白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めって併用して良いの?白髪対策まとめ

  1. 白髪染め

毎月美容室で白髪染めをしてキレイなヘアスタイルを保っている方も多いのではないでしょか。はじめのうちは1ヶ月半に一度、そのうちに1ヶ月、3週間に一度と白髪が増えていくに連れて美容室での白髪染めの頻度が増えていきます。

 

キレイに保とうとするほど増えるため、金銭的にも時間的にも負担に感じてしまうこともあります。

 

「白髪は目立たせたくない…」

「面倒でも染めに行かないと…」

「美容室にいく時間がない…」

 

このようなお悩みを抱えている方はとても多いのです。そんな時のお助けアイテム白髪染めシャンプー&トリートメントは、ホームケアで簡単に白髪を染めることができるのです。

 

そんな便利なアイテムなのですが、自宅での白髪染めシャンプー&トリートメントと美容室での白髪染めは併用しても問題ないのでしょうか?

ただ、よく白髪染めシャンプー&トリートメントを使うとカラーした時に髪の毛が緑色になってしまうなんて噂もあり心配ですよね。

 

そこで今回は、白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めの併用について詳しくご紹介させていただきます。

 

1. 白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めの特徴

白髪染めと白髪染めシャンプー&トリートメントはどのような特徴があるのでしょうか。違いも含めてみていきます。

 

白髪染めシャンプー&トリートメント

 

白髪染めシャンプー&トリートメントは白髪が染まるように、カラーの染料が配合されたシャンプーとトリートメントです。普段のシャンプーとトリートメントをするような感覚で白髪を染められるのが最大の特徴です。

 

白髪染めシャンプーは染まり具合がトリートメントに比べて弱い傾向にありますが、泡立てて使用するため髪の毛全体に行き渡らせやすくムラなく染められます。反対に白髪染めトリートメントはシャンプーよりもしっかりと色味が定着するのですが、ムラになりやすいので丁寧に馴染ませなくてはいけません。

 

この弱い部分を補うためにも、白髪染めシャンプー&トリートメントを併用することが望ましい種類の商品もあります。

 

白髪染め

 

白髪染めといってもいくつか種類があるので、種類別にみていきます。

 

カラーリング

 

ほとんどの方が施術しているのがこのアルカリのカラー剤を用いての白髪染めです。ファッションカラーと同じ仕組みで1剤と2剤を混ぜ合わせて、薬剤に化学反応を起こした力で染めていくタイプのカラー剤です。

 

市販のヘアカラーも同じ仕組みなのですが、誰が使ってもしっかりと染まるように強い薬剤が使用されてしまっているため、ダメージが大きくなりがちになります。

 

JHCIA | ヘアカラーリング製品の特徴を理解しましょう

ヘアマニキュア

 

ヘアマニキュアは髪の毛の内部には薬剤を浸透させずに、髪の毛の表面をコーティングするようにして染めるカラーです。透明な色付きのフィルムを被せるようなイメージでの着色なので、白髪や明るい髪の毛に対しては発色しますが、黒髪には発色しにくい特徴があります。

 

コーティングするだけなので、ダメージも少なく頭皮につけずに染めていくのでお肌が弱い方に人気のカラーです。

 

ヘナ

 

ヘナは天然由来の成分で作られたオーガニックのカラー剤です。ヘナの葉を粉末にして水で溶いたものを塗布して白髪を染めていきます。ヘナは髪の毛の色を明るくすることはできないので、主に白髪染めとして使われています。天然由来なので髪の毛や頭皮にも優しく、髪にハリコシがでるのも特徴です。

 

2. 白髪染めと白髪染めシャンプー&トリートメントを併用すると?

実際に白髪染めと白髪染めシャンプー&トリートメントを併用することはできるのでしょうか。答えは「白髪染めと白髪染めシャンプー&トリートメントは併用できる」です。

 

普段は美容室などで白髪染めのカラーリングをして、次に美容室に行くまでの間に白髪が気になってきたタイミングで自宅で白髪染めシャンプー&トリートメントを使用することでキレイな状態を維持しやすくなり時間が稼げます。

 

毎回美容室での白髪染めでは時間もお金もかかりますし、全部自宅でのセルフカラーや白髪染めシャンプー&トリートメントでは全体的に染まりムラができてしまったりとキレイな状態が保ちにくくなってしまうため、バランスよく併用がオススメです。

 

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3. 併用するための注意点は?

白髪染めと白髪染めシャンプー&トリートメントの併用は、白髪を目立たせずにキレイな状態を保つためにも有効な方法だということはわかりましたが、併用する際に気をつけなくてはならない点はないのでしょうか?

 

・美容室に行く2週間程前は使わない

 

リタッチなどカラーの明るさを変えない場合はそこまで気にしなくてもいいのですが、気をつけなくてはいけないのは明るくしたい時やカラーチェンジなど髪の毛の明るさを明るくしたい時です。

 

白髪染めシャンプー&トリートメントが髪の毛に残った状態で明るくしようとしたり、カラーチェンジをしようとすると残留していた色素が邪魔をしてしまって狙った色になりにくくなってしまう事があります。

 

そのため美容室にいく2週間前には白髪染めシャンプー&トリートメントの使用を控えて2週間かけて色素が残らない状態にしてあげることが大切です。どうしても2週間あけずに染めたい場合は、白髪染めシャンプー&トリートメントを使用していることを美容師さんに伝えた上で相談すると安心です。

 

・熱処理系の施術の後に使用は控える

 

デジタルパーマや縮毛矯正などの熱の力を使う施術をした後は、白髪染めシャンプー&トリートメントの使用は控えてください。熱処理の施術をした後は髪の毛の内部にアルカリなどが残留しており、白髪染めシャンプー&トリートメントを使用するとそのまま髪の毛の表面をコーティングしてしまう状態になってしまうのです。

 

そうなると髪の毛の内部からダメージを受けてしまう事があるため、1週間程度期間をあけてあげると安心です。

 

4. 髪の毛が緑になってしまうって本当?

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よく白髪染めトリートメントと白髪染めを併用すると髪の毛が緑になるという噂を耳にします。この噂は事実と少し異なっており、実際は光で染まるタイプの白髪染めを使用した場合に起こる現象なのです。

 

光で染まるタイプの白髪染めは、ヘアクリームのように朝塗布して髪の毛に馴染ませたらそのままいつも通りに過ごし、日光や蛍光灯の光に当たることで白髪が染まる仕組みの白髪染めになります。

 

このタイプの白髪染めには硝酸銀が配合されており、白髪染めのアルカリと触れると化学反応を起こしてしまい緑色に変色してしまうのです。一度緑になってしまうと元に戻すことは美容室でも困難なため注意が必要です。

 

白髪染めシャンプー&トリートメントではこのようなことは起こらないのでご安心してください。白髪染めやヘアカラーは赤、青、黄の三原色から成り立っている関係で赤味が退色してしまうと緑っぽくみえてしまうことがありますが、この場合は美容室で染めて治す事が可能です。

5. 白髪染めシャンプー&トリートメントのよくある失敗例

天使の輪が現れにくい髪質

自宅のホームケアとして白髪染めシャンプー&トリートメントを取り入れたものの「うまくできなくて失敗してしまった!」とよくありがちな失敗例をご紹介させていただきます。

 

染めムラができてしまった

 

白髪染めシャンプー&トリートメントで染めたら「染まり具合にムラができてしまった」とキレイに染めたつもりでもムラで仕上がりがイマイチになってしまうことがよくあるのです。

 

白髪染めシャンプー&トリートメントは初めての方でも簡単にキレイに染められるメリットがありますが、少しコツがあります。

 

1.塗布量

 

薬剤の塗布量が多い部分の方がしっかりと染まり色味が定着します。白髪染めの場合は毛先は少なめの塗布量で、白髪の目立つ部分に部分には多めに塗布するようにすると効果的です。

 

2.水分を拭き取る

 

水分が多すぎてしまうと染まり具合にムラができやすくなってしまい、仕上がりがキレイにいかない確率が上がってしまいます。カラートリートメントを塗布する前には一度タオルドライをして余分な水分を拭き取ってあげると、染めムラを防げます。

 

だからといって完全に乾いた髪の毛に使用しても均等に薬剤がつかないので、濡らしてタオルドライで余分な水分を拭き取る工程は必ず必要です。

 

1回目の使用で染まらなかった

 

白髪染めシャンプー&トリートメントを勘違いされている事が多いのですが、シャンプーとトリートメントにカラー染料が配合されているため、どうしても通常のヘアカラーのように1回でキレイに発色はしにくいアイテムになります。

 

そのため、特に初めて白髪染めシャンプー&トリートメントをする際には、1回ではなく数回重ねて色を入れて好みの色味に近づけていくようにすると解決するはずです。これは失敗だと思ってしまう方も多いので、覚えておくと慌てずにすみます。

 

明るくならない

 

白髪染めシャンプー&トリートメントと通常のカラーを同じようなものと思ってしまいがちなのですが、仕組みが違っています。通常のカラー剤は化学反応を起こして髪の毛の内部のメラニンを脱色して色素を入れ込むので明るくできますが、白髪染めシャンプー&トリートメントは髪の毛の表面に色味が定着するだけなので明るさを出すことはできません。

 

白髪染めシャンプー&トリートメントを使って髪の毛の明るさを暗くすることは可能ですが、明るくすることはできません。特徴をよく理解してから取り入れると失敗を少なくするポイントになります。

 

浴室が染まって汚れてしまった

 

通常の白髪染めでもそうなのですが、白髪染めのシャンプー&トリートメントも浴室の壁や床についてしまいそのまま放置してしまうと染まって汚れてしまいます。そうならないためには、汚れたらすぐに洗い流すことが大切です。

 

通常の白髪染めよりも白髪染めシャンプー&トリートメントは染まりが弱いため、すぐに流せばキレイに落とせます。意外と多いのが気づかないうちに壁や床に薬剤が飛んでしまい、時間が経ってから気づき落ちなくなってしまうパターンです。

 

そのようなことにならないように、白髪染めシャンプー&トリートメントをした後は念入りに浴室の汚れを確認すると防ぐことができます。余裕のある時はついでにお風呂掃除までしてしまうとなお確実です。

 

もしも汚れて流しても落ちなくなってもその日のうち位なら、メラミンスポンジと洗剤で軽くこすると落とせるので安心してください。

 

【白髪染めのカラーが手についたら読む】落とし方とNG方法を解説します 

6. まとめ

これで白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めを、安心して併用できるようになると思います。美容室で染める白髪染めはムラなくキレイですが、時間や金銭的コストと比較すると少し抑えたい部分でもあります。

 

そんな時に間のつなぎ的な役割をしてくれる白髪染めシャンプー&トリートメントは、とても素晴らしいアイテムです。次の美容室まで白髪をキレイにカバーできれば、常に白髪を気にせずに快適に過ごせます。

 

いくつか注意点や失敗例もありましたが、ほとんどの失敗のケースは白髪染めシャンプー&トリートメントの仕組みや特徴を理解しないまま使用してしまったが故のことです。

 

白髪染めシャンプー&トリートメントを取り入れる際は是非、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。


そして、綺和美のヘアケアシリーズのような白髪染めシャンプーやコンディショナーを活用することもおすすめです。

 

天然由来成分で設計された肌にマイルドな仕上がりなので、安心して毎日の洗髪に使えます。

 

「洗うだけで自然に白髪染めができる!」とテレビや雑誌でも評判です。

 

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白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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