ヘアブラシのお手入れとは。からまった髪の取り方からメンテナンスまで

  1. 白髪の予防・改善方法

毎日のヘアケアやセットで使用するヘアブラシですが、ヘアブラシ自体のメンテナンスやケアはなさっておられるでしょうか?毎日使うものだからこそ、皮脂や汚れなどで意外と汚れが溜まってしまったり、髪の毛がからまっていたりするものです。

一口にヘアブラシといっても、ブラシの素材や毛質によってもメンテナンスの仕方が違ってきてしまいます。ヘアブラシのメンテナンスの仕方がよくわからない方も意外と多いのではないでしょうか。

そこで今回はヘアブラシの種類別お手入れの方法や、ヘアブラシのあれこれまで詳しくご紹介させていただきますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.ヘアブラシの役割

ヘアブラシは髪の毛をとかしたり、ヘアセットしたりと様々な役割を担っています。中には頭皮のケアができたり髪の毛のツヤ感をアップできるようなタイプのものまで発売されています。

そのヘアブラシの種類によっても役割は多様化していますが、基本的な効果として髪の毛のからみを取りキレイに整えることがメジャーな使用用途となっているのです。

髪の毛は毎日洗ってキレイに見えても、数時間もすると皮脂がでてきてしまい1日も経つと酸化して汚れやホコリがたくさん付着してしまいます。洗髪前にヘアブラシでブラッシングしてこの汚れを浮かせておいてあげると、シャンプーでキレイに皮脂汚れを落としやすくしてくれるのです。

そうすることでシャンプーの泡立ちもよくなり、より皮脂汚れをスッキリと除去することもできます。健康的な人の髪の毛でも毎日100本程度は抜けてしまうと言われており、抜けかけの髪の毛のケアも合わせてできるメリットもあります。

ヘアブラシでブラッシングすることによって、髪の毛の表面をおおっているキューティクルの向きが揃えられ艶がでてキレイにみえる効果もあるのです。人の地肌や髪の毛に含まれている皮脂も髪の毛全体に行き渡らせることもできるので、よりツヤ感がましてみえます。

ヘアブラシの中でも頭皮へ刺激を与えて、血流を促してくれるタイプのものもあります。適度な刺激は抜け毛対策や薄毛の予防にも効果が期待できるメリットもあるのです。

全日本ブラシ工業協同組合 | ヘアケア

2.ヘアブラシをメンテナンスしないとどうなる?

からまってしまった髪の毛をとかして整えてくれたり、ヘアスタイルをセットするために使ったり、地肌のケアをするために使用されているヘアブラシはヘアスタイルやキレイな髪の毛を維持するためには必要不可欠なものです。そんなヘアブラシのお手入れを怠ってしまうとどのような影響がでてきてしまうのでしょうか。

様々な用途で使われているヘアブラシですが、特に女性であれば毎日使うという方が大半を占めるのではないでしょうか。毎日使うヘアブラシは皮脂や古い角質、ホコリや雑菌などの汚れがたくさん付着していきます。

そのまま汚れがたくさん付着しているヘアブラシを使用していると、気持ち的にもよくないですし直接髪の毛や頭皮に触れるものなので衛生面も気になる所です。カビの一種でもあるマラセチア菌が繁殖してしまうと頭皮への炎症やトラブルの元にも繋がりかねないため、注意が必要となります。

雑菌が繁殖してしまうと髪の毛や頭皮にも悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるため、定期的にヘアブラシのお手入れをして清潔に保てるよう心がけることが大切です。

3.ヘアブラシの種類別お手入れ方法

ヘアブラシのお手入れといっても、一体どんな方法でお手入れすればよいのでしょうか。ヘアブラシの種類によってもお手入れ方法は異なってきますので、種類別にご紹介させていただきます。

プラスティック製

プラスティック製のヘアブラシはヘアブラシの中でも安価で、お使いの方も多いヘアブラシです。素材がプラスティック製なので耐水性に優れており、扱いもしやすいのが最大のメリットとなります。

◆ 用意するもの

重曹・洗面器・歯ブラシ・タオル

◆ お手入れの手順

  1. ヘアブラシについているホコリや、ゴミは取れる範囲で取り除いておいてください。
  2. 洗面器にぬるま湯をはり、重曹を大さじ3程混ぜ合わせておきます。
  3. その中にヘアブラシを入れて、軽く洗いそのまま一晩つけ置きしてください。
  4. 次の日にもう一度軽く洗ったら、歯ブラシを使って根元部分をこすり汚れを除去していきます。
  5. ぬるま湯で重曹をすすぎ、キレイに洗い流します。
  6. ヘアブラシを軽くふって水分をきり、タオルの上にブラシの面を下へ向けて乾かしてください。

◆ ポイント

  • つけ置きする時間がない場合はすすいで歯ブラシで洗うだけでもOK。
  • 重曹がない場合はシャンプーで代用しても大丈夫です。

獣毛

獣毛のヘアブラシは毛に天然の油分が含まれており、髪の毛にツヤを与えてくれたり静電気を防止する効果もあります。そのため、水洗いしてしまうと傷んで抜けてしまったり効果が半減してしまう可能性があるので注意が必要です。

◆ 用意するもの(ドライケア)

ようじ・ウエットティッシュ

◆ お手入れの手順

  1. ヘアブラシの根元や隙間にたまった汚れやホコリを、ようじを使ってできる限りかき出していきます。
  2. 汚れが気になる部分をウエットティッシュを使ってキレイにして乾燥させてください。

◆ 用意するもの(水洗い)

ようじ・ぬるま湯・タオル・洗面器

  1. ヘアブラシの根元や隙間にたまっている汚れやホコリを、ようじを使ってできる限りかき出します。
  2. 洗面器にぬるま湯をためて、ヘアブラシを軽く浸して汚れを取り除いてください。
  3. ヘアブラシをふって水分を飛ばしたら、タオルで残りの水分を優しく拭き取ります。
  4. ヘアブラシを下へ向けてしっかりと乾かしていきます。

◆ ポイント

  • 基本的には水洗いは推奨できません。汚れがどうしても落ちない場合のみにしてください。
  • ヘアブラシの掃除用のブラシも発売されているので、そちらを使用するのも有効です。

木製

木製のヘアブラシは天然の木材から作られており、ブラシの質も上質なものが多くなります。注意点として木製は水に弱くカビが生えやすい点です。プラスティック製と違うのでつけ置きのケアはオススメできません。

◆ 用意するもの(ドライケア)

歯ブラシ・布

◆ お手入れの手順

  1. ヘアブラシの根元部分に溜まった汚れを、歯ブラシを使って取り除いていきます。
  2. 汚れが残ってしまっている所は、布を使って拭き取ってください。

◆ 用意するもの(水洗い)

歯ブラシ・シャンプー・タオル・洗面器

◆ お手入れの手順

  1. 歯ブラシを使ってヘアブラシの根元の部分の汚れやホコリを取り除いていきます。
  2. 洗面器にお湯をためてシャンプーを混ぜておいてください。
  3. シャンプーを混ぜたぬるま湯を歯ブラシにつけて、ヘアブラシの根元を中心に洗っていきます。
  4. 汚れが取れたらシャンプーが残らないようにしっかりとすすいでください。
  5. ヘアブラシをふって水気を飛ばしたら、タオルで水分を軽く取り除きヘアブラシを下へ向けて乾燥させていきます。

◆ ポイント

  • 普段はドライケアでお手入れを行って、汚れがどうしても落ちない場合のみ水洗いするようにするのがオススメです。
  • 水洗いした際に乾かし方が足りないとカビの原因となってしまうので、完全に乾かすようにしていきます。

次のページで質の高いブラシについて詳しく説明しています。

ヘアブラシの”いいやつ”とはどんなブラシ?質の高いヘアブラシの特徴とは

4.お手入れする頻度は

ヘアブラシのお手入れはどのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。オススメのメンテナンス頻度をご紹介していきます。

・プラスティック製

つけ置きは月に1回程度でも大丈夫ですが、週に1度はシャンプーや重曹を混ぜたぬるま湯で軽く洗ってあげると清潔な状態をキープすることができます。

・獣毛

少し頻度はあがりますが、つけ置きや水洗いをできる限り避けたいので2〜3日に1度はドライケアをしてください。普段は簡単に汚れを取り除く程度でよいので3回に一度位は念入りに掃除するようにすると効果的です。

・木製

ドライケアは使用したら毎回することが推奨されていますが、難しい場合は2〜3日に一度はお手入れをしてあげるようにしてください。どうしても汚れが落ちきれない場合のみ、水洗いをするようにします。

5.ヘアブラシに髪の毛がからまってしまった時は

ヘアブラシを毎日使っていると、どんどん髪の毛がからんでいってしまい取りにくくなってしまいます。からまった髪の毛をとるのが面倒でついそのままにしてしまうこともあるのではないでしょうか。そこでヘアブラシに髪の毛がからまってしまった時にできる対処法をご紹介させていただきます。

ヘアブラシの根元部分に髪の毛が絡んでしまって引っ張っても取れない場合は、テールつきのコームがあると簡単にとることができます。絡んだ部分をテールを使ってほぐしてクシの方で髪の毛に引っ掛けるようにしてヘアブラシの目と目の間を通すと絡まってしまった髪の毛でもキレイに取れるのです。

この時に乱暴に扱ってしまうとブラシの目の部分が折れてしまったり傷ついてしまうので丁寧に扱うようにしてください。

6.ヘアブラシに髪の毛が絡みにくくするには

ヘアブラシを使っているとどうしても髪の毛が絡んできてしまうのは仕方ないのですが、どうにかして予防することはできないのでしょうか。絡んでもすぐに取れる裏技も合わせてご紹介していきます。

  1. ヘアブラシにストッキングを被せる。
  2. そのままの状態でいつも通り使用する。
  3. 髪の毛がたまってきたらストッキングごと外して捨てる。

たったのこれだけで髪の毛の絡まりから開放されるのです。使わなくなったり穴が空いてしまったストッキングでもいいですし、専用のネットもあるのでそちらを使用しても大丈夫です。

少し見た目はよくないかもしれませんが、お手入れの手軽さを考えたら取り入れてみる価値はあるのではないでしょうか。一つ注意点として、ロールブラシや獣毛のヘアブラシには目が細かすぎて装着しにくいので避けておくといいかもしれません。

獣毛などのストッキングがつけられないタイプのヘアブラシは、ヘアブラシクリーナーを使って根元の髪の毛を取り除いていくのもオススメです。ヘアブラシクリーナーはヘアブラシ専用のクリーナーで、からまった髪の毛やホコリをかき出しやすい形状になっており、こまめに使用しておくとそこまで髪の毛が絡まることも少なくなるはずです。

ヘアブラシの種類によってこの2つを使い分けてあげることで、ヘアブラシの定期的なお手入れの負担を軽減しきれいな状態を維持しやすくしてくれるアイテムになります。

7.まとめ

毎日使うヘアブラシだからこそ、日々のお手入れが大切となってきます。ヘアブラシと言ってもたくさんの種類のものがあり、それぞれお手入れ方法や特徴も違うのでそれぞれ合わせてメンテナンスもしていかなくてはならないのです。

しかし、キレイな髪の毛を維持するためにもヘアブラシの存在は必要不可欠です。効果や使い心地も大切ですが、自分がお手入れできる範囲のヘアブラシを選んであげることもまた大切なポイントになります。

今回の記事を参考にヘアブラシを選び、お手入れ方法を取り入れてみてください。お気に入りのヘアブラシを少しでも長く使用できるようなお手伝いができたら嬉しく思います。

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