サウナで汗をかいた後のドライシャンプーがオススメの理由を知って快適なヘアケアを

  1. ヘアケアリサーチ

「サウナでととのう!」など、世の中サウナブームが続いています。サウナには、深いリラクゼーション効果と発汗によるデトックス効果が期待でき、ストレス緩和や健康促進を目的として多くの人に愛されてきました。

しかし、その一方で、サウナ後の髪のケアについてはあまり気にしていなかったり、髪に与えるダメージに関しては情報が見つからなかったりするようです。

サウナを楽しんだ後に、適切なヘアケアをしないと、高温環境により体が大量の汗をかくことで、頭皮もまた汗や皮脂の過剰分泌を引き起こし、その結果、髪や頭皮に負担を与えてしまう可能性があります。

そこでこの記事では、サウナ後の快適なヘアケアを実現するために、ドライシャンプーの活用をはじめ、デイリーケアでぜひ取り入れたいポイントをまとめて紹介します。

 

1. サウナ後の髪の状態は?汗と皮脂による問題点

サウナから出たときの髪の状態はどうなっているのでしょうか。大量の汗や皮脂汚れによる問題を考えていきましょう。

サウナでどれだけ汗をかくのか

サウナに入ると、体温が上昇し、自然と体は体温調整機能が働いて体内の温度を下げようとして汗をかきます。サウナのような80度から100度を超えるような高温環境では、短時間で体から1リットル以上の汗が出ることもあります。

このような高温下での汗は、通常の運動でかく汗とは異なり、体の奥からから出てくるものもあるため、デトックスつまり解毒作用があるとも言われています。特に、高温多湿のスチームサウナでは、汗が蒸発する前に皮膚の表面に留まるため、実際にはさらに多くの汗を感じることが一般的です。

スチームサウナによっては、湿度がさらに高く設定されているものもあり、その中での15分間過ごすだけでも、通常のサウナの倍近くの汗をかくことがあるといわれています。

この時、知らないうちに頭皮からも大量の汗が出ています。そのため、サウナを出た後の頭皮は湿り気を帯び、皮脂が多く分泌された状態になるのです。頭皮に隠れた汗腺から、じわじわと汗が分泌されるため、サウナを出た後の頭皮は湿り気を帯び、皮脂が多く分泌された状態になるのです。

そのため、サウナ後のシャワーは、汗と皮脂を洗い流す重要です。そして、シャワー後に適切なヘアケアを心がけましょう。

体だけでなく、頭皮にもしっかりと水を当て、サウナでの汗と皮脂を洗い流してください。特に、サウナ利用が趣味の方や、日常的に利用される方にとっては、頭皮のケアが必要になることもあるので注意しましょう。

汗と皮脂の過剰分泌で頭皮に与えるダメージ

サウナで大量の汗と皮脂が過剰分泌したままの状態を放置すると、髪や頭皮にとって悪影響を及ぼします。

まず、湿った頭皮は細菌やカビが繁殖しやすい環境です。微生物が増えて、不快な臭いの原因となるだけでなく、皮脂と混ざり合ってより一段と強烈な悪臭を発生させることがあります。臭いは日常生活におけるストレスになることはもちろん、身だしなみの点からも気をつけなければならないため、そのままにしておくことはできません。

また、皮脂が多いと頭皮の毛穴が詰まりやすくなり、頭皮環境を悪化させます。

頭皮の乾燥や炎症を引き起こし、フケやかゆみ、抜け毛の原因となることもあります。このままの状態が続くと、毛穴の詰まりによって毛根に栄養が行き届かず、さらなる抜け毛や薄毛のトラブルを引き起こす心配もあります。

具体的には、頭皮の乾燥が進行すると、皮膚が弱り、微細な亀裂が生じることがあります。この亀裂から細菌が侵入し、頭皮の炎症を引き起こすことがあるのです。また、乾燥がひどくなるとフケの原因ともなります。それらのフケは、白い小さな粉のようなもので目立ち、人とのコミュニケーションなどでの悩みにもつながることが多いです。

さらに、頭皮の乾燥と炎症はかゆみを引き起こすことが一般的で、ついつい掻いてしまうことで傷ができ、状態をさらに悪化させる可能性があります。かゆみによるストレスは、日常生活における快適さを大きく損なうこともあるでしょう。

そして、乾燥と炎症が進行すると毛穴が詰まり、毛根に栄養が行き届かなくなることがあります。その結果、抜け毛や薄毛のトラブルへと繋がることもあります。特に、男性に多いM字ハゲやO字ハゲなどの脱毛パターンがこの状態から始まることが珍しくありません。

サウナ後の髪のケアが重要な理由

サウナ後の湿った頭皮によって生じる細菌やカビの繁殖、皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まりや頭皮の炎症、それに伴うフケ、かゆみ、抜け毛や薄毛といった髪のトラブルを避けるためにも、サウナ後の髪と頭皮のケアが非常に重要です。

しかし、最近流行になっているテントや屋外施設のようにアウトドアのサウナの場合、出た後すぐにシャワーを浴びられる環境が整っていない場合もあれば、シャワーの設備自体がない場合もあります。また、一般のサウナを利用する場合でも、すでに乾燥している髪をさらに洗うことで、髪の乾燥が進行し、髪がダメージを受けやすくなるリスクも考えられます。

したがって、サウナ後のケアは、サウナ施設の設備状況に関係なくいつでも行えるような方法を選ぶことが必要です。

2. サウナ後の髪のケアが重要な理由

サウナ後に便利なヘアケア製品なら、ドライシャンプーがおすすめです。以下で、ドライシャンプーの効果と働きに触れた上で、サウナ後のケアに最適な理由をご紹介します。

ドライシャンプーの効果と働き

ドライシャンプーは、その名の通り水を使わずに髪を洗うことができる製品です。

主な成分は余分な皮脂を吸収する粉末で、髪にスプレーすると髪と頭皮の油分を取り除き、サッパリとした感触に仕上がります。

また、市販のドライシャンプーには清潔感を高める香りが付いているものが大半なので、使用後は爽やかな香りも楽しめます。

こうしたドライシャンプーの特徴のおかげで、サウナ時はもちろん入院中や旅行先など水を使った洗髪が難しい状況でも頭皮と髪の清潔さを気軽に保つことができます。

サウナ後のケアにドライシャンプーがおすすめの理由

大量の発汗を促すサウナ後には頭皮に汗と皮脂がたくさん溜まります。そこで、ドライシャンプーを使うと汗と皮脂を吸収し、髪や頭皮の清潔さを取り戻すことができます。

また、水を使わないため、乾燥が進み傷んだ髪にも余計なダメージを与えることがありません。洗髪後に乾燥しすぎで心配な方にも安心です。

さらに、ドライシャンプーはシャンプーにコンディショナーやリンスが必要な通常のヘアケア製品と異なり、1本で済むので持ち運びが容易です。そのため、サウナからそのまま別の場所で予定がある場合や、シャワー設備が利用できないところでも手軽に使用することができます。

このように、ドライシャンプーを使うと、サウナ後の頭皮と髪のケアを簡単に、しかも効果的に行うことができるのでおすすめです。

ドライシャンプーってどんな効果があるの? 入院時や夏のプール後などにおすすめの使い方とは 

3. サウナ後のドライシャンプーの使い方と注意点

サウナ後におすすめのドライシャンプーを使う際のポイントや注意点をまとめてお伝えします。

ドライシャンプーの正しい使い方

ドライシャンプーの使い方はとても簡単です。

まず、容器をよく振り、髪の根元から約15センチほど離した位置でスプレーします。

特に皮脂が多い頭皮全体をカバーするようにしっかりと吹きかけましょう。

スプレーしたら、指先で頭皮全体を軽くマッサージして、ドライシャンプーの粉末を皮脂とうまく混ざり合うようにしてください。

スプレーしてから数分放置したら、余分な粉末をクシでブラッシングするか、タオルで丁寧に拭き取りましょう。

ドライシャンプーのメカニズム

ドライシャンプーは、配合成分が皮脂や汚れを吸着し、髪から取り除くことができるように設計された商品です。主にスターチやアルコールなどの吸着性成分が配合されており、これらの成分が髪や頭皮に付着した油分や汚れを吸着する役割を果たします。

具体的には、ドライシャンプーを頭皮や髪にスプレーすると、吸着性の粉末成分が皮脂や汚れに付着します。このスプレーされた粉末が皮脂や汚れに深く浸透するように軽くマッサージすることで、粉末と皮脂が結合し、それをブラシやタオルで拭き取ることで、頭皮や髪の表面の余分な油分や汚れが取り除かれます。

ドライシャンプーのこのメカニズムによって、髪を一時的にさっぱりとさせ、美しくさらさらした清潔な髪に変えることができます。

ドライシャンプーの注意点

ドライシャンプーは便利なヘアケアアイテムですが、髪質や頭皮の肌質によって合わない場合もあります。

そのため、頭皮が敏感な人やアレルギー体質の人は、必ず使用前にパッチテストを行うことをおすすめします。

また、ドライシャンプーは定期的な水洗いに取って代わるものではありません。あくまでシャワー設備がなかったり、急いでいたりするときに使うアイテムです。頭皮の汚れを完全に落とすには、やはり水とシャンプーが必要な点も覚えておきましょう。

敏感肌を防ぐ!アレルゲン対策|皮ふ科医に聞く ミニ知識|dプログラム(d program)|資生堂

サウナ後の髪のケアにドライシャンプーを使う際のポイント

サウナ後の髪のケアでドライシャンプーを使用する場合、まずは汗をしっかりと拭き取ってください。汗が残ったままドライシャンプーを使用すると、せっかく使用しても効果がうまく出ないことがあるためです。

また、ドライシャンプーはあくまで頭皮と髪の表面の皮脂を吸収するものです。発汗とともに毛穴から排出される塩分などを取り除くことはできません。そのため、ドライシャンプーを使用した後でも、早めに水とシャンプーを使った通常の洗髪を行いましょう。

4. まとめ

髪の毛の天使の輪ってなに?

サウナ利用後の髪のケアは頭皮や髪の健康のためにとても重要です。もし手軽にヘアケアをしたい場合は、ドライシャンプーを使ってみましょう。汗や皮脂の大量分泌によって、髪と頭皮の臭いやかゆみが気になるシーンでも、ドライシャンプーを利用すると髪と頭皮を衛生的に保てます。

ただし、正しい使い方をして、あくまで一時的なアイテムということは知っておきましょう。そのため、毎日のヘアケアには水やシャンプーを使う本格的な洗髪も行うことが大切です。

サウナなどが原因で髪や頭皮の状態が気になる方は、ぜひヘアケア製品メーカーが開発したシャンプーやコンディショナーなどのシリーズを使ってみましょう。

例えば、髪にマイルドな仕上がりで人気の綺和美「RootVanish」シリーズがおすすめです。自然な成分にこだわって頭皮や髪に優しいので、サウナで髪が乾燥しやすかったり、頭皮のトラブルが心配な方にも安心してお使いいただけます。定期通販で自宅に届くので、買いに行く手間がないのも便利なポイントです。ぜひ一度、トライしてみてください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

記事一覧

あなたへおすすめ