髪に良い食事とは? 少しゴマを食べてみましょう

  1. 白髪対策×食事

髪の毛のケアというと、皆さんはどのような方法を思い浮かべるでしょうか。トリートメントやマッサージなど、外的なアプローチをイメージする方が多いかもしれません。

しかし健康な髪の毛を作るためには、食事も重要なポイントです。特にゴマや海藻類には、髪に良い栄養素が豊富に含まれています。健康な髪の毛には上質な栄養が欠かせないのです。

この記事では髪に必要な栄養素や、食事が髪の毛に変わるメカニズムなどを解説しています。髪の毛にトラブルを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

1.「まごはやさしい」を知っていますか?

「まごはやさしい」を知っていますか?

みなさんは「まごわやさしい」という言葉をご存知でしょうか。この7文字は、取り入れることで健康的な食生活を送ることができる食材の頭文字を語呂合わせにしたものです。

「ま」は豆類。「ご」はゴマ。「わ」はワカメなどの海藻類。「や」は野菜。「さ」は魚。「し」は椎茸などのキノコ類。「い」は芋類を表しています。

豆類は畑の肉とも呼ばれる大豆をはじめ、良質なタンパク質とミネラルを豊富に含んでいます。

ゴマにはタンパク質と脂質、ミネラルも含まれており、抗酸化作用が期待できます。刻んだり、すりつぶしたりすると吸収効率がアップします。

ワカメなど海藻類は皆さんもご存知の通り、カルシウムなどのミネラルが豊富です。現代人に不足しがちな食材なので、ぜひ日頃から意識して積極的な摂取を心がけてください。

野菜はビタミン類やミネラルが多く含まれています。言うまでもなく積極的に摂りたい食材ですよね。野菜は1日あたり120gほどの摂取が推奨されています。

魚の中でも特に青魚は血中のコレステロールを減らす働きが期待できます。また疲労回復にも効果があるそうです。1週間のうち3食以上は魚を食べるよう、普段から意識してみると良いでしょう。

きのこはビタミン類の中でも特にビタミンDを豊富に含んでいます。これはカルシウムが骨に定着する際、それを手助けする作用があるそう。

芋類はビタミンや食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に効果が期待できます。

2.ゴマや海藻を使った食事は髪によい

ゴマや海藻を使った食事は髪によい

ゴマにはタンパク質・ビタミン・ミネラルがバランス良く含まれています。

ゴマに含まれているビタミンB2は過剰な皮脂の分泌を抑え、体内細胞の再生を促進します。これにより代謝の向上が期待できます。

またビタミンEには血管拡張作用があり、頭皮の血流を促す働きも。特に白髪対策として効果的な食材です。

そして髪に良い食材としては、海藻類も外せません。海藻には健康な髪を作る上で欠かせないミネラルが多く含まれています。

亜鉛はアミノ酸をタンパク質に変える働きがあります。髪の毛はほとんどタンパク質でできているので、亜鉛が不足すると髪が作られにくくなってしまうのです。

さらにヨウ素も髪にとって重要な栄養素です。ヨウ素には髪を健康にする働きがあり、ヨウ素が不足すると髪の毛の細胞が成長しなくなってしまいます。

海藻に含まれている栄養素はどれも髪や頭皮を作る上で必要なものであり、健康な髪の毛を維持するためには欠かせません。

ただしどちらも意識して摂取しないと不足しがちな食材かもしれません。

たとえばゴマはドレッシングなどに取り入れてみても良いでしょう。またゴマだけに限らずナッツ類も髪を健康に保つ効果が期待できます。ですがナッツを食べる際には塩分に気をつけて、無塩のものがおすすめです。

海藻も意識しないと摂りづらい食材ではありますが、ローカロリーでヘルシーと言う特徴があります。いつも食べるお味噌汁の具をワカメに変えるなど、工夫して摂取するようにしましょう。

海藻サラダにゴマドレッシングを掛けて食べると、一度に栄養が取れるのでお得かもしれません。

3.食事が髪の毛に変わっていく仕組み

食事が髪の毛に変わっていく仕組み

髪の毛は99%がタンパク質でできています。そして髪の毛は食べ物から摂取した栄養によって作られ、育ちます。健康な髪を作る上で食事は基本的な対策となります。育毛剤や薬を使った治療はそのサポートに過ぎません。

そもそも皆さんは髪の毛がどのようにして生えるのか、ご存知でしょうか。

髪の毛は表皮より上の部分である毛幹と、下の部分にある毛根に分かれています。特に一番下の膨らんだ部分は毛球と呼ばれます。さらに毛球の中には髪の毛を作る大切な役割を持っている毛乳頭と、毛母細胞が詰まっています。

毛乳頭は毛細血管から栄養を取り込み、髪の毛を成長させるよう働きかけます。そしてその栄養や酵素を基に毛母細胞へ信号を送ります。その指令を受けて、毛母細胞は分裂・増殖。
その分裂した細胞が角化したものが髪の毛となるのです。

つまり毛母細胞の分裂を活性化させるためには栄養が必要になります。ビタミンやミネラルが不足していると毛母細胞の成長が十分に促されず、健康な髪の毛が生えてきません。そのため白髪が増えるといったトラブルが引き起こされやすくなります。

健康な髪の毛は毛球の色素細胞のメラニン色素によって着色されて、黒くなります。しかし色素細胞の機能を保つために必要な栄養が足りていないと、元々健康だった髪の毛が着色されず、白髪になってしまうのです。

4.白髪をケアするならバスタイムに

白髪をケアするならバスタイムに

とはいえ、食事だけで白髪を改善するのはなかなか困難です。内側だけでなく、外側からのアプローチも必要となるでしょう。
白髪をケアしたいのなら、バスタイムを有効活用するのがおすすめ。今は白髪に効果的なシャンプーやトリートメントも販売されています。特に白髪染めトリートメントなら、髪の毛をケアしながら白髪を目立たなくすることが可能です。

トリートメントタイプの白髪染めは一般的な白髪染めと違い、髪の毛をコーティングするように着色するものがほとんどです。そのため髪の毛が傷みにくく、白髪を分かりにくくするという特徴があります。トリートメント成分も含まれているので、髪にも優しいです。

髪の毛に良い食事と並行して白髪染めトリートメントを利用すれば、ゆっくりですが着実に白毛への対策が行えるでしょう。食事とトリートメント、この2つを上手に活用して、健康な髪を取り戻してください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
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カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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