ヘアブラシの”いいやつ”とはどんなブラシ?質の高いヘアブラシの特徴とは

  1. 白髪の予防・改善方法

同じヘアブラシでも普段お使いの普通のヘアブラシと、質の高いヘアブラシと2種類あります。髪の毛をとかす目的は同じはずなのに、値段や素材などが大きく違っています。

いつもお使いのヘアブラシはどちらにはいりますか?多くの方が普通のヘアブラシをお使いなのではないでしょうか。一体、質の高いヘアブラシを使うとどれだけ違うのか気になりますよね。

そこで今回は質高いヘアブラシのあれこれや、髪質別のヘアブラシの選び方まで詳しくご紹介させていただきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

1.ヘアブラシとは

ヘアブラシは様々な形状のものが発売されており、使用用途や素材が異なるものもたくさんあります。ヘアブラシの主な役割として、髪の毛をとかして整える用途で使用されています。

髪の毛が絡んだとき、寝癖を直すとき、出先で乱れてしまったとき、スタイリングの前にベースを作るときなど1日のいろんなシーンで活躍してくれるアイテムです。

ヘアブラシはそれぞれの種類に特徴があり、ブラッシングして髪の毛にツヤを出したり、絡まった髪の毛をほぐしやすくするものや、頭皮へのヘアケアに使えるものまで幅広く存在します。

ヘアブラシについては、業界団体が解説している次のページもご覧ください。

全日本ブラシ工業協同組合 | ヘアケア

2.質の高いブラシと普通のブラシの違いは?

質の高いヘアブラシと普通のヘアブラシは何が違っているのでしょう。髪の毛をとかして整える使用用途は同じなのですが、その違いはヘアブラシの素材によって、決められていることがほとんどです。

普通のヘアブラシはナイロン製、プラスティック製、ラバー製のような安価な素材で作られていることが多く、手に取りやすく日常使いしやすいメリットもあります。ほとんどのご家庭でお使いのヘアブラシも、このような素材でできているはずです。

質の高いヘアブラシは、ブラシの毛に獣毛といって天然の豚や猪の毛を使い作られています。天然毛は髪の毛をとかすたびにツヤをあたえてくれ、程よく油分も行き渡らせることができるため、まとまりがよくなるのです。

通常のヘアブラシよりも耐熱性に優れているため、獣毛のロールブラシはブロー用で使用されています。美容室でブローしてもらう時に使うロールブラシも獣毛のものを使っています。

天然の獣毛は原価が高いので、どうしても価格に転嫁させなくてはならないため、普通のヘアブラシよりも高価になる傾向があるのです。その分出せる効果や質がいいものになるので、求めているクオリティーによって使い分けながら、取り入れてみてもいいかもしれません。

3.質の高いヘアブラシはどんなものがある?

質の高いヘアブラシは素材がいいものを使用していることが多く、天然の獣毛が使用されている割合が高くなります。天然毛は髪の毛をとかすとツヤを出せるので、美しい髪の毛へと導いてくれる効果もあるのです。

質の高いヘアブラシの種類についてもご紹介させていただきます。

豚毛のヘアブラシ

豚毛のヘアブラシはそのままの通りで、豚の毛から作られているヘアブラシになります。天然の動物の毛から作られているため、他の素材のものよりも高価な場合が多く、5,000〜数万円で入手することができます。

豚毛自体に油分を含んでいることから、髪の毛をとかすとその油分でコーティングしてくれて髪の毛にツヤがでる仕組みとなっているのです。

獣毛で作られているヘアブラシは静電気が起きにくく、髪の毛のダメージを防ぐこともできます。ブラシのあたりが優しいため、地肌や髪の毛にも最低限の負担でケアできるのもポイントです。

同じ豚毛でも白豚と黒豚でも少し特徴が異なっており、ハリコシの強い毛質が特徴の黒豚と、黒豚よりも柔らかくしなやかな毛室が特徴の白豚で用途によって使い分けることもできます。

猪毛のヘアブラシ

猪毛は豚毛に比べて、太くて硬くしっかりとしている特徴があります。ハリコシが強いため、頭皮ケアで地肌に刺激をあたえたりしやすく、髪の毛をとかしやすいのも特徴です。髪の毛が太くてしっかりとしている方には猪毛がオススメです。

豚毛と同様にして静電気が起きにくく、ツヤをあたえてくれます。また、耐熱性にも優れているためブロー用のブラシとしても活躍してくれます。

4.髪質別おすすめのヘアブラシ選び

ヘアブラシを選ぶ際に何でもいいわけでわなくて、1人1人髪質の違いに合わせて選んであげることが大切です。選び方でそのヘアブラシを活かせるかも変わってきますし、髪の毛へあたえるダメージも軽減できる可能性があるのです。

髪の毛が太い・ハリがある・毛量が多い

髪の毛の量が多い方やハリコシがあり太い方は、ヘアブラシの目があら目でヘアブラシの毛が硬めのものを選ぶのがオススメです。

・デンマンブラシ

ブローなどでよく使われている、根元がラバーのクッションになっているタイプのヘアブラシになります。耐熱性がありヘアブラシの密度も程よく間隔があいているものが多いので、毛量が多くても髪の毛の太さがあってもブラッシングしやすくなります。髪の毛が太いくせ毛の方はブローに使用するのも効果的です。

・猪毛のヘアブラシ

猪毛は獣毛の中でも強くてハリコシがあります。髪の毛の量が多く太い方でも猪毛のヘアブラシでしたらしっかりと地肌までとかすことができます。

猪毛は油分と水分を程よく含んでおり、ツヤを出したり髪の毛のボリュームを抑えてくれる

効果もあるので、膨らみが気になる方にもオススメです。

髪の毛が細い・やわらかい・毛量が少ない

髪の毛の量が少ない方や、やわらかくて細い髪質の方は、ヘアブラシの目が細かくて毛質がやわらかいヘアブラシを選ぶのがオススメです。

・クッションブラシ

ヘアブラシの根元部分がラバー状となっていて、この部分のクッション性が高いヘアブラシとなっています。クッション性が高いため、頭皮にも優しく髪質が細くやわらかい方にも適しているヘアブラシです。

・豚毛のヘアブラシ

豚毛のヘアブラシは猪毛のヘアブラシよりも、やわらかくて毛の密度が高い特徴があるため、髪質が細くてやわらかい方でも安心してブラッシングできるヘアブラシになります。摩擦も軽減することができ、地肌へのあたりもやわらかいのもメリットになります。

・パドルブラシ

パドルブラシは普通のヘアブラシよりも大きいのが最大の特徴で、髪の毛が絡みやすかったり、引っ掛かりが気になる方へオススメのヘアブラシです。髪の毛や頭皮に対してあたりが優しく、頭皮ケアのブラッシングにもよく使われているヘアブラシになります。洗髪前のブラッシングや就寝前のブラッシングに最適です。

静電気が起きやすい髪質の方は、天然毛タイプのパドルブラシを使用してあげると効果的です。

5.ブラッシングの仕方

自分に合ったヘアブラシがわかったところで、ブラッシングの仕方についても見直してみてください。なんとなくとかしているだけだったり、髪の毛に負担のかかるブラッシングをしてしまっている可能性もあるので注意が必要です。

1.中間や毛先の絡みやすい部分を、下から少しずつほぐすようにとかしていきます。この時に引っかかりがひどいときはあら目のクシやブラシに変えて、無理にブチブチっととかさないで、下からカリカリと少しずつといてください。

2.全体にブラシがとおるようになったら、生え際にヘアブラシの先をあてて地肌から後ろへ向かうようにとかしていきます。生え際全体同様にしてとかしてください。

3.首元の生え際から頭頂部へ向かって下から上へ、ヘアブラシを地肌にあてながら持ち上げるようにしてとかしていきます。こちらも全体をブラッシングするようにしてください。

ブラッシングの効果・注意点

ブラッシングはポイントさえ抑えておけば、特に難しいことはない技術となります。ブラッシングで得られる効果や気をつけなくてはならない注意点も合わせてご紹介させていただきます。

・ブラッシングの効果

ブラッシングをすることによって得ることのできる効果は大きく分けて4つあります。

1.髪の毛の絡まりや引っかかりをなくす

日本人の髪の毛は平均で10万本生えているといわれています。動く度にその10万本が擦れたり絡まり合ったりするため、どうしても引っかかりが出てしまいます。

そこでブラッシングをしてあげることによって、その絡まりをほどいて櫛通りをよくしてキレイな状態の髪の毛にみせてあげる役割があるのです。スタイリング前の寝起きの状態や、

洗髪前の状態、就寝前など1日に適切なタイミングでブラッシングしてあげることが大切です。

2.髪の毛や地肌には見た目ではわからないような、皮脂やホコリや汚れが付着しています。洗髪前にブラッシングしておくことで、髪の毛は地肌に付着した汚れや皮脂を浮かせて落とすことができるのです。

事前に浮かせておくことで、その後にシャンプーで洗えばスッキリと汚れを除去することができるのです。

3.髪の毛のツヤだし効果

人間の頭皮や髪の毛は自分自身の油分によって、薄い膜をはってコーティングして保護する仕組みとなっています。この油分は頭皮の毛穴から分泌されており、根元から毛先までブラッシングすることによってその油分を全体に行き渡らせる事ができるのです。

全体に行き渡らせることによってキューティクルが整い、髪の毛全体がツヤがでてみえ、キレイな髪の毛を演出できるのです。

4.頭皮の血行促進

頭皮の血流は髪の毛の成長に必要不可欠な、栄養素や酸素を運ぶ大切な役割を果たしています。この血流が滞ってしまうと必要な栄養素が髪の毛に届かなくなってしまい、健康的に成長できなくなってしまったり、頭皮環境が乱れて髪の毛がやせ細ってしまったりと悪影響を及ぼします。

ブラッシングは頭皮にあててとかしてあげることで、頭皮にほどよく刺激を与えることができるので、血流促進効果も期待できるのです。頭皮はこりやすく血流が悪くなりやすい部分でもあるので、定期的にブラッシングしてあげると効果的です。

・ブラッシングの注意点

1.強い力はNG

ブラッシングするときについ力を入れすぎてしまいがちですが、これは頭皮にも負担が大きくなってしまうため、避けてください。ブラシの先を地肌へあてて気持ちいいくらいのあたり具合でブラッシングします。

2.回数を守る

ブラッシングをするといいからといって、1日に何度もしてしまう方もいらっしゃるのですが、これも過剰な刺激となってしまい、頭皮や髪の毛のダメージに繋がてしまうので注意が必要です。

1日3回程度のブラッシングで、そこまで時間をかけなくても十分な効果は得ることができます。抜け毛や切れ毛にならないためにも回数は守るようにしてください。

3.髪の毛が絡まってしまっている時に無理やりとかさない

髪の毛が絡まって取れないからといって、無理やりブラッシングして髪の毛が抜けてしまうことがあります。そうなると髪の毛だけではなく毛根や地肌も痛めてしまうので、毛先の方から時間をかけてでも少しずつほどいていってください。

ブラッシングの重要性について、次のページで確認しておきましょう。

白髪予防にもなる!?ブラッシングの重要性

6.まとめ

ヘアブラシは質の高いものから、安価なものまでたくさんの種類の中から選ぶことができます。何気なく使っているヘアブラシがどんな特徴のものなのか、一度チェックしてみてもいいのかもしれません。

そのヘアブラシを自分の髪質に合ったものに変えてあげるだけでも、もしかしたら髪質で悩んでいたことが解決してしまうかもしれないのです。それだけヘアブラシとヘアケアとは切っても切り離せない関係性の上で成り立っているのです。

今回の記事で少しでも、ヘアブラシの大切さが伝わっていただけたら嬉しく思います。

さて、綺和美の「RootVanish」は、長年の研究開発によって厳選された天然由来成分で頭皮と髪に優しいこだわりのシャンプーです。

刺激の心配もなく自然な白髪染めができるので、白髪にお悩みの方にこのヘアケア製品とヘアブラシとの併用をおすすめします。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

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毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
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カラートリートメント
しっかり染める

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高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

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コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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