シャンプーを変えればフケとかゆみは治まる!不愉快な頭皮のカサカサの原因は●●だった

  1. 白髪の予防・改善方法

カサカサしてかゆみが出てきてしまうフケ。毎日キレイにシャンプーして乾かしているのに全然治る気配がない。こんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

フケが気になってしまうと見た目の印象も悪くなってしまいますし、お仕事や生活にも支障をきたしてしまいます。

そこでお伝えしたいのが、実は複雑にみえるこのフケ問題は案外誰にでもできるちょっとしたことに気をつけてあげるだけで解決してしまうことも多いのです。

今回この記事はフケやかゆみの原因から深彫していき、フケやかゆみが出てしまった時の対処法まで、しっかりと解説させていただきますので是非最後までお付き合い下さい。

1.フケやかゆみの原因

フケやかゆみの原因

頭皮はお肌と同じように一定の期間でターンオーバーして、古くなった頭皮と入れ替わり新しい頭皮へと生まれ変わります。フケとは実はこの古くなった頭皮が剥がれ落ちたものなのです。

人間は誰でも頭皮やお肌はターンオーバーが行われており、正常に機能している場合の頭皮ではフケ自体が目立たないほど小さいため、洗髪時に洗い流されてしまい気になることはほとんどありません。

頭皮は人間の体の中でも最も皮脂分泌が盛んな部位とされていて、頭皮には皮脂や汗を餌にして繁殖しているマラセチア菌という常在菌が存在します。頭皮の皮脂は本来であれば頭皮に膜を張って外的刺激から守ってくれる役割をしてくれ、マラセチア菌は細菌や雑菌の侵入を防いで守ってくれている頭皮に必要なモノなのです。

しかし皮脂分泌が過剰になったり減少しすぎたりしてしまうと、マラセチア菌のバランスが崩れてしまいターンオーバーにまで悪影響を与えてしまう可能性もあるのです。その結果フケやかゆみに繋がてしまっているのです。

このようなケースに陥ってしまう原因は何パターンかあるので一つずつみていきます。

シャンプーの流し残し

シャンプーのすすぎ残しは汚れと合わさり頭皮の毛穴にたまってしまいます。毛穴につまってしまったシャンプーは皮脂や汚れなどと共に酸化していき、古い角質と一緒になりベタついたフケになってしまうのです。

酸化が進むとニオイもでてきてしまうのでしっかりとすすぐのはとても大切なのです。

食生活

意外と関係性が深いのが食生活です。食生活が偏ってしまうと頭皮まで栄養が行き渡らなくなってしまい悪影響を及ぼしてしまいます。

ジャンクフードや揚げ物、スイーツなどばかり摂取してしまうと皮脂が過剰分泌してしまい頭皮環境のバランスを崩してしまうので控えながらバランスを意識しなくてはなりません。

乾燥

季節的に冬場など乾燥しやすい時期や、暖房の使用でさらに乾燥しやすい環境になっています。アトピーなどの疾患もあるとさらに影響を受けやすくなってしまいます。

ストレス

ストレスはホルモンバランスや自律神経を乱してしまい、頭皮環境の悪化に繋がりフケの原因にもなってしまいます。

不規則な生活

生活習慣が不規則ですと頭皮環境が乱れてしまいフケの原因にもなることがあります。睡眠不足など不摂生が続けば細胞の修復がスムーズに行われなくなってしまう可能性もあります。

シャンプーの回数

毎日のシャワーの回数が多くても少なくてもフケの原因になり得てしまいます。フケが気になり何回もシャンプーを必要以上に行ってしまうと頭皮が乾燥してしまいます。

洗浄力も同じことが言え、頭皮の皮脂を必要なものは残して余分なものは落とす位の強さの洗浄成分のシャンプーを選んであげることが必要不可欠です。

シャンプーの回数が足りておらず、余分な皮脂を落としきれていなくてもフケの原因になるので注意が必要です。

2.フケの種類

フケの種類

フケは大きく分けて2つの種類に分類されます。

脂性フケ(ベタベタタイプ)

脂性フケの特徴はフケのサイズが大きく、頭皮自体がベタついた状態です。ベタついて粘度があるため毛穴にも詰まりやすく、長い目でみると抜け毛の原因にも繋がりやすくなってしまいます。

このタイプの原因は皮脂の過剰分泌で、体質や個人差にもよる部分が大きく皮脂分泌が盛んな頃に影響を及ぼしやすくなります。特に夏場は必然的に熱くなるので代謝もよくなり皮脂腺の働きも活発になっています。

この状態が続くと皮脂を餌としているマラセチア菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうため、かゆみやフケの発生源になってしまうのです。

乾燥フケ(カサカサタイプ)

乾燥フケの特徴は1つ1つが小さく細かくてカサカサしています。頭皮が乾燥してしまうことによって引き起こされているのです。脂性フケとは真逆で皮脂の分泌が少ないため発生してしまうのが乾燥フケです。

皮脂が少なくなることでターンオーバーのサイクルが短くなってしまい、未完成の状態で剥がれ落ちてしまった角質が乾燥フケです。寒くなり乾燥しやすい時期に悪化することが多く、乾燥した肌はバリア機能も乱れてしまっているので敏感になっており外的刺激に弱く炎症やかゆみを伴いやすいので注意が必要です。

3.フケかゆみの対処法

フケかゆみの対処法

生活習慣の改善

運動…運動不足ですと血流が悪くなってしまい頭皮も血流が悪くなり栄養が行き渡りにくくなってしまいます。無理のない範囲でウォーキングやヨガなど運動を生活の中に取り入れてあげると効果的です。

食生活…毎日3食バランスよく食事を取ることが大切です。揚げ物や甘いものばかりに偏ってしまうと皮脂の過剰分泌に繋がってしまい頭皮環境がよくなくなってしまいます。

亜鉛、緑黄色野菜、タンパク質(牡蠣、海藻、タマゴ、乳製品、魚介類、大豆、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、ナッツ類)などを積極的に取り入れてあげるとより効果的です。

睡眠…睡眠不足が続いてしまうと自律神経が乱れてしまい頭皮の血流が悪くなってしまいます。人間は起きているときに交感神経が優位になり、就寝時には副交感神経が優位になる仕組みとなっています。

交感神経は緊張感をあたえ、副交感神経はリラックス効果を与えてくれます。睡眠不足によってストレスを感じてしまうと交感神経が優位になっている時間が長くなってしまい血管を萎縮させてしまうのです。

このような事が起きないように成長ホルモンが活発になる夜の22〜2時には就寝して、7〜8時間の睡眠を確保できるようにしてください。

シャンプーの見直し

毎日何気なく使っているシャンプーですが、先程洗浄成分のお話が出てきたように実はフケととても関わりが深いのです。

落とさなくてはいけない汚れは落として、残すべき油分を守ってくれるバランスの良いシャンプーを使用しなくてはなりません。自分の体質に合ったシャンプーを選んであげることがとても重要なのです。選び方は後ほどご紹介していきます。

正しくシャンプーする

せっかく毎日シャンプーをしていてもキレイに洗えていなかったり、流し残しがあるとフケやかゆみの原因になってしまいます。正しく洗えているかチェックしてみてください。

1.髪の毛が乾いている状態で地肌にクッションブラシをあてて全体をブラッシングしていきます。地肌にあててあげることで毛穴の汚れや皮脂を浮かせていきます。

2.ぬるま湯で地肌を中心にしっかりとすすいでください。

3.全体に水分が行き渡ったらシャンプーを泡立てて軽めにシャンプーしていきます。油分が多いと泡立ちにくいので泡立たない時は一度流してからもう一度泡立てていきます。そのあと流してください。

4.もう一度シャンプーしていき今度はしっかりと洗っていきます。髪の毛よりも頭皮を意識して指の腹を使って洗ってください。最後は流し残しがないように気をつけながら流します。

このように泡立ちも洗うのも地肌を意識して、モコモコの泡で洗ってあげることがシャンプーのコツになります。

4.シャンプーの洗浄成分の種類

一言でシャンプーといっても様々な洗浄成分があり、それぞれ特徴や注意点が異なっています。シャンプーは全体の50〜60%は水でできており洗浄成分が30〜40%、その他成分が10%の割合で作られていることがほとんどです。

全体の30〜40%もの割合を占める役割をしている洗浄成分、そこで避けるべき成分と選ぶべき成分をご紹介していきます。

避けるべき成分

石油系界面活性剤

・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸カリウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸トリエタノールアミン

シャンプーの裏をみてこの表記がある場合は石油系界面活性剤が配合されているシャンプーです。石油系界面活性剤はとても安価で安定した成分なので市販のシャンプーのほとんどに配合されている成分になります。

アレルギーなどから考えれば安全性の高い成分なのですが、洗浄力がとにかく強く脱脂力があります。ハンドソープや食器用洗剤に使用される位と聞けばどれだけ強いかイメージしやすいかと思います。

特に敏感肌の方やアトピー体質の方がこの成分を使い続けてしまうと、必要な皮脂を取りすぎてしまい全体の皮脂バランスを崩してしまう可能性があります。

石けん系界面活性剤

・石けん素地
・カリ石鹸素地
・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸カリウム
・ラウリン〜
・ステアリン〜
・オレイン〜

この表記があれば石鹸系界面活性剤が配合されています。石けんと聞くと肌に優しそうなイメージを抱きがちですが、実は石けん系界面活性剤も洗浄力の強い洗浄成分の一つなのです。弱アルカリの性質もあるため髪の毛がきしみやすく手触りが悪くなってしまうこともあります。

人間の肌は弱酸性なのでアルカリ性に傾くとキューティクルが開いてしまい水分や栄養素が流れ出てしまいます。そうすると外的刺激を受けやすくなってしまい水分も維持できなくなってしまうため、どんどん乾燥が進みパサツキはじめ頭皮まで乾燥してしまうのです。

オレフィン系

・オレフィン(c12‐14)スルホン酸ナトリウム
・オレフィン(c14‐16)スルホン酸ナトリウム

この表記があればオレフィン系の界面活性剤が配合されています。この成分は最近石油系界面活性剤が幅広く知られてきてしまったので、その代わりにオレフィン系を配合する事が多くなってきました。

これも安価で安定した成分なのですが洗浄力が強いので、皮脂を落としすぎてしまうので注意が必要です。

選ぶべき成分

ベタイン系

・〜ベタイン
・〜グルタミン酸

この表記があればベタイン系の洗浄成分が配合されています。両イオン界面活性剤とも呼ばれており、刺激が少ない成分になります。酸性とアルカリ性を中和してくれて洗浄力が低下しないのでアミノ酸系など洗浄力が優しい成分と一緒に配合されていることもあります。

優しく洗いたいけれどある程度の洗浄力が欲しい方に特にオススメです。

アミノ酸系

・ココイルグルタミン酸〜
・ラウロイルサルコシン〜
・ココイルメチルタウリンナトリウム

髪の毛の90%はケラチンというタンパク質で作られています。タンパク質は18種類のアミノ酸からできていて髪の毛に優しいのが特徴です。洗い上がりも優しいので余分な皮脂や汚れは落としてくれて、必要な皮脂は取りすぎずに残してくれるので、頭皮の皮脂バランスが取りやすくフケや乾燥が起きにくくなります。

5.まとめ

フケやかゆみの原因は様々ですが、毎日何気なく使っていたシャンプーがフケの原因かもしれないとはまさかの盲点です。市販のシャンプーのほとんどには石油系界面活性剤が配合されてしまっており、これがフケやかゆみの原因となっているケースが増えてきています。

ランキングに入っていたり人気のある商品でも実は、洗浄力が強いことも多いので自分で成分を見極められるようにならなくてはならない場面もでてくるはずです。

肌や髪の毛が強くて使用していても問題ない方もいらっしゃいますが、この記事をご覧の方はおそらく強い洗浄力を避けたほうがいい方だと思いますので、今回の内容を参考に自分にあったシャンプーを是非探してみてください。手前味噌ながら綺和美のRootVanishは大変おすすめです。少しでも改善に繋がれば嬉しいです。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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