転換を兼ねて外出をすることで効率よく日光浴ができるので覚えておいてくださいね。

4.まとめ

紫外線は体に悪影響を及ぼすイメージが強いかもしれませんが、一概にデメリットばかりあるとは言えません。もちろん、紫外線の浴びすぎには注意が必要ですが、紫外線の特徴をよく理解して、健康的な日光浴はむしろ髪や体を元気にしてくれます。
髪や体にダメージを与えない程度に、日光浴を毎日の日課にしてみてはいかがでしょうか。そして日光浴をした日は、一日の終わりに、トリートメントでケアしてゆっくり湯船に浸かるとリラックスでき質の良い睡眠にも繋がります。
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