入院や怪我などで髪の毛を洗えないときの対処法3選|ドライシャンプー・ボディシート・帽子やスカーフ

  1. ヘアケアリサーチ

突然入院してしまったり、怪我で包帯などをしていたりして、通常通りにシャワーが浴びられない場合、シャンプーなどヘアケアができなくなって困ったことはありませんか。ドライシャンプーは、いつもの水を使うシャンプーができなくなったシーンで活躍するヘアケア製品です。

髪の毛を洗うことが難しい場面でも、ドライシャンプーを使うとサッパリした清潔感を保つことができる上、、頭皮や髪の毛を衛生的にしておくことができます。

つまり、髪の毛を洗えない状況でも、ドライシャンプーがあると知っておくと、それほどストレスを感じることなく、頭を清潔にし、髪の健康を保つことができるのです。

そこでこの記事では、入院や怪我などで髪の毛を洗えないときの対処法3選をご紹介します。まだそういった経験がない方も「こんな使い方があるならやってみよう」「旅行中や災害時にも役立つかも」といった視点でご一読ください。

 

1. 髪の毛が洗えない主な3つのシーン

日常生活で通常のシャンプーを使って髪が洗えないシーンには、次の3つが考えられます。

シーン1 入院時

急な体調不良や交通事故などで、突然長期入院をしなければならないケースがあります。

特に、大きな手術を受けた後や、症状が重く体を自由に動かせない場合、また寝たきりの状態で介護をずっと受けているようなとき、自由にシャワーを浴びてシャンプーで髪を洗うことは難しくなるからです。

しかし、そうした入院時にもドライシャンプーを使うと頭皮を清潔でサッパリさせることができます。

具体例として、手術後で頭部にギプスをはめられた患者さんがいた場合、通常の洗髪は難しいですが、ドライシャンプーを使用することで清潔感を保つことができます。

シーン2 旅行中

旅行や出張先で、髪を思うように洗うことが難しい場合は少なくありません。

例えば、旅行で一日中観光を楽しんだ後や、長時間のフライト後などは、疲れ切ってしまい、髪を丁寧に洗う時間も余力も残っていないことがあります。

また、山登り旅行で使える水が限られたキャンプ地で泊まるケースなど、通常のシャンプーが使えない状況でも、ドライシャンプーを使えば頭皮をさっぱりさせることができます。

シーン3 プール後

夏の暑い日にプールや海辺で過ごすと涼しくて心も体もリフレッシュできる反面、髪の毛にとってはプールの塩素によるダメージを考えておかなければなりません。塩素は髪の毛をパサパサに乾燥させる働きがあるからです。

そこで、プールから上がった後は、できるだけ早くシャワーを浴びて塩素を洗い流したいところです。ただ、場所によってはすぐにシャワーを浴びて髪を洗うことができないところもあるでしょう。

例として、海外のリゾート地でプールサイドにシャワー設備がない場合など、そのようなときにも、ドライシャンプーなどを活用して、ひとまず頭皮や髪のケアをしておくことができます。

以上のように、さまざなシーンでのドライシャンプーは活用でき、日常生活の中での髪のケアがより手軽になります。そして、清潔感を保ち、見た目のケアにもとても役立つものです。特に、予期せぬ状況で通常のシャンプーが使えないときにドライシャンプーがあってよかったと感じるはずです。

ドライシャンプーについては以下のページで詳しく解説しています。

ドライシャンプーはなぜサラサラになるの?配合成分と正しい使い方

2. 髪の毛を洗えないときの3つの対処法

入院時や旅行中、プール後など、シャンプーで髪の毛を洗えない場合、次の3つの対処法がおすすめです。

対処法1 ドライシャンプーを使う

ドライシャンプーは、短時間でさっと水を使わずに髪の毛を清潔にできる、とても便利なヘアケアアイテムです。頭全体にドライシャンプーをスプレーするだけで、頭皮や髪に付着した余分な皮脂を効率よく吸収し、髪の毛をさらっと、まるでシャワーを浴びた後のような感じに仕上げます。

ドライシャンプーってどんな効果があるの? 入院時や夏のプール後などにおすすめの使い方とは

例えば、旅行やアウトドアでシャワー設備がなかったり、病院で長期間の入院生活中など、水が手に入りにくい環境や通常のシャワーが使えないシーンでドライシャンプーが活躍します。

一瞬で髪の毛をフレッシュにし、清潔感を保つこともできるドライシャンプーは、防災グッズとしても取り入れられているほど、いざというときの必需品です。

被災してお風呂に入れない!…水を使わない洗浄料を試してみた|記事一覧|くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞

対処法2 ボディシートを使う

夏を中心に汗を拭き取るアイテムとして人気のボディシートも、水を使わずに頭皮や髪を清潔にできるアイテムの一つです。ボディシートにはデオドラント成分が配合されているため、頭皮の汚れや皮脂を拭き取るとともに、頭皮の臭いを抑える効果もあります。

ボディシートを広げて頭皮全体を拭くだけなので、使い方も簡単です。忙しい朝や外出中、旅行中にも重宝するのでおすすめです。

対処法3 帽子やスカーフを着用する

髪の毛を洗えない日には、ファッションアイテムをうまく活用する方法もあります。

例えば、帽子やスカーフなどを使って髪の毛を覆って外出すると、シャンプーができなくてヘアスタイルが決まらない場合でもスタイリッシュなファッションでカバーできます。

また、帽子やスカーフは頭皮を直射日光から守る役割もあるので、頭皮ケアにも一石二鳥です。

3. ドライシャンプーを入院や怪我で使い続けるときのポイント

ドライシャンプーは入院や怪我で入院時にとても頼りになるヘアケア製品ですが、長期間使い続ける場合は気をつけなければならないポイントがあります。

シャンプーの代わりにはならないことを知っておこう

便利なドライシャンプーですが、あくまで一時的に使うタイプのヘアケア製品です。残念ながら、手軽だからといって毎日のように使うデイリーケア製品の代わりにはなりません。

なぜなら、水とシャンプーで洗う通常のシャンプーのように、洗浄成分が頭皮の奥まで行き渡り、髪をしっかり清潔にするまでの効果はないからです。

ドライシャンプーは、頭皮の余分な皮脂を吸収し、髪の表面をサラサラに保つことを目的に開発されています。

したがって、髪を洗いたいからといって一般的なシャンプーのような感覚でやり続けると、かえって皮脂や汚れが頭皮に残り続けてしまい、頭皮の健康にダメージを与える可能性があるので控えましょう。

このように、ドライシャンプーはあくまで通常のシャンプーが難しいときの代わりとして使うようにし、水洗いができるときは一般のシャンプーやコンディショナーを優先してください。

ドライシャンプーの働きとは?

ドライシャンプーの主な成分には、油分や汚れを吸収する粉末が含まれています。通常、この粉末にはコーンスターチやリン酸アルミニウムなどの吸着成分が使われており、頭皮や髪についた余分な油分や汚れに対して効果を発揮します。使用時には、まず容器をよく振り、この粉末が均等に混ざるようにします。その後、髪の根元から約15センチほど離した位置でスプレーします。この時点で粉末が頭皮や髪の皮脂と結合し始め、油分や汚れを吸着します。

スプレー後のアフターケアも非常に重要で、軽くマッサージすることで粉末が皮脂に浸透し、よりしっかりと結合させることができます。特に皮脂が多い部分や髪が脂っぽく感じる部分に対して、丁寧にマッサージを施すと効果が高まります。数分後には、クシでブラッシングするか、タオルで拭き取ることで、余分な油分や汚れが髪から取り除かれます。このプロセスは、髪が一時的にさっぱりとした感触に変わり、外出前や忙しい朝などに特に役立ちます。

頭皮や髪にダメージを与えるリスクに注意しよう

毎日のようにドライシャンプーを使い続けると、皮脂を過剰に取り除いてしまい、頭皮が乾燥し、髪の毛がパサつく場合があります。特に頭皮が敏感肌の方や、髪の毛がもともと乾燥しやすい方は、頭皮や髪のトラブルが起きやすいので注意しましょう。

特に、使用中にかゆみや赤み、ヒリヒリした刺激感などの異常を感じたときには、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師など専門家に相談してください。

また、人によって配合成分でアレルギーを起こす可能性があるため、事前にパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。

そこで、ドライシャンプーの選び方では、髪質や頭皮の状態に合った製品を選ぶことで、より効果的に頭皮と髪のケアが可能となります。例えば、敏感肌向けのものや、香りが強くないものなど、一人ひとりの肌質に合わせて選ぶことがポイントです。

通常の水洗いや介護サービスや美容室の利用も検討しよう

入院や怪我により、自分で髪を洗うのが難しい場合でも、シャワーなどで水洗いができる環境や、家族や看護師、介護サービスで洗髪をしてもらえる場合は、ドライシャンプーよりそちらを優先して利用しましょう。

また、自宅や入院先、介護施設などに美容師が訪れてシャンプーやカットをしてくれる訪問美容を利用することもおすすめです。

介護や福祉で利用される訪問美容については、下記ページが参考になります。

日本訪問福祉理美容協会(JVBWA)は高齢化社会に対応した訪問理美容の普及、情報発信、資格講座開講を実施しています

こうしたドライシャンプー以外の方法も組み合わせて、定期的に通常のシャンプーのように水を使って頭皮と髪の毛を洗うことが、健康的な頭皮環境と美しい髪のためには欠かせません。

もちろん、一人ひとりの生活状況や身体状態により、ベストな洗髪方法は異なりますが、ドライシャンプーは一時的なもの、できるだけ一般的な水洗いのシャンプーをするように心掛けることが大切です。

4. まとめ

この記事では、入院や怪我などで水洗いが難しい、髪の毛を洗えないよくある場合の対処法について解説しました。具体的には、ドライシャンプーやボディシートを利用したり、帽子やスカーフを活用すると、頭皮や髪の健康を維持するために役立ちます。

しかし、こうした方法はあくまで一時的なものです。使い続けると頭皮や髪にダメージを与えることがあるので、長期的な使用には注意してください。

そして、可能な限り、通常のシャンプーを使った水洗いや、介護サービス、訪問美容などを活用することをおすすめします。

なお、頭皮や髪の健康を維持するためには、通常の水洗いで使うシャンプーの選び方も大切です。ときどきドライシャンプーを使う方は、特に、綺和美「RootVanish」シリーズのような髪にマイルドな高級ヘアケア製品を選びましょう。

ヘアケア製品に信頼と実績を持つメーカーが開発した「RootVanish」シリーズなら、ドライシャンプーを使い続けるときに心配な洗浄力と保湿力のバランスも取れているので、頭皮や髪を美しく健康な状態へと導きます。

毎日のヘアケアに取り入れるなら、定期通販に新規登録して手軽に自宅で使ってみてはいかがでしょうか。

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