「まだ１本しか生えていないから…」
「もう少し増えてきたらでいいかな…」
と白髪が生えてきてもつい見て見ぬふりをしてしまったり、まだ大丈夫だからと後回しにしてしまいがちです。白髪は一度、白髪になってしまったらもう手遅れなのでしょうか？白髪が生えてきたら初期のうちにできるケアが大切と言われるのはなぜなのでしょうか？
今回はそんな疑問を詳しく解説させていただきますので、是非最後までお付き合いください。
2． 白髪の原因
3． 白髪になりやすい人の特徴
4． まだ間に合う？なぜ初期のケアが大切？
5． 白髪が生えてきた時の初期にするべきケアは？
6． 黒髪に戻らなかったときは…
1． なぜ白髪が生えてきてしまうの？
髪の毛の毛根にある毛乳頭は、毛細血管から受け取った栄養を毛母細胞へ送り届ける役割を担っています。この毛母細胞は分裂することで、髪の毛を生成していくのでとても大切な部分です。
毛母細胞から生成されたばかりの髪の毛には色がついておらず、白いままの髪の毛でこの状態が白髪の正体なのです。毛母細胞の近くには髪の毛に色をつけていく役割のメラノサイトという細胞があり、この細胞からメラニン色素を取り込むことで黒や茶色などの髪色がつけられて髪の毛は生えてきます。
メラノサイトはチロシナーゼという酵素の働きがないと色素を作り出すことができません。このように何らかの異常が起きてしまい、メラノサイトが機能せずにチロシナーゼが減少したり消失してしまい、メラニン色素がつけられないまま成長して生えてきてしまったものが白髪と呼ばれるものなのです。
2． 白髪の原因
メラノサイトが機能しなくなりメラニン色素がつけられなくなってしまい白髪になることはわかりましたが、そもそもなぜメラノサイトが機能しなくなってしまうのでしょうか。その原因はいくつかありますので順番にご紹介していきます。
遺伝
若いうちから白髪になってしまう方もいらっしゃれば、年齢を重ねても白髪がまだ生えていないという方もいらっしゃいます。この違いは遺伝により受け継がれた、メラノサイトの質や量の影響だと言われているのです。
医学的にはまだはっきりとしない部分もあるのですが、白髪になるのが早い方は同じように両親や親族に似た特徴の方がいらっしゃるケースが多く、メラノサイトに関する遺伝子も受け継がれると言われています。
加齢
人は体やお肌と同じように、加齢していくと頭皮も老化をしていくものです。老化してくると毛根にある毛母細胞やメラノサイトも機能が低下してきてしまいます。そうすると髪の毛にメラニン色素がつかなくなってしまい、白髪の割合が増えてしまいます。
老化が原因となっている白髪は防ぐ手がないため、他の方法で対策をしていかなくてはなりません。
脱毛症 Q2 – 皮膚科Q＆A（公益社団法人日本皮膚科学会）
ストレス
強いストレスがかかってしまうと、自律神経が乱れてしまい血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなってしまうと毛根の毛母細胞へ栄養が行き渡らなくなってしまいメラノサイトの働きも弱まってしまい、髪の毛にメラニン色素がつかずに白髪が増えていってしまうのです。
食生活
食生活が乱れてしまうと、メラノサイトに栄養が行き渡らず機能が低下してしまいます。偏った栄養素ばかり摂取するのではなく、色々な栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
紫外線
紫外線はお肌に悪影響を与えてしまうように、頭皮や髪の毛にも悪い影響を与えてしまうのです。顔や腕には日焼け止めを塗ったりと対策をする方が多いのですが、身体の中でも一番てっぺんにある頭に日焼け対策をする方は少ないのではないでしょうか。
紫外線は頭皮に炎症を起こしてしまうこともあり、毛根へのダメージも計り知れません。このようなダメージが蓄積されてしまうと、毛母細胞やメラノサイトにまで影響してしまい白髪の原因へと繋がっていってしまうのです。
3． 白髪になりやすい人の特徴
白髪が生えてきてしまうのが早い方の特徴も見ていきます。
タバコを吸う
タバコは血管を収縮させてしまう作用があり、頭皮への血流まで悪くなってしまいます。血流が悪くなってしまうと頭皮へ影響が届かなくなってしまい、毛母細胞やメラノサイトの働きが弱まってしまいます。
タバコを吸う習慣のある方は要注意です。
睡眠時間が少ない
毎日仕事や飲み会などのお付き合いなどで、なかなか満足な睡眠時間が確保できない方も多いのではないでしょうか。そんな睡眠時間がただでさえ少ない中、ベットに入ってからもスマホやPCで動画やゲームをしてつい時間が経ってしまった、なんて習慣があると更に睡眠時間が減って行ってしまいます。
このような睡眠不足が続いてしまうと頭皮環境が乱れやすくなり、白髪の原因となってしまいまうので気をつけなくてはなりません。体内時計を乱さないように朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴び、夜に寝る時は明かりを消して暗くして就寝するだけでも違ってきます。
寝不足だからといって休日にまとめて睡眠をとっても睡眠不足のダメージは消せません。人は寝溜めができないのに加えて、休日に寝溜めすると体内時計が乱れてしまうので日頃から適切な睡眠を取れるように調整したい所です。
ヘアケアを蔑ろにしている
ヘアケア（特に頭皮のケア）をあまり気にせずに怠っていると、頭皮に汚れや皮脂が溜まってしまい詰まる原因となってしまいます。なんとなくシャンプーしているから大丈夫と思っていても実際みてみると、シャンプーの泡立ちが足りず汚れが残ったままの状態でずっと蓄積してしまっていたり髪の毛を自然乾燥してしまったりと頭皮環境を悪化する原因がたくさんでてきます。
ヘアケアを普段気にしていないな、とお心あたりのある方は注意が必要です。
4． まだ間に合う？なぜ初期のケアが大切？
白髪が生えてきてこの初期の段階のケアが大切と言われています。「白髪になってしまったらもう戻らないから意味がないのでは？」と思われる方もいらっしゃいますが、実は黒い髪の毛はメラノサイトからメラニン色素がつけられなくなってしまい、白髪へなる時に一気に真っ白になるわけではありません。
メラノサイトの機能が弱まり一気に消失するわけではないため、同じ白髪でも白の中に少しメラニン色素がついている白髪もあります。それによってグレーがかっていたり白黒交互に生えてきたりと、その過程を過ぎてメラノサイトの機能が完全に消失したときに真っ白な白髪となるのです。
このメラノサイトの機能が弱まった段階であればまだメラニン色素を作り出す力が残っているので、適切なケアをしてあげれば黒い髪の毛に戻る可能性もゼロではないのです。
完全に真っ白な白髪になってしまうとその希望もなくなってしまうため、白髪の初期のケアはとても大切になります。
また白髪になってしまった髪の毛の２割程度は、メラノサイトの一時的な休止やチロシナーゼの不足が原因なので、再び活動が再開されてチロシナーゼが増加すれば黒い髪の毛に戻ることもあります。
どちらのパターンにしろ頭皮の適切なケアをしておくとより黒い髪の毛に戻る可能性は高くなるのです。
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5． 白髪が生えてきた時の初期にするべきケアは？
白髪が生え始めた時に少しでも食い止められるように初期の段階でするべきケアをご紹介させていただきます。
スカルプシャンプー&トリートメント
スカルプケアというと何か特別なことをしなくてはならないのではないかと難しく捉えてしまいがちですが、そこまで難しく考えずにまずはスカルプシャンプー&トリートメントを取り入れてみてください。
普段お使いのシャンプー&トリートメントの代わりにスカルプシャンプー&トリートメントを使用して週に２〜３回程度を目安に使うだけです。スカルプシャンプー&トリートメントは通常のシャンプーでは取り切れない皮脂や汚れをリセットしてくれて、頭皮用のトリートメントで保湿ケアできます。
毎日使ってしまうと皮脂を取りすぎてしまう恐れがあるため、推奨されている回数を厳守しながら使用すると毛穴や頭皮がキレイな状態が保たれるので頭皮環境が改善され毛根にもいい影響を与えてくれるのです。
頭皮のマッサージ
頭皮のマッサージをして血流を促してあげることで、毛根までしっかりと栄養が行き渡り頭皮環境を整えられます。スカルプシャンプーをした時に時間の余裕があれば合わせて行ってもいいですし、頭皮用のエッセンスやヘアオイルを頭皮に馴染ませてから行っても大丈夫です。
１．クッションブラシなどで、頭皮全体を生え際から後ろへ向かって地肌にブラシの先があたるようにしてとかし、ホコリや汚れを浮かせていく。
２．頭皮にエッセンスまたはヘアオイルを馴染ませていく。
３．こめかみに拇指球をあて回しながら引き上げるようにして圧をかけていく。
４．正中線の生え際から左右の人差し指で交互に押しながら、頭頂部まで刺激していく。
５．首の付け根を左右から押し上げるように圧をかけて徐々に上にずらしていく。
６．耳後ろから頭頂部へ向かって、両方の４本指を使って引き上げながら押し上げていく。
７．全体的に軽くつまむようにタッピングして血流を促していく。
頭皮マッサージにおすすめのオイルを次のページで紹介しています。ご一読ください。
ドライヤーでしっかりと乾かす
ドライヤーが面倒でお風呂上がりにすぐに髪の毛を乾かさずに、自然乾燥させてしまっている方も多いかもしれません。しかしお風呂から上がったらなるべくすぐに乾かしてあげないと、頭皮や髪の毛から水分がどんどん蒸発していってしまい乾燥やパサツキの原因となってしまいます。
髪の毛が乾燥するだけではなく、頭皮の乾燥していくため皮膚トラブルの原因にも繋がってしまいます。そして半乾きの状態にずっとしておくと頭皮に菌が増殖してしまい、ニオイや炎症など頭皮環境を乱してしまうため注意が必要です。
お風呂から出たら速やかにタオルドライでしっかりと水分を拭き取り、ドライヤーで地肌まで乾かしてあげなくてはなりません。
6． 黒髪に戻らなかったときは…
もしも初期のケアをしても白髪が戻ることがなかった場合は、白髪染めをしてしまう前にカラーシャンプー&トリートメントを使って白髪カバーしてみてください。白髪の初期のケアの効果を知るには髪の毛が生えてこないとわかりません。そのため、少し時間がかかってしまうため早まって白髪染めしてしまうと、白髪染めをやめられなくなってしまう可能性があるのです。
白髪染めは一度染めてしまうと元に戻すことが難しくなってしまいます。そこでカラーシャンプー&トリートメントで代用してあげればもしも白髪がなくなったら、使用をやめていけば地毛の状態に戻すことが可能となるので安心なのです。
7． まとめ
白髪は誰にでもいつかは生えてきてしまう問題です。しかし少しでも後ろ倒しにできるかは、日々のヘアケアや習慣にかかっていると言っても過言ではありません。普段から気をつけるに越したことはないのですが、白髪が気になった今からでもすぐに始めてあげることが大切です。
白髪が少しでも戻る可能性があるならば初期のケアをしない手はありません。ケアをしてもどうしてもダメそうな時には、ヘアケア製品メーカー・綺和美のヘアケアシリーズをおすすめします。カラーシャンプー&トリートメントで白髪をカバーしつつ様子をみる期間を設けてみてください。
綺和美のヘアケアシリーズなら、マイルドな洗い上がりで刺激の強い香りの心配もなく安心してお使いいただけます。
また、定期通販に新規登録すれば、そろそろ次の1本が欲しいタイミングで自宅まで届くので大変便利です。
さまざまな雑誌でも高い評価を受けていて、口コミも
その間にもしかしたら改善がみられるかもしれません。今回ご紹介した方法で少しでも白髪になるのを遅らせられたら嬉しく思います。
