リンスインシャンプーは髪に影響があるってホント!?その特徴とメリット・デメリット

  1. 白髪染め

リンスインシャンプーは、シャンプーとリンスが一つになったヘアケア製品で、その便利さから多くの人々に愛用されています。

しかし、通常別々のアイテムを使い分けるシャンプーとリンスが一緒になっているだけに、製品の特徴やメリット・デメリットを理解した上で適切に使用することが重要です。

そこでこの記事では、リンスインシャンプーの特徴、洗い上がりやリンス効果のメカニズム、メリットとデメリット、そして上手な使い方を詳しく説明します。

1.リンスインシャンプーの特徴

シャンプーとリンスが一つになったユニークなヘアケア製品です。一つのボトルにシャンプーとリンスの両方の効果が得られるので、使う人にとってとても便利に髪を洗うことができます。

まず、リンスインシャンプーに配合されたシャンプー成分によって、頭皮と髪の毛の汚れを効果的に洗い落とします。シャンプー効果のおかげで頭皮の健康の維持、髪の毛の栄養補給、そして一般的なシャンプーと同じように洗い上がりの清潔感やさっぱり感を得ることができます。

同時に、リンスインシャンプーにはリンス成分が含まれているため、洗浄作用と共に髪の毛をなめらかにし、コンディショニング効果を発揮します。

シャンプーとリンスのW効果が得られるリンスインシャンプーを使用すると、髪の毛は柔らかく、しなやかで、取り扱いやすくなる一方で、リンス成分が髪の毛を保護し、乾燥や熱から守ってくれます。

このように、リンスインシャンプーは、一度の洗髪で頭皮の清潔さと髪の毛のなめらかさを同時に実現する魅力的なヘアケアアイテムです。忙しい現代人にとって、髪のお手入れに掛ける時間と労力を節約できる、大きな効果をもたらしてくれます。

また、一つの製品で二つの機能を果たすため、場所を取らず、持ち運びにも便利です。こうした特徴によって、リンスインシャンプーを選ぶ消費者も少なくありません。

2.リンスインシャンプーのメカニズム

リンスインシャンプーのメカニズムを知る前に、まず普通のシャンプーとリンスのメカニズムを見ておきましょう。

▼シャンプーのメカニズム

シャンプーの主な目的は、頭皮と髪の毛から汚れや余分な油分を除去することです。一般的に多くのシャンプーに含まれる表面活性剤の洗浄作用による働きです。

表面活性剤は、油性成分と水性成分をつなげる特性を持っています。そのため、シャンプーを頭皮や髪の毛に塗って、水で洗い流すと、表面活性剤は髪の毛や頭皮に付着した油性の汚れを取り囲み、水と混ざり合うようにします。こうした仕組みによって、汚れや油分は水と一緒に流れ落ち、頭皮と髪の毛は清潔になるのです。

▼リンスのメカニズム

リンスは髪の毛を保湿し、なめらかにしたり、スタイリングしやすくする目的で使われます。リンスに含まれるコンディショニング成分が保湿やスタイリング効果を引き出すからです。

コンディショニング成分は、髪の毛になめらかさと光沢を与え、髪の表面を保護します。コンディショニング効果により髪の毛は絡まりにくくなり、ブラッシングやスタイリングがしやすくなります。また、リンスには保湿成分も含まれており、髪の毛を乾燥から保護し、髪の健康をキープします。

このように、シャンプーとリンスは、それぞれ異なるメカニズムにより、それぞれ頭皮と髪の毛の清潔さと健康を維持する役割を果たします。

では、リンスインシャンプーは2つの働きをどのように一つの製品にしているのでしょうか。

▼リンスインシャンプーのメカニズム

リンスインシャンプーのメカニズムは、洗浄成分とコンディショニング成分がセットで働くことで機能する特殊な仕組みです。

頭皮と髪の毛の汚れを洗い落とす洗浄成分が働いているのと同時に、コンディショニング成分が髪の毛に絡みつき、なめらかにし、ヘアセットしやすくします。

ただし、一つの製品の中で洗浄成分とコンディショニング成分が同時に働くために、シャンプーやリンスを単体で使う場合と比べて、それぞれまったく同じような効果が期待できるわけではありません。

特に、ホコリや皮脂汚れがヘビーで強い洗浄力を必要とする方や、髪質が気になる方で特別なケアが必要な方は、単体のシャンプーやリンスを使用した方がより効果的な洗い上がりになる可能性があります。

3.リンスインシャンプーのメリット

リンスインシャンプーには、次の3つのメリットがあります。

メリット1 持ち運びが楽

リンスインシャンプーは、シャンプーとリンスの両方の機能を一つのボトルにしてます。そのため、旅行やジムなどの外出時にとても便利です。荷物の量が少なくなり、バッグのスペースも節約できます。また、空港のセキュリティチェックで定められている液体の量チェックの調整にも役立ちます。

メリット2 時間が短縮できる

シャンプーとリンスを別々に使う手間が省けます。忙しい朝や疲れた夜にシャンプーをしなければならないシーンで役立つメリットです。洗髪とコンディショニングを一度に行うことができるので、髪にかける時間が大幅に短縮できます。

メリット3 リーズナブル

リンスインシャンプーは経済的にもお得な製品です。1本のリンスインシャンプーを買うと、シャンプーとリンスを別々に購入しなくて済むのでヘアケアのコストを抑えられます。

また、一度買ったリンスインシャンプーを使い切るまでの時間が伸びるので、購入する割合を減らすことにつながります。

4.リンスインシャンプーのデメリット

リンスインシャンプーのデメリットは次の3つが挙げられます。

デメリット1 シャンプーやリンス効果はそれなり

リンスインシャンプーはある程度のシャンプーやリンスの働きはありますが、洗浄力やコンディショニング効果は単体のシャンプーやリンスを使用したときに比べると若干物足りない場合があります。

頭皮や髪の毛のコンディションに合わせてシャンプー効果やリンス効果を手に入れたい方には、満足できないケースも多く見られます。

デメリット2 髪にダメージが起きやすい

リンスインシャンプーで頻繁に洗髪すると、洗浄成分とコンディショニング成分が同時に働くため、髪に必要な自然な油分まで落としてしまう可能性があります。

リンスインシャンプーを使い続けた方の中には、「髪が乾燥しやすくなった」「パサつきなどのダメージが気になる」といった口コミが少なくありません。

とりわけ、もともと髪が乾燥気味の方や、毎日洗髪する方は注意が必要です。

デメリット3 ヘアカラーや白髪染めが落ちやすい

リンスインシャンプーは、洗浄力が強いため、ヘアカラーや白髪染めの色落ちを早めてしまうことがあります。

長期的に髪を染めている人や、カラーや白髪染めを長持ちさせたい人にとっては慎重に使うことが大切です。

カラーリングや白髪染めを長持ちさせたい場合は、専用のカラーケア製品のシャンプーやリンスを検討することをおすすめします。

5.リンスインシャンプーとの上手な付き合い方

リンスインシャンプーは便利で手軽なヘアケアアイテムなので、次のようなシーンで重宝します。

1.旅行やスーパー銭湯で

リンスインシャンプーは旅行やスーパー銭湯などの外出先での使用が特に便利です。

シャンプーとリンスをそれぞれ持ち運ぶ必要がなくなるため、荷物を減らせます。スーツケースやスポーツバッグのスペースを節約できるでしょう。

また、大浴場やジムのバスルームやシャワールームを使用する場合、リンスインシャンプーなら一回の洗髪で髪をきれいに、滑らかにすることができるのでさっと洗髪を済ませることができます。

2.忙しくて時間がないとき

リンスインシャンプーは、洗髪とコンディショニングの2つのプロセスを一つにまとめることができるので、時間が限られている場合や、朝の忙しい時間に特に役立ちます。

忙しい日々の中で、洗髪にかける時間を短縮できれば、貴重な朝の時間を効果的に使えるので、慌ただしい一日のスタートにピッタリです。

3.入院中

入院中や、病気やケガで身体の動きに制限がある場合にも、リンスインシャンプーが役立ちます。

例えば、手や腕をケガしていて、自分で髪を洗うことが大変な状況でも、シャンプーとリンスを一つのステップで済ませることができるからです。体に無理な負担をかけることなく、髪と頭皮を清潔にし、ヘアコンディションを維持することができます。

6.白髪染めアイテムを使う人は適切なシャンプー選びを

便利で使いやすいリンスインシャンプーですが、残念ながらすべての人に合っている製品ではありません。特に、白髪染めを使用する人々にとっては注意して使いたいヘアケアアイテムの一つです。

白髪染めは、髪を化学的な処理で色を染めて、一定期間持続させるアイテムです。そのため、色を長持ちさせるためには適切なヘアケアが不可欠となります。

リンスインシャンプーの持つ洗浄力は、一般的には頭皮と髪をきれいに保つのに役立ちますが、白髪染めと相性が良くないケースも多く見られます。なぜなら、リンスインシャンプーが持つ洗浄成分が、白髪染めの成分を早く髪から洗い流してしまう可能性があるからです。そのため、リンスインシャンプーを頻繁に使用すると、白髪染めの色持ちを悪くし、単体のシャンプーやリンスを使った場合より染め直しの間隔が短くなる可能性が高くなります。

なお、毛染めの化学成分について厚生労働省の下記ページも参考にしてください。

毛染めによる皮膚障害|厚生労働省

したがって、髪染めを定期的に使用していて、白髪染めの色持ちを重視する場合、白髪染めに合わせて開発されたシャンプー選びが大切です。

白髪染めシャンプーやリンスなら、色を長持ちさせるために特別に設計されており、カラーリング剤の色落ちを最小限に抑えることができます。つまり、白髪染めの効果を最大限に引き出す一方で、髪と頭皮の健康も維持することができるのです。

白髪染めとシャンプーについては下記ページもご覧ください。

若白髪をシャンプーで対策するメリットとデメリットと選ぶポイント

7.まとめ

リンスインシャンプーは、その便利さとリーズナブルな特徴から多くの人々に愛用されています。しかし、その特性とメリット、デメリットを理解し、適切な使用法を知っておかないと、髪の健康を損なう場合があるので要注意です。

本来、リンスインシャンプーは、旅行中や忙しい朝、病気やケガなどで身体の動きが制限されている場合など、洗髪を簡単に済ませたいシーンに、一回で頭皮と髪をきれいにし、同時に髪をなめらかにしてくれる便利なヘアケアアイテムです。

ただし、リンスインシャンプーは、日頃から白髪染めを使用する人は注意しましょう。リンスインシャンプーの洗浄力により、白髪染めの色持ちを悪くする可能性があるからです。色持ちを優先したい方は、白髪染め専用のシャンプーやリンスを使用することをおすすめします。

例えば、天然由来成分で頭皮と髪を優しくケアし、自然な白髪染めができるおすすめのヘアケアメーカーによる綺和美の「RootVanish」は、白髪染めの人にも安心です。

刺激がなくマイルドな洗い上がりのシャンプーなので、リンスインシャンプーを使う忙しい若白髪の世代にも安心してお使いいただけます。

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毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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