白髪が多い人向け!秋冬のヘアケアのコツと注意点

  1. 白髪の予防・改善方法

過ごしやすくなってくる秋ごろから冬に抜けては、ヘアケアに力を入れる方の増える季節でもあります。湿度が高く紫外線ケアが中心の春夏とは違い、秋冬はまた別のケアや注意点の増える時期でもあるのです。

そこで今回は白髪の多い人へ向けて秋冬に気をつけておくポイントからヘアケア方法まで詳しくご紹介させていただきます。

 

そもそもなぜ白髪が多い?

白髪はなぜ生えてきて望んでもいないのに、どんどん増えていってしまうのでしょうか。その原因についてもはじめに触れておきます。

加齢によるメラニン生成の減少

白髪の原因で挙げられる項目の中でも一番多いパターンが加齢による白髪の増加です。髪の毛は毛根にある毛母細胞から生成されてメラノサイトという細胞によってメラニン色素で着色されて、髪の毛は白髪ではなく黒髪や茶色となって成長していきます。

人は年をとると身体にもガタがくるように毛根の細胞にもガタがきてしまうのです。メラノサイトが正常に機能しない場面が増えてしまうとその分だけ色のつかないまま成長した髪の毛が白髪としてどんどん生えてきてしまうのです。

年齢を重ねるにつれて頭皮への血流も低下するため、髪の毛の成長に必要な栄養素が届きにくくなってしまう点も白髪が増加する原因の一つとなっています。

ストレスや睡眠不足による血流の低下

ストレスを過剰に感じてしまうと、人は副交感神経が優位となり血管が収縮してしまうので血流が悪くなってしまいます。睡眠不足の場合も同様の現象が起きてしまい、血流が悪くなり栄養が頭皮や毛根まで行き渡らなくなってしまうのです。

栄養が足りていないとメラノサイトの機能が低下してしまい白髪の原因にも繋がってしまうのです。また、睡眠中は髪の毛の成長ホルモンがたくさん分泌される時間帯もあるので、睡眠不足が続くとさらに白髪の原因に繋がってしまいます。

食生活の乱れによる栄養不足

食事で得られる栄養素はそのまま血流に乗って頭皮や毛根に届けられます。髪の毛に必要な栄養素はミネラル、タンパク質、ビタミンが主となっているのですが、普段の食事が偏ってしまうとこれらの栄養素が不足してしまい脂質や糖質ばかり摂取してしまう場合も多くなってしまうのです。

糖質や脂質を多く摂取してしまうと頭皮に皮脂が過剰に分泌してしまい、ベタつきやニオイの元となってしまうだけではなく皮脂が毛穴つまり髪の毛の生成を阻害してしまうのです。

髪の毛が正常に成長していけないと白髪のリスクが増加し、自分でも気づかぬうちに白髪が目立つようになってしまう場合もあるので注意が必要です。

白髪に関する情報の遺伝

白髪に関する情報は遺伝によって受け継がれるとされています。両親や祖父母などの親族に白髪が多い方や若白髪だった方などがいらっしゃると、同じような傾向を受け継いでしまっている可能性がとても高くなってしまいます。

まだ解明されていない部分も多いのですが統計的にもこの傾向は強く、身の回りにこのような特徴の方がいる方は完全に防ぐ方法はありませんが少しでも予防できるようにあらかじめ対策を講じておくと安心です。

参照:脱毛症 Q18 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

秋冬の季節は要注意!

夏が終わると秋に季節が移り変わってきますが、この時の頭皮や髪の毛は夏の紫外線や蓄積されたダメージで傷んでしまっている状態です。そのケアができていないまま秋冬と空気が乾燥していくとさらに乾燥やダメージで頭皮にも髪の毛にも負担がかかってしまいます。

夏の強い紫外線は活性酸素を増加させてしまい、皮膚や頭皮も老化を早めてしまう恐れもあるので注意しないと少し怖い季節でもあります。

冬は一気に湿度が低下して乾燥してしまいますが、寒くなるほど室内はどこへ行っても暖房が効いている場面が多いためさらに空気が乾燥してしまうのです。乾燥は頭皮のかゆみや髪の毛のダメージにも悪影響を与えてしまうので注意が必要です。

参照:冬はすぐそこ! 皮膚のトラブルと冬支度 | 済生会

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秋冬のヘアケア方法

ヘアケアに力を入れるべき季節の秋冬に是非取り入れて頂きたいヘアケア方法をご紹介させていただきます。

高保湿トリートメントやヘアマスク

夏にたくさん浴びた紫外線のダメージや乾燥をケアしてあげるために、高保湿のトリートメントやヘアマスクで髪の毛に栄養や潤いを与えて保護してあげるとツヤやハリコシも復活してきます。

いつものトリートメントよりも少し保湿効果の高いものを選んでみてください。ヘアマスクの場合は髪の毛の様子を見ながら週に2〜3回使用してみてください。

1.シャンプーで頭皮や髪の毛の皮脂や汚れを落としてキレイにしておく。

2.髪の毛を絞って水分をきっておく。

3.中間から毛先を中心にトリートメントかヘアマスクを馴染ませていく。

4.5〜10分時間を置き、髪の毛にしっかりと浸透させる。

5.シャワーですすぎ残しがないように念入りに流していく。

【POINT】

・シャンプーの時に汚れやスタイリング剤が落ちきっていないとトリートメントの浸透を阻害してしまい、効果が半減してしまうためしっかりと泡立てて汚れを落としてからトリートメントを使用するようにしてください。

・頭皮や根本付近にトリートメントがついてしまうと、流し残しの原因や毛穴のつまりに繋がってしまうので中間から毛先を中心のダメージや乾燥が気になる部分を中心に馴染ませます。

・トリートメントやヘアマスクを塗布したらすぐに流さずに、必ず時間を置くようにします。放置時間中はターバンやヘアキャップをして湯船に浸かるとスチーム効果も期待できるのでオススメです。

頭皮に優しいシャンプーを使う

普段お使いのシャンプーがどの位洗浄力があるのかご存知でしょうか?市販で販売されているシャンプーのほとんどが、実は洗浄力のとても強いシャンプーとなります。

シャンプーの成分表をチェックしてみるとラウリル〜やラウレス〜の成分が配合されていると食器用の洗剤にも使われている位の洗浄力の高さのシャンプーなのです。

このような洗浄力の強いシャンプーを使っていると乾燥が進む秋〜冬は特に、髪の毛や頭皮に必要な皮脂まで洗い流されてしまうのでダメージや頭皮環境の悪化へ繋がってしまうのです。

シャンプーは香りや効能など選びきれないほどの種類の商品が売られていますが、洗浄力がマイルドで頭皮や髪の毛に必要な皮脂は残しつつ不要な皮脂は落とせる位の力の成分をえらんでみてください。

・避けて欲しい成分

  • 高級アルコール系(ラウレス〜、ラウリル〜、)
  • 石けん系(石けん素地、カリ石けん素地)
  • オレフィン系(オレフィン〜)

・オススメの成分

  • アミノ酸系(ココイル〜)
  • ベタイン系(コカミド〜、ラウラミド〜)

アウトバストリートメント&スカルプエッセンス

入浴中のヘアケアは意識しますが、お風呂上がりの時間も重要なヘアケアがまだ残っています。濡れている状態の髪の毛は無防備でダメージを受けやすく、水分が蒸発するたびに髪の毛の内部の水分まで持っていかれてしまうのでアウトバストリートメントを馴染ませて潤いを閉じ込めて補修してあげてください。

髪の毛を乾かす時にもドライヤーの熱から守ってくれるので乾燥を防いでくれます。中途半端に乾かしてしまうとダメージや乾燥の元となってしまうので、根本までしっかりと乾かしてあげてください。

お肌と同じように頭皮も乾燥したりベタついたりとトラブルを抱えてしまいます。そのため頭皮用の美容液のスカルプエッセンスで頭皮に栄養と保湿をしてあげると頭皮環境が整いやすくなりキメも整い乾燥からも保護できるのです。

・アウトバストリートメント

1.優しくタオルドライをして、髪の毛の水分をしっかりと拭き取っておく。

2.アウトバストリートメントを適量手のひらに出して、中間から毛先を中心に馴染ませていく。

3.クシやコームを使ってとかしながら馴染ませていく。

4.そのままドライヤーで乾かしていき乾いたら、毛先のパサつきやすい部分に仕上げに少量アウトバストリートメントをつけておく。

【POINT】

・アウトバストリートメントは自分の髪質やお好みに合わせて選んでください。

  • オイルタイプ(ダメージや乾燥がひどい方)
  • ミルクタイプ(水分と油分のバランスが取りたい方、パーマをかけている方)
  • ミストタイプ(猫っ毛や髪の毛の細い方、ベタつきが苦手な方)
  • クリームタイプ(重ための質感の好きな方、広がりが気になる方)

・スカルプエッセンス

1.優しくタオルドライをして全体の水分を拭き取っておく。

2.髪の毛を分けとって地肌に直接スカルプエッセンスを塗布していく。同様にして頭皮全体に塗布する。

3.指の腹を使って優しく地肌に馴染ませながら刷り込んでいく。

4.頭を軽くつまむようにリズミカルにタッピングしてマッサージしながら行き渡らせていく。

5.最後はいつも通りドライヤーで乾かして仕上げる。

スカルプシャンプー&トリートメント

頭皮は日頃から清潔に保ち栄養を与えてあげるだけで、整った状態をキープしやすくなります。秋冬にも是非取り入れて頂きたい自宅でのセルフケアがスカルプシャンプー&トリートメントです。

スカルプシャンプーは頭皮ケアに特化しており、普通のシャンプーでは落としきれないような毛穴の汚れなどをキレイにできるアイテムです。週に2〜3回を目安に取り入れてみてください。

1.乾いた状態で生え際から後ろへ向かって、ブラシの先が地肌に当たるようにしながらブラッシングしていく。そのまま全体的にとかしていく。

2.シャンプーを地肌からしっかりと泡立てていき、軽めにシャンプーしていく。

3.全体を洗ったら一度流していく。

4.スカルプシャンプーを地肌から泡立てていき、全体を入念にシャンプーしていく。

5.時間がある時にはここでスカルプマッサージを行う。

6.シャワーで流して髪の毛を絞り水分をきっておく。

7.スカルプトリートメントを適量手のひらに出して馴染ませてから、頭皮を中心に塗布していく。

8.生え際に両手の指をそえて後ろへ向かってグーッと圧をかけながら滑らせていく。

9.放置時間を置き、すすぎ残しがないように入念にシャワーで流していく。

POINT

・シャンプー前にブラッシングで頭皮や髪の毛の汚れを浮かせておきます。

・シャンプーの泡立ちが悪いと皮脂やスタイリング剤が残ってしまっている可能性があるので、一度流してからもう一度泡立てます。また、泡立ちが悪いままシャンプーしてしまうと髪の毛や頭皮に摩擦や刺激を与えてしまうのでしっかりと泡立ててからシャンプーしてください。

まとめ

秋冬は夏の疲れが身体だけではなく髪の毛や頭皮のたまりダメージを受けている季節でもあります。そこに乾燥が襲いかかるとさらなる負担がかかってしまうのです。その負担を少しでも軽減させてあげるには普段のヘアケアが何よりも大切なのです。

日常に取り入れやすくて効果の高いスカルプシャンプー&トリートメントのケアが特に有効で、頭皮環境の良さは美髪、白髪、薄毛など様々なお悩みの解決の原点でもあるのです。

スカルプシャンプーは刺激の強いメンズ用のものもありますが、オススメは綺和美のスカルプシャンプー&トリートメントになります。綺和美は無添加でアミノ酸系シャンプーなので汚れを落としつつも頭皮に優しく洗い上げてくれる特徴があります。

いつものシャンプーとトリートメントの代わりに取り入れて是非使用してみてください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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