白髪染めがしみてツライあなたに… 我慢せず白髪を染められる方法とは?

  1. 白髪染め

染めても染めてもすぐに目立ってきてしまい、毎月のように白髪染めをしなくてはキレイな状態を保てない白髪。

 

高頻度で染めたいのに毎回白髪染めが染みてしまってカラーリングが苦痛になってしまったり、

意地でも我慢していたりとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

白髪染めが染みてしまうのには、いくつか原因がありそれに合わせた対策が必要となってきます。その対策でも防ぎきれない場合はさらに白髪染めの方法を変えなくてはなりません。

 

そこで今回は白髪染めが染みてしまう原因から対策、染みずに染められる白髪染めの方法まで詳しくご紹介させていただきます。

 

1. 白髪染めが染みるワケは?

白髪染めのカラーリングで頭皮が染みてしまう方は意外と多いものです。その主な原因についてご紹介させていただきます。

 

頭皮の状態がよくない

 

頭皮はお肌と同じようにその時によってコンディションが違っており、調子のいい時もあれば悪い時もあります。頭皮に傷やできものができてしまったり、カサカサ乾燥で荒れていたりと頭皮の状態が安定していない時に白髪染めをすると染みてしまう確率が高くなってしまうのです。

 

女性の場合生理や妊娠中などのホルモンバランスが不安定な時期も、お肌や頭皮が敏感になってしまう場合が多いので注意が必要です。

寝不足が続いた状態でも白髪染めでも染みやすいという方もいらっしゃるので、体調や頭皮の調子が万全なタイミングで白髪染めを施術すると染みにくくなります。

 

アレルギー性接触性皮膚炎

 

ヘアカラーの方法はたくさんありますが、白髪染めをされている方の大半が酸化染料のアルカリカラーを使用しています。このアルカリカラーにはジアミンというアレルギー物質が配合されており、反応してしまうと腫れやかゆみや赤みなど頭皮に症状が発症してしまうのです。

 

同じジアミンアレルギーでも、この反応が強く出てしまう方もいれば少しかゆいなと感じる程度の方もいらっしゃいます。薬剤が頭皮についてしまい、発症するためアルカリカラーの薬剤を避けるか、頭皮につかないように塗布するなど対策が必要となってくるのです。

 

2. 白髪染めが染みにくくする対策

どうしてもアルカリカラーで白髪染めをしたいという方のために、白髪染めの時に染みにくくする対策をご紹介していきます。

 

頭皮につけないように塗布する

 

アルカリカラーが頭皮に直接ついてしまうため反応を起こしてしまい、染みたり痛みがでたりします。そのような反応を起こさないために、カラー剤を頭皮につかないようにギリギリか数ミリあけて塗布するようにすると染みにくくなるのです。

 

この対策はセルフカラーで自分で施術する時には難しい方法になるので、美容室でお願いするのがオススメです。

頭皮の保護剤をつけてからカラーする

 

カラー剤が頭皮へ直接つくのを防ぐために、頭皮の保護剤を塗っておくと薄く膜をはってカバーできるので、頭皮への刺激を緩和してくれる効果があります。

 

保護剤を塗ってもカラーの染まり具合には問題はないので、染みてしまう方は迷わずに使用してみてください。

 

頭皮の調子や体調がいい時にカラーする

 

頭皮が荒れていたりかゆみや出来物ができてしまっている時に白髪染めをすると、普段染みない方でも染みてしまう可能性があります。

頭皮の状態が安定していて体調のいい時を見計らって白髪染めをするようにしてください。

 

屋外で長時間過ごして頭皮が日焼けをしてしまった後も、自分では気にならなくても頭皮は炎症を起こしている事があるので注意が必要です。

かぶれ Q1 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

3. それでも染みてしまう場合には…

先程ご紹介した対策を講じても、頭皮が染みてしまってカラーがツライという方もいらっしゃいます。そのような場合はアルカリカラーでの白髪染めの使用は中止して、別の方法で白髪を染めてみてください。

 

ヘナ

 

ヘナはミソハギ科の植物を乾燥させて粉末状にしたもので作られたヘアカラーです。アルカリのカラー剤は薬剤を混ぜ合わせて化学反応を起こして、その力を使って髪の毛の内部から脱色して色味を定着させます。

 

ヘナのカラーは葉に含まれている色素成分が髪の毛に定着して染まる仕組みとなっているので、髪の毛の内部には干渉せずに着色するのでダメージも少なく、植物由来の成分なので頭皮にも染みにくく優しいのが特徴です。

 

ヘナは髪の毛の内部には干渉しないため、髪色をトーンアップさせることができないので白髪の部分やベースが明るい部分のみに発色します。地毛の色に合わせたりなどはいいのですが明るめがいいという方は注意が必要です。また、髪の毛をコーティングするのでハリコシがでるので細毛にお悩みの方にもオススメのカラーです。

 

ヘアマニキュア

 

ヘアマニキュアは髪の毛の表面にコーティングするように着色するタイプのヘアカラーになります。地肌につけないように塗布するカラーなので染みたりしないのもポイントです。

 

髪の毛の表面のみに着色して脱色はしないのでダメージも少なく髪にも優しいのが特徴になります。ヘナと同様にトーンアップはできないため、白髪や明るい髪にのみ発色するのです。

 

ヘアマニキュアは色味の種類が多いので、白髪の割合が多くなったらカラーチェンジで様々なカラーに挑戦できます。

 

カラーシャンプー&トリートメント

 

カラーシャンプー&トリートメントはホームケアで自分で手軽にできるカラーです。シャンプーとトリートメントに着色料が配合されており、使用する度に髪の毛に色がつく仕組みになっています。

 

ヘアカラーで染めるよりも薄めの染まり上がりなので何回か回数は重ねなくてはいけませんが、髪の毛にも優しく頭皮にも刺激になりにくいのです。

 

普段のシャンプーとトリートメントの代わりとして使うだけで白髪がカバーできてしまうので初めて使用する方にも失敗が少ないのもメリットです。

ポイントの白髪隠し

 

白髪がまだ少ない方にオススメなのが、ポイントの白髪隠しになります。マスカラタイプやプレストタイプなどの種類があり、生え際や分け目など目立つ部分を中心に使うと白髪の部分だけカバーしてくれます。

 

ポーチに入るサイズ感なので出先でも手軽に使えるのも嬉しいポイントです。使用した後シャンプーすると落ちてしまうため、毎日ヘアセットの仕上げに使用してあげる必要がありますが部分的に白髪がある方や少ない方にはオススメの方法です。

白髪染めを続けると白髪が増える?白髪ケアの負担から髪を守る方法とは

 

4. 染みるのを我慢しすぎるとどうなる?

アルカリカラーでの白髪染めが染みても我慢して使い続けてしまうと後々困った事になってしまうかもしれません。

 

頭皮環境が悪化する

 

白髪染めが染みているのに我慢して毎回使い続けてしまうと、頭皮が炎症を起こして乾燥やかゆみや赤みがでた状態が続いてしまいます。このまま慢性的に炎症を起こしていると毛根にも悪影響を及ぼしてしまいこれから生えてくる髪の毛も細く元気がなくなってしまいます。

 

健康的な髪の毛を育むには頭皮環境を整えることが必要不可欠なのです。

 

アレルギーを発症してしまう

 

カラー剤が染みてしまっているときは頭皮が敏感になっており、バリア機能が弱ってしまっている状態となっています。そのままカラー剤を使ってしまうとアレルギーを発症しやすくなってしまい、ヘアカラーが二度とできなくなってしまう可能性があるのです。

 

健康的な頭皮の方でもカラー剤はハイトーンやブリーチのように明るければ明るい程、薬剤の刺激が強くなってしまい染みやすいものです。

 

多少染みてしまう程度では問題のない場合が多いのですが、カラーしたあともヒリヒリしたり頭皮の皮が剥けたり発疹がでたりする場合はすぐに使用を中止して病院で相談をしてください。

 

5. 頭皮の状態の整え方

まだアレルギーになっていなかったとしても、頭皮の状態が悪いと染みやすく頭皮トラブルが起きやすくなってしまいます。そうならないために頭皮のためにできることはどんなことに気をつければよいのでしょうか。頭皮の状態の整え方をご紹介させていただきます。

 

バランスのよい食生活

 

食生活が乱れてしまっていると頭皮や毛穴に必要な栄養素が送れなくなってしまうのです。脂質や糖質の多いジャンクフードやスイーツばかり摂取してしまうと、頭皮に皮脂が過剰に分泌してしまいベタつきや毛穴づまりの原因となってしまいます。

 

頭皮と髪の毛にはタンパク質、ミネラル、ビタミンAが特に必要とされており、健康的な頭皮環境を手に入れるには大切な栄養素です。

この栄養素を中心にバランスよく摂取できるように心がけてみてください。

 

睡眠の質の向上

 

髪の毛や頭皮は眠っている間にでる成長ホルモンの作用で、修復や成長を促す仕組みとなっています。この成長ホルモンが分泌されるのがゴールデンタイムと呼ばれる夜の22〜2時の時間帯で、そのタイミングで就寝していると効果が最大限受けられます。

 

睡眠不足で成長ホルモンの分泌がされないと日々のダメージの修復がされず、頭皮も髪の毛にもよくありません。毎日8時間の睡眠時間とゴールデンタイムになるべく就寝しているようにすると、頭皮環境がよくなり整えられるのです。

 

シャンプーの見直し

 

普段使用しているシャンプーの成分に「ラウレス〜」「ラウリル〜」と記載があったら要注意です。毎日使うシャンプーは洗浄力がマイルドなものでないと、頭皮に必要な皮脂までも取り除いてしまうため乾燥やかゆみの原因となってしまいます。

 

乾燥やかゆみがでているときに白髪染めをしてしまうと、染みてしまう可能性が高くなるため気をつけなくてはなりません。

先程の成分が配合されていると洗浄力がかなり強いため、マイルドな洗浄力のものに変えてあげると安心です。

 

アミノ酸系のシャンプーですと必要な皮脂を残し、余分な皮脂を洗い流してくれるマイルドな洗浄成分なのでオススメになります。シャンプーで洗う時にも、ゴシゴシこすりすぎないでモコモコの泡で優しく洗うのもポイントです。

 

6. まとめ

白髪が目立ってしまうとどうしても清潔感がないように見えてしまったり、周りからの目が気になってしまいます。白髪染めが染みたからといってもなかなか辞められず、痛いのを我慢して白髪染めを続けてしまう方はとても多いのではないでしょうか。

 

軽度の場合は根元を避けて塗布したり保護剤を使ったりの対策で解決してしまう場合がほとんどです。

しかし、このような対策を講じても染みてしまって改善しない場合はアルカリカラーでの白髪染めは避けて、別の方法で白髪を染めるように変更してください。

 

アルカリカラーの他にもご紹介したようにたくさん白髪染めの方法はあります。一番オススメの方法が、髪の毛にも頭皮にも負担が少なく取り入れやすいカラーシャンプー&トリートメントです。

 

1回でも染まり具合が弱めなので、数回重ねてお好みの濃さに調整できて、シャンプーの度に褪色していくので褪色してしまう前に再度使用して色を維持できるのもメリットです。

 

頭皮は髪の毛を生成していく上でとても大切な部位になり、頭皮の健康なくしては元気な髪の毛は維持できません。頭皮を労りながら白髪をキレイに染めてカバーできるように、是非自分に合った方法を探してみてください。

 

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

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カラーサンプル
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コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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