葉酸は白髪に効果がある?メカニズムと科学的根拠をまとめて解説

  1. 白髪対策×食事

妊婦さんが摂取するものといったイメージが強い「葉酸」ですが、実は白髪にも関係しているってご存知でしょうか。

 

妊婦さんが摂取をすすめられる理由は胎児の発育や様々なリスクを軽減できるといわれているからですが、白髪にはどのような効果があるのか気になりますよね。

 

そこで今回は葉酸についてと白髪との関係性など詳しくご紹介させていただきますので、是非最後までお付き合いください。

 

 

 

1. 白髪になる原因は?

まず白髪になる原因はどのようなものがあるのでしょうか。原因の一覧からみていきます。

 

遺伝

 

白髪になる原因の中で対策しても防ぐのが難しいと言われているのが遺伝による白髪です。自分の両親や親族の白髪にまつわる遺伝子を受け継いでしまうことで、同じような白髪のタイプになってしまうというものです。

 

若白髪や白髪の量、髪の毛に色素をつける力などが、その遺伝によって個人差が大きくでてしまいます。受け継いだ遺伝子は変えることができないため対処法も限定的な効果しかないのが実情です。

 

食生活

 

食生活は体だけではなく健康的な髪の毛や白髪にも関わってくる問題です。頭皮や髪の毛が必要としている栄養素が適切に届けられていないと、髪の毛の根元にある毛母細胞などがうまく機能しなくなってしまい細毛や白髪といったトラブルの原因になってしまいます。

 

タンパク質、ビタミン、ミネラルなど髪の毛に必要な栄養素を積極的に摂取できるように心がけたい所です。

 

加齢

 

誰にでも白髪になるタイミングがいつかやってきてしまいます。その一番多いとされている原因が加齢による白髪です。一般的に30代後半あたりから老化が目立ってくるケースが多くなり、年々白髪の量や範囲が広がっていくようになってきます。

 

老化が進んでくると頭皮へ栄養が行き渡りにくくなってしまったり、毛根の細胞も衰えてくるため機能が弱まってしまい白髪が増えてきてしまうようになるのです。

 

この老化の具合は個人差が大きく10代のうちから白髪が生えていたり、50代でもそこまで白髪が目立たないという方もいらっしゃいます。

 

ストレス

 

精神的にストレスを受けてしまうと毛細血管が収縮してしまい、頭皮まで血流が悪くなり栄養が行き渡らなくなり白髪の原因になってしまうのです。またストレスを感じると人は交感神経が優位となってしまい、色素幹細胞にも影響を及ぼしてしまい髪の毛に色がつかずに生えてきてしまいます。

 

2. 葉酸って何?

葉酸は元はほうれん草から発見され、ビタミンの一種のビタミンB郡に分類されています。ビタミンB郡は炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラル、脂肪の5大栄養素のことを指します。この栄養素たちは人間の身体の筋肉や血液を作り、身体を動かすためのエネルギーを作り出すとても大切な役割を果たしているのです。

 

その中でも葉酸はタンパク質や細胞を作る時に必要であったり、赤血球の生成に役立ったり胎児の発育の手助けにもなるとされています。

葉酸はビタミンB12と一緒に作用して血液を作るのですが、この2つが不足してしまうと貧血がみられ欠乏症となってしまうのです。

 

白髪の予防・改善に効果的な栄養素と食べ物 

 

3. 本当に葉酸は白髪に効果があるの?

ここまでの話をみていると本当に葉酸と白髪は関係があるの?と思ってしまう所なのですが、根本的な部分で関係してくるのです。

 

葉酸は造血作用があるため、不足してしまうと血液が作られるペースがダウンしてしまい、髪の毛に必要な栄養素が運ばれにくくなってしまいます。そうなると毛根へ届く栄養素が減り生えてくるか身の毛もやせ細ってしまったり、抜けやすくなってしまったりと健康的な元気な髪の毛が生えてこれなくなってしまうのです。

 

頭皮に栄養素が行き渡らないと抜け毛や細毛だけではなく、メラノサイトにも髪の毛に色をつけるために必要なチロシンという栄養が行かなくなってしまい、メラニン色素が髪の毛につかず白いままの髪の毛が生成されてまい白髪も増えてしまう原因になってきてしまいます。

 

白髪にも健康的な髪の毛にとって、頭皮は大切な土壌であり必要な栄養素を吸い上げて成長していくため、頭皮を整えしっかりと栄養を与えることが何よりも大切なのです。そのためにも葉酸は必要不可欠な栄養素の一つなのです。

 

4. 必要な葉酸の摂取量ってどのくらい?

葉酸はどのくらいの頻度でどのくらいの量を摂取するのが、一番望ましいのでしょうか。日本の12歳以上の男女においては240μg/1日程度の葉酸を目安にしてあげるといいといいと言われています。

 

葉酸は水溶性ビタミンなので水に溶けやすく、熱には弱い性質があるため、調理している段階でビタミンが流れ出てしまいやすくなります。加熱しないでも食べれるメニューも積極的に選んでバランスよく摂取してみてください。

 

葉酸が含まれる食べ物

 

葉酸が含まれている食べ物は以下のようなものがあります。

 

・ほうれん草 1束(176μg

・アスパラ 3本(72μg

・焼き海苔 1枚(57μg

・鶏肉・肝臓 40g(520μg

・牛肉・肝臓 40g(400μg

・豚肉・肝臓 40g(324μg

・玉露 1杯(150μg

・納豆 1パック(60μg

 

葉酸の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット

 

5. 葉酸を取る時の気をつけたいポイント&摂取のポイント

葉酸を摂取する時に気をつけるポイントや摂取のポイントも合わせてご紹介させていただきます。

 

加熱調理に注意

 

水溶性ビタミンで熱に弱い葉酸は、煮たり茹でたり焼いたりといった加熱調理をすると50〜95%ほど葉酸が流出してしまうのです。一番いい状態で接種できるのは生で食べられるといいのですが全て生で食べるのは難しいので、なるべく短い調理時間にしたりと少し意識してみるのも効果的です。

 

過剰摂取に気をつける

 

葉酸は通常は摂取しても体内に吸収されにくいため、過剰摂取になることはほとんどありません。しかししっかりと葉酸を摂取しようとサプリメントを取り入れた場合は少し注意が必要となってきます。

 

1日の上限は30〜64歳で1000μgと定められているので、この基準を超えないように含量をチェックする必要があります。過剰摂取してしまうと亜鉛の吸収を邪魔してしまったりビタミン12欠乏症などの身体の不調の原因にも繋がってしまう恐れがあるのです。

 

サプリメントも取り入れる

 

サプリメントによる過剰摂取には気をつけなくてはなりませんが、葉酸を効率よく摂取する目的でサプリメントを取り入れることはとても有効な手段です。

 

葉酸は水溶性ビタミンであることから、接種した後体内に長く留まることはできないので、サプリメントを1日に数回に分けて摂取してあげると効率よく吸収できるのでオススメとなります。

 

他の栄養素と合わせて効率アップ

 

葉酸を単品で摂取するよりも特定の栄養素と合わせて摂取する方がより効率よく栄養素補給できます。一番一緒に摂取してほしい栄養素がビタミンB12です。

 

葉酸とビタミンB12はお互いに作用しあって血液を作っているので、不足してしまうと貧血になる確率があがってしまいます。またビタミンB12は活性を失ってしまった葉酸を再度機能させる効果もあるため繰り返し葉酸が作用できるのです。ビタミンB12はレバー、青魚、貝類などに多く含まれています。

 

タンパク質の合成などの働きをしている亜鉛はミネラルの一つです。葉酸と一緒に接種することで、葉酸を身体が取り入れる際のサポート的役割を担ってくれるため、合わせて摂取して欲しい栄養素です。亜鉛は牡蠣やレバー、魚介類などに多く含まれています。

 

食事を見直せば白髪は改善する!意外な食生活のNGとは 

 

6. それでも白髪が増えてきてしまったら…

葉酸を摂取したり食事の栄養素のバランスを気にして対策していても、遺伝や老化による白髪は完全に防ぐことはできません。もし白髪が増えてきてしまった時の対策もご紹介させていただきます。

 

カラーリング

 

白髪が出てきてしまって絶対に目立たせないでキレイに隠したい方にオススメなのが、ヘアカラーでカラーリングしてしまう方法です。薬剤も使用するのでダメージもありますが、色味や明るさも調整しやすいためこだわりたい方に向いているカラーになります。

 

ファッションカラーと仕組みはほぼ同じなのですが、白髪にも色味がしっかりと入るように黒い色素がファッションカラーよりも多く入っています。そのためファッションカラーよりは明るさが出せない特徴もあるので、理想の色味や明るさをよく確認してから施術してください。

 

ヘアマニキュア

 

ヘアカラーは髪の毛の内部に対して作用していくのですが、ヘアマニキュアは髪の毛の表面にフィルムを被せるイメージで発色させる方法のカラーです。髪の毛を脱色したり内部に干渉しないため、ダメージも少なくカラーができるメリットがありますが、ベースが白髪のように明るいとしっかりと発色するのですが、黒髪の部分には発色しないので注意が必要です。

 

ヘナ

 

ヘナは植物由来の成分でできている優しいカラーのため、頭皮が染みやすかったり敏感肌の方にオススメのカラーになります。粉末状にしたヘナを水でといて塗布していくので刺激も少なくダメージも少なくすむのです。

 

天然の成分なので色味が選びにくい点は注意が必要となります。色味が調整できる場合はケミカル成分が配合されているヘナもあるためあらかじめ確認してみてください。

 

カラーシャンプー&トリートメント

 

自宅でホームケアとしても取り入れやすいのが、カラーシャンプー&トリートメントです。普段お使いのシャンプー&トリートメントの代わりに使用してあげるだけで髪の毛が染まる仕組みのカラーになります。

 

他のカラーよりもシャンプー&トリートメントに含まれている色素は薄いため、染まり上がりも1回では薄い傾向にあります。お好みの濃さになるまで数回連続で使用して調整すると白髪もしっかりと染められるようになるのです。

 

シャンプー&トリートメントに色素が配合されている形なので、髪の毛に与えるダメージも最小限に抑えられるメリットもあります。デメリットとして洗髪する度に少しずつ退色してしまうため、定期的に使用して色味をキープする必要があります。

 

時間がある時には放置時間を長めに置いたり、ムラにならないようにコームで馴染ませたりと少し手を加えてあげるとさらに仕上がりがキレイに染まるのでオススメです。

7. まとめ

葉酸と白髪は一見関係がなさそうと思われがちな栄養素ですが、白髪とも関わりが深く若々しい髪の毛を維持しようとした時に必須の栄養素の一つです。偏って葉酸ばかり摂取する必要はありませんが、バランスよく様々な栄養素を摂取しながらも葉酸も含まれているか少し気にかけてあげるといいかもしれません。

 

なかなか必要な量が摂取できていないなと感じる場合は、サプリメントなども取り入れながらバランスを見直してみると効果的です。

 

それでも白髪が目立ってきてしまった時にはご紹介した方法で白髪をカバーしてみてください。その中でもカラーシャンプー&トリートメントは初めての白髪ケアにもオススメのカラーになります。

 

いつものシャンプー&トリートメントをカラーシャンプー&トリートメントに変えてあげるだけで染められる手軽さや染まりもマイルドなため初心者の方も失敗が少ないカラーになります。白髪をカバーする方法はいくつもあるので、自分に合った方法を是非探してみてください。

 

さらに、綺和美のヘアケアシリーズも白髪ケアに大変効果的です。この製品は自然な仕上がりで、刺激の強い香りもなく、日々の洗髪を通してマイルドに白髪染めができます。臭いに敏感な方にも安心しておすすめできる製品です。定期通販に新規登録すると、さらに便利な使い心地を実感できるでしょう。

白髪をカバーする方法は人それぞれですので、自分に合った方法を見つけて、美しい髪を保ちましょう。



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白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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