白髪ケアシャンプートリートメントは洗浄力が強いモノを選んでもいいの?

  1. 白髪の予防・改善方法

白髪を気になったタイミングで染められて、自宅でも気軽に取り入れられる白髪ケアシャンプー&トリートメントは幅広い層からとても人気がある商品です。人気があるがゆえに種類も選びきれないほどの数があり、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。

 

白髪ケアをするのと同時にスッキリと洗おうと洗浄力の強い白髪ケアシャンプーを使用したいという方も多く、これは実際どのように影響してくるのでしょうか。

 

そこで今回は白髪ケアシャンプー&トリートメントについてから、洗浄力の選び方まで詳しくご紹介させていただきます。

 

1. 白髪ケアシャンプー&トリートメントとは?

白髪ケアシャンプー&トリートメントはシャンプーやトリートメントに白髪が染まるように染料が配合されているシャンプー&トリートメントです。通常のシャンプー&トリートメントの代わりに使用するだけで白髪も染まりケアできる優秀なアイテムなのです。

 

この白髪ケアシャンプー&トリートメントのメリット・デメリットもご紹介させていただきます。

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントのメリット

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントのメリットは以下のようなものがあります。

 

・手軽にいつでも自宅で染められる

 

白髪は一度気になってしまうとその後染めるまでの間、鏡を見る度にずっと気になってしまうものです。気になったからといってすぐにサロンに行って染められたらいいのですが、そうもいかない方も多いのではないでしょうか。

 

そんな時に入浴時に好きなタイミングで手軽に染められる白髪ケアシャンプー&トリートメントはとても便利です。

 

・初めてでも扱いが簡単

 

初めて自分で染める方は失敗してしまわないか、キレイに染められるのか心配になってしまうこともありますよね。白髪ケアシャンプー&トリートメントはヘアカラーよりも薄染まりの仕上がりのため調整がしやすく、扱いもシャンプー&トリートメントと同じなので簡単にできてしまいます。

 

そのため自分で染めたことがない方でも簡単に白髪染めできてしまうのが最大のメリットです。

 

・髪の毛に負担が少ない

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントのベースはシャンプー&トリートメントに染料が配合されているものなので、白髪は染まるけれども髪の毛の負担はほとんどかからない仕組みになっています。ダメージや乾燥が気になる方は特にヘアカラーではなく白髪ケアシャンプー&トリートメントがオススメです。

 

・サロンで染めるよりも安価

 

ヘアサロンでヘアカラーをすると全国平均でも6,000円前後の料金がかかってしまいます。白髪が気になると1ヶ月に一度のカラーでは追いつかなくなってしまうことも多く、頻度が多くなるほどに費用がかかってきてしまいます。

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントを常備しておけば、何回も染められてキレイを維持しやすく、サロンでのヘアカラーよりも安価で染めることができるのです。

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントのデメリット

 

逆に白髪ケアシャンプー&トリートメントのデメリットもご紹介させていただきます。

 

・一発でしっかりと染まりにくい

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントは薄染まりなので1回での使用では物足りない仕上がりの場合が多くなります。数回使用して色味を濃く定着させていき、好みの濃さに調整する必要があるため「今すぐに白髪をキレイに染めたい!」というときには向かないので注意が必要です。

 

・ムラになることもある

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントは髪質によっても染まり具合が変わってきてしまいます。細い毛の部分はよく染まり、しっかりとした部分の方が薄く染まったりと多少のムラが出てしまうこともあります。

 

またシャンプーの泡立ち具合や塗布量の差でも染まり方が違ってきてしまうため、均等に泡立てたりカラーシャンプーと合わせてカラートリートメントも併用することでムラを防ぐ効果もあるのです。

 

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2. 洗浄力が強いとどうなる?

白髪ケアシャンプー&トリートメントの洗浄成分についてもみていきます。

 

洗浄成分とは?

 

白髪ケアシャンプー&トリートメントに配合されている洗浄成分は、界面活性剤という水と油に馴染む性質の成分のことを指します。界面活性剤は様々なスキンケアなどにも配合されている成分で、シャンプーの内容量のほとんどを水と界面活性剤が占めている位必須の成分となっているのです。

 

シャンプーに配合されている界面活性剤は、頭皮や髪の毛の皮脂や汚れを落とす役割を担っています。皮脂やスタイリング剤の油分の多い汚れや、ホコリなどの水で落とせる汚れどちらにも馴染むのでシャンプーで洗うと高い洗浄効果が期待できます。

 

界面活性剤がよくないと言われることもありますが、界面活性剤が配合されていないと皮脂や汚れが落としきれずに残ってしまいトラブルの元にも繋がるため、健康的な頭皮環境を目指すのであれば必要な成分だと言えます。

 

界面活性剤は白髪ケアシャンプーにも必要なのですが、その種類には少し気をつけなくてはなりません。界面活性剤の中でも洗浄力の強いものからマイルドなものまで様々ありますが、この強い洗浄力の界面活性剤が配合されているシャンプーを使ってしまうと頭皮や髪の毛に必要な分の皮脂まで根こそぎ洗い流してしまい乾燥や頭皮トラブルに繋がってしまう恐れがあるのです。

 

脱毛症 Q18 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

3. 白髪ケアシャンプー&トリートメントに配合されている洗浄成分

白髪ケアシャンプー&トリートメントを選ぶ際に配合されている洗浄成分もチェックして、洗浄力が強いものはなるべく避けるようにしてみてください。

 

注意して欲しい界面活性剤

 

白髪ケアシャンプーの裏の成分表をみてみて以下の成分が配合されている場合は注意が必要です。

 

高級アルコール系

 

高級アルコール系の界面活性剤は石油由来の成分でラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウムの表記があるものになります。市販で販売されているほとんどのシャンプーに配合されていると言っても過言ではないくらいにメジャーな成分です。

 

価格も安価で安定性の高い成分のため様々な商品に使われているのですが、とても洗浄力の強い成分の一つなのです。食器用洗剤にも配合されているくらいの強さの成分なので乾燥肌や敏感肌の方の使用は特に注意が必要となります。

 

石けん系

 

石けん系は成分表の表記に石けん素地、カリ石けん素地、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなどがある製品に配合されている界面活性剤です。石けん系の界面活性剤は優しそうなイメージとは裏腹に洗浄力が強く必要な皮脂も洗い流してしまうくらい強力な成分でもあるのです。

 

成分的にみても環境には優しくメリットもある成分なのですが、頭皮や髪の毛のことを考えると避けておいたほうが安心な成分となります。

 

オレフィン系

 

成分表にオレフィン〜、スルホン酸〜と表記のあるものはオレフィン系の界面活性剤となります。この成分は高級アルコール系の界面活性剤がよくないと言われるようになったため、代わりに配合されることが多くなった洗浄成分です。

 

しかし洗浄力は高級アルコール系と同じく強くいため、できるだけ避けておきたい成分でもあります。

 

オススメの界面活性剤

 

白髪ケアシャンプーに配合されていて欲しい成分は以下のようになります。

 

アミノ酸系

 

シャンプーの成分表にココイル〜やラウロイル〜の表記があるものはアミノ酸系の界面活性剤です。アミノ酸系の界面活性剤はマイルドな洗浄成分で、必要な皮脂を残し不要な皮脂を洗い流すためにも程よい洗浄力の成分となります。

 

アミノ酸系はお肌と同じ弱酸性のため、お肌への刺激が少なく敏感肌やアトピー体質の方にもオススメできる洗浄成分となります。

 

ベタイン系

 

成分表にコカミドプロピルベタインやラウラミドプロピルベタインの表記があるものはベタイン系の界面活性剤が配合されているシャンプーです。ベタイン系は低刺激で洗浄力をマイルドにしてくれる効果のある洗浄成分で、ベビー用のシャンプーにも配合されているくらい優しい成分となります。

 

単品よりも他の成分のサポート的な役割で配合されていることも多く、シャンプーをマイルドにしてくれるため優しい洗浄力で洗い上げたい方にもオススメの界面活性剤です。

 

白髪予防には正しい白髪染めシャンプーを!自分の髪に合ったシャンプーの見つけ方

 

4. 白髪ケアシャンプー&トリートメントの効果的な使い方

白髪ケアシャンプー&トリートメントをいつものシャンプー&トリートメントの代わりに使うだけでも白髪を染めることはできるのですが、せっかく使用するなら効果的にキレイに染めたいですよね。

 

効果的にキレイに染められる方法もご紹介させていただきます。

 

1.髪の毛の絡みをあらかじめクシでとかしてほどいておく。

 

2.シャワーで地肌の汚れを洗うように入念にしっかりとすすぐ。

 

3.通常のシャンプーを適量出して地肌からモコモコに泡立てていく。(泡立ちが悪い場合は一旦流してから再度泡立てていく)

 

4.全体をシャンプーして汚れを落としていき、シャワーで流していく。

 

5.白髪ケアシャンプーを適量出して全体に行き渡るようにしっかりと泡立てる。

 

6.あら目のクシでとかし根元から毛先まで全体に泡をムラなくつける。

 

7.そのまま少し放置してから全体をシャンプーしてから流していく。

 

8.髪の毛の水分をしぼってタオルで軽く拭き取る。

 

9.白髪ケアトリートメントをあら目のクシを使って、髪の毛全体に馴染ませていく。

 

10.足りなそうな部分はトリートメントを足しながら塗布できたら、少し放置時間を置く。

 

11.すすぎ残しがないように地肌や耳後ろに注意しながらしっかりとすすいでいく。

 

すぐに乾かす

 

シャンプーの方法ではないのですが、お風呂上がりに自然乾燥してしまうとタオルに色が移ってしまったり乾燥が酷くダメージとなり白髪ケアシャンプーで入れた色味も流出しやすくなってしまいます。

 

お風呂上がりには水分をタオルドライで優しく拭き取り、アウトバストリートメントでしっかりと保護してからドライヤーで乾かしてあげてください。ドライヤーが近すぎてしまったり、オーバードライで乾かしすぎてしまうと頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまいます。

 

髪の毛全体を8割程度乾かしたら冷風に設定して、最後の仕上げをしていくと負担を軽減してあげられます。地肌付近は乾かし方にムラが出やすいので注意しながら乾かしてください。

5. まとめ

白髪ケアシャンプー&トリートメントは誰でも手軽にできる白髪染めの手段の一つです。手軽に取り入れられるからこそ、種類や成分にどんなものが配合されているのかチェックして自分で見極めて選んで行かなくてはいけません。

 

洗浄成分はシャンプーの中でも含まれている割合の多い成分でとても重要な役割を担っています。洗浄成分は強いものから弱いものまで様々で、選ぶものを間違えてしまうと頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまう恐れもあるのです。

 

白髪ケアにお悩みの方に、綺和美の白髪ケアシャンプー&トリートメントが強くおすすめです。このシリーズは、白髪を自然に染め上げるだけでなく、頭皮と髪に優しい成分を使用しています。今回ご紹介した成分の知識を持って選べば、髪にダメージを与えず、白髪もしっかりとケアできます。

 

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せっかく白髪を染めてキレイにしようとしているのにダメージを受けてしまっては悲しいですよね。そのような事態にならないためにも、今回ご紹介した成分を参考にして是非自分に合う白髪ケアシャンプー&トリートメントを探してみてください。



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白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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