女性のスカルプケアは何歳頃から始めるのが理想?ケア方法を身につけて健康的な髪を

  1. 白髪の予防・改善方法

「スカルプケア」と聞くと男性の問題といったイメージを持たれる方が多いかと思います。しかし女性にも「スカルプケア」は必要なことはご存知でしょうか。

 

「スカルプケア」は健康的な頭皮環境を手に入れるためには必要不可欠で、美しい髪の毛の生成にも必要なケアとなります。

 

いざ「スカルプケア」を取り入れてみようと思っても、いつどのタイミングからはじめたらよいのでしょうか。そこで今回は女性がいつからスカルプケアを始めるのが理想的なのかという内容から、スカルプケアについてのあれこれを詳しくご紹介させていただきます。

 

1. 女性がスカルプケアを始めるタイミングは?

女性がスカルプケアを始める理想的なタイミングは、いつなのでしょうか。薄毛や細毛が気になり始めてからでは手遅れになってしまう場合もあるため、一番適切なタイミングは思い立った「今」です。

 

年齢で言えばまだ薄毛や細毛が気になっていない、20代のうちからはじめるのがベストと言われています。

20代のうちからスカルプケアを取り入れて毛穴や頭皮に皮脂や汚れが詰まらない清潔な状態を維持できると、ヘアサイクルが整い髪の毛の成長も良好になり抜け毛や薄毛などを防ぐ効果があるのです。

 

2. ヘアアサイクルの仕組み

髪の毛は一定のヘアサイクルによって成長し、生え変わっていきます。成長期→退行期→休止期と4〜6年間かけてこのヘアサイクルを一周していくのです。

 

・成長期

 

全体に生えている髪の毛の80〜90%は成長期にあるとされており、その中でも早期→中期→後期と段階に分かれています。早期では毛根にある毛母細胞が活発に細胞分裂しいき、中期で髪の毛が生成され生え始め、後期で髪の毛は太くなりどんどん伸びていって長さも出てきます。

 

この成長期全体の期間が長いと健康的な髪の毛が成長してくれるのです。反対にこの期間が短くなってしまうと、抜け毛や細毛が増えてしまいヘアサイクルが乱れてしまっている状態となってしまうのです。

 

・退行期

 

退行期は髪の毛全体の1%といわれており、2〜3週間で次のサイクルに移行します。髪の毛が成長するには毛母細胞が分裂するのですが、そのために毛乳頭細胞から栄養を送るように指示がでています。

 

しかし、この退行期に入ると毛乳頭細胞の働きが弱まってしまい、髪の毛の成長がペースダウンしてしまうのです。

 

・休止期

 

髪の毛全体の10〜20%が休止期にあり、2〜3ヶ月間この状態にあります。

 

休止期は髪の毛の成長が完全にストップしてしまった状態になり、毛乳頭細胞の機能が止まってしまい髪の毛は生成されなくなってしまいます。この期間は毛根が次に成長期に入れるように準備していている時間でもあるのです。

 

正常なヘアサイクルであったとしても、髪の毛は毎日80〜100本程度は自然と抜けてしまうものです。もしそれ以上に抜けてしまっている場合ですと、ヘアサイクルが乱れてしまっていて何かしらの異常がある可能性がでてきます。

 

平均で4〜6年でヘアサイクルが一周するのが正常なヘアサイクルなのですが、何らかの原因でヘアサイクルが乱れてしまうと数ヶ月〜1年と短い期間でヘアサイクルが一周するため、抜け毛や細毛が多くなってしまいます。

 

この異常が改善されないまま過ごしていると、短い髪の毛や細い髪の毛が増えていき全体のボリュームがなくなってしまうためできるだけ早めの改善が必要とされるのです。

 

3. ヘアサイクルが乱れる原因は?

ヘアサイクルが乱れてしまう原因はいくつかありますので、ご紹介していきます。

 

頭皮環境の乱れ

 

頭皮が乾燥していたり皮脂が過剰に分泌してしまうと、頭皮環境が悪化してしまいます。また紫外線も頭皮トラブルの要因の1つに なります。UVケアをしっかりしていないと、 カサつきやフケを助長することになってしまいます。乾燥からかゆみで傷ができやすくなったり、皮脂の過剰分泌で頭皮の毛穴が詰まりやすくなってしまったりするのです。

 

そうなると毛根にある毛母細胞の機能が低下してしまい、髪の毛を生成する力が弱まってしまうのです。健康的な髪の毛や頭皮を維持するためには、いい頭皮環境が必要不可欠となります。

 

生活習慣の乱れ

 

直接関係のないように思えますが、とても大切なのが生活習慣になってくるのです。

 

・食生活

・睡眠

・運動

・喫煙

 

上記のような習慣が主に関係してきています。においやふけなど不快感の原因にもなるため、健康的な髪の毛や頭皮を維持するためには血流をよくして、バランスのよい食事で頭皮へ栄養をしっかりと送らなくてはなりません。

 

喫煙や運動不足や睡眠不足では血流が悪くなってしまい、頭皮へ栄養を届けることができなくなってしまいます。この習慣を整えてあげるだけでも頭皮環境の改善が期待できるので決して無視できません。

 

加齢

 

なかなか抗うことが難しい原因が加齢による老化です。お肌などと同じように頭皮や髪の毛の加齢の影響を受けてしまいます。老化すると毛根にある毛母細胞の機能も衰えてきてしまい、前と同じようなペースでは髪の毛を生成できなくなってきてしまいます。

 

その影響でヘアサイクルが乱れてしまい、周期が短くなってしまうのです。特に女性はエストロゲンというホルモンのお陰で抜け毛が防がれているのですが、年を重ねるに連れてこのエストロゲンの分泌も減少してきてしまい抜け毛が増えることもあります。

 

4. スカルプケアのやり方

このようにヘアサイクルを乱さないためにも、早いうちからスカルプケアを取り入れておきたい所です。スカルプケアといっても何をしたらいいのかわからないという方もいらっしゃると思いますので、スカルプケアのやり方もご紹介させていただきます。

 

スカルプシャンプー&トリートメント

 

ホームケアで使えるスカルプシャンプー&トリートメントは入浴時に手軽に頭皮のケアができて、頭皮の皮脂汚れも除去できるのでオススメのケア方法です。

 

1.髪の毛を濡らしていない状態で、クッションブラシを地肌にあて全体的にとかす。

(絡まりをほどき、地肌や髪の毛についている汚れやホコリを浮かせていきます)

 

2.36〜38℃前後のぬるま湯で頭皮からしっかりとすすぎ予洗いをしていく。

(この段階で汚れの7〜8割は落とせるので、たっぷりのお湯を行き渡らせる)

 

3.通常のシャンプーを適量とり泡立てて、軽めにシャンプーして一旦シャワーで流す。

(皮脂が多く泡立ちにくい場合は、一回流して再度泡立てる)

 

4.スカルプシャンプーを適量とりモコモコに泡立てて、全体しっかり目にシャンプーしていく。

(爪をたてないで指の腹を頭皮にしっかりつけるようにして洗う)

 

5.生え際のフェイスラインに指をそえて回しながら引き上げるように少しづつ後ろへずらしていく。

 

6.両手の拇指球をこめかみにあてて回しながら引き上げて圧をかけていく。

 

7.前髪の生え際から両指の人差し指で交互にプッシュして頭頂部まで刺激する。

 

8.首の根元を左右から親指で圧をかけて全体的にほぐす。

 

9.耳後ろから頭頂部へ向かって両手を使って引っ張り上げながら刺激する。

 

10.両方の指を全部使って頭皮全体を軽くつまむようにタッピングする。

 

11.シャワーでシャンプーを流していく。

 

12.スカルプトリートメントを頭皮から毛先まで馴染ませていく。

 

13.生え際に指をそえて頭皮に圧をかけながら、そのまま指を後ろへ滑らせるようにする。これを全体的に行う。

 

14.数分時間を置きシャワーで流す。

(すすぎ残しがないように念入りにすすいでいく)

下記ページでスカルプケアの基本のうち、特にシャンプーとコンディショナー選びについて紹介しています。ご覧ください。

スカルプケアの基本!まずはシャンプーとコンディショナー選びから見直そう

 

頭皮用のヘアオイル

 

余裕がある時に、ブラッシングしてから頭皮用のヘアオイルを地肌に馴染ませて軽くマッサージをしてからいつも通りにシャンプー&トリートメントをすると頭皮の油分と水分のバランスが取れるようになります。

 

頭皮用のオイルやホホバオイルなどを使って週に2〜3回取り入れてあげると乾燥やかゆみも軽減できるのでオススメです。

頭皮マッサージで使いたいマッサージオイル5選 

 

美容室でヘッドスパ

 

もっとしっかりと汚れをリセットしてケアしたいときには、美容室でヘッドスパの施術を受けるのも効果的です。自分では取り切れない皮脂汚れもリセットしてマッサージでほぐして血流も促進してくれます。ホームケアと上手に併用するとキレイな頭皮を維持しやすくなります。

下記ページで頭皮のマッサージについて手順を紹介しています。ご一読ください。

頭皮のマッサージってどうやるの? 道具は必要? スカルプケアを学びましょう!

 

5. 日常生活の中で気をつけるべきポイント

スカルプケアも大切なのですが、日頃の何気ない習慣も合わせて見直していくとより頭皮環境が安定していくのです。気をつけるべきポイントもチェックしておきます。

 

運動する

 

特にデスクワークなど体を動かす機会が少ない方は血流が滞りがちとなってしまいます。運動といっても激しいスポーツなどをする必要はなく、ウォーキングやヨガやストレッチなど自分に合ったものから始めてみてください。

 

続けて習慣にすることが大切なので、仕事帰りに1駅歩くなど無理なく取り入れられるような運動がオススメです。

 

バランスのいい食事

 

脂質や糖質ばかり摂取していると頭皮の皮脂が過剰分泌してしまったり必要な栄養素が足りなくなってしまったりと、頭皮環境が悪化してしまいます。

 

髪の毛や頭皮のために積極的に摂取するべき栄養素は下記のようになります。

 

タンパク質…肉、魚、大豆、納豆

 

亜鉛…牡蠣、ブロッコリー、赤身肉

 

ビタミン…ブロッコリー、アーモンド、ほうれん草、キウイ、レバー

 

どれかの栄養素を偏って摂取しているのもよくありません。全体満遍なくバランスよく摂取していくことが一番望ましいのです。

下記ページでは健康的な食生活のポイントを解説しています。参考にしてください。

健康長寿のための食事と栄養 | 健康長寿ネット

 

睡眠時間の確保

 

睡眠時には人は副交感神経が優位となり、血管が拡張し血流がよくなり頭皮へと栄養が行き渡るようになっています。これが睡眠不足で交感神経が優位な状態が続いてしまうと、血管は萎縮してしまい血流が悪くなってしまい栄養が行き渡らなくなってしまうのです。

 

また夜の22〜2時の間に髪の毛の生成に必要な成長ホルモンが分泌されているため、その時間帯には就寝して、毎日8時間程度の睡眠時間を確保するのが理想的です。

 

これを実行するだけでも、当日の血流をよくしたり抗炎症作用があったりと頭皮環境をよくします。

 

ストレス

 

ストレスを感じていると自律神経が乱れホルモンバランスが崩れてしまい、頭皮の血流障害が起きてしまいます。血流が悪くなると栄養も行き渡りにくくなってしまい、頭皮環境に大きな影響を与えてしまうのです。

 

そしてストレスを感じている状態は交感神経が優位になっている状態なため、その影響で頭皮皮脂が多く分泌されてしまい、ベタつきやかゆみが気になるようになり頭皮トラブルの原因にも繋がってきてしまいます。

6. まとめ

スカルプケアは男性だけでなく女性にとっても必要で、この先の若々しい髪の毛や頭皮を維持するためにもとても大切なヘアケアの一つです。それを実現するためにも思い立った今からスカルプケアを取り入れて、頭皮環境を整えて健やかに髪の毛が成長できるようにケアしてあげることが重要となります。

ここで綺和美のヘアケアシリーズをおすすめします。このシリーズはマイルドな成分で作られており、刺激が少ないので頭皮に優しいです。さらに、独自の香りが心地よく、多くの雑誌でも高評価を受けています。お得な定期通販でのご購入や新規登録での特典もあります。また、スカルプケア用品として併用することで、より効果的なケアが期待できます。

スカルプケアだからとそこまで難しく考えなくても、週に数回の頻度でいつものシャンプー&トリートメントをスカルプシャンプー&トリートメントに変えてあげるだけで対策できてしまうのです。余裕のある時にマッサージを取り入れて血流を促進してあげればきちんと不要な皮脂や汚れが溜まってしまうことはありあません。

細かく言えば生活習慣など注意すべき点はありますが、まずは第一歩としてスカルプシャンプー&トリートメントを取り入れて習慣化してみていただくのが、健康的な頭皮への近道です。ぜひご参考にしてみてください。

 

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毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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