白髪を見つけるとガッカリする方もいらっしゃるかもしれません。少しだけなら…と思って抜いてしまっていませんか？
しかし、この少しだけなら…の気持ちで抜き続けるとその毛穴からはもう生えてくることはなく薄毛になる可能性が出てきます。白髪に加えて薄毛の悩みまで増えるのは避けたいですよね。
そこで今回は、白髪を抜き続けるとどんなことが起こるのかを詳しくご説明します。白髪を見つけると思わず抜いてしまうという方はぜひチェックしてみてくださいね。
1.白髪を抜くと起こる可能性とは？
もしかすると「白髪を抜くと白髪が増える」と聞いたことがある方がいるかもしれません。しかし、これは間違った話しです。
ですが、「増えないとわかっているから抜いてしまおう」と考えるのも間違いです。白髪だけでなく、普通の黒髪もむやみに抜くと悪影響を及ぼしてしまいます。
ここからは白髪を抜くとどんな悪影響を起こすのかをみていきましょう。
白髪を抜いても減らない
髪の毛は一つの毛穴から２～３本の毛が生えています。この一つの毛穴を数本の毛が共有しているので、一度無理やり抜いてしまうと毛周期のサイクルを狂わしたり毛根部分を傷つけたりすることがあります。
また、白髪が生えている状態は何らかの影響でメラノサイトが正常に機能していないことが考えられますよね。したがって、次に同じ毛穴から生えてくる毛も白髪の可能性が高くなるのです。
さらに、白髪を抜くことで毛周期を狂わす可能性もあります。毛周期が狂ってしまうと、毛が伸びる成長期の認識が弱くなり髪が育たず、最悪の場合その毛穴からは白髪さえも生えてこなくなり薄毛の原因になることもあります。
痛みを感じる
髪の毛は毛周期が終わると自然に抜けるものです。それなのに途中で抜くと、毛根部分はしっかり根付いているため当然痛みを伴います。
なかには「この痛みがちょっと快感でやめられない！」という方もいらっしゃるかもしれませんが…いづれにしても、良いことはないのでやめた方がいいでしょう。
また、抜いた部分から菌が侵入すると、かゆみや炎症を起こしてしまうこともあるため、トラブルの原因になることも。
毛根が痛む
白髪を無理やり抜くと毛根が傷ついてしまうと先ほどご説明しました。さらに、傷つくだけでなく、毛根部分の形が変わってしまうこともあります。
毛根部分の形が変わると、次に生えてくる毛がくせ毛やうねりのある毛になって生えてくる可能性があるので注意が必要です。
2.白髪を抜く代わりにできること
それでは白髪を見つけてしまった際、どうするのが一番良い方法なのでしょうか？ここからは適切な対処法をいくつかご紹介するので参考にしてみてくださいね。
根元からカットする
気になる白髪の数がまだ数本のうちは、根元からカットするのがおすすめです。この方法なら、毛根や頭皮を傷つける心配がありません。
ただし、気をつけなければならないことは白髪は黒髪に比べてピンと立つものが多いため少し伸びたら余計に目立つ可能性があるということです。数が少ないうちはいいですが、カットした髪は毎日伸び続け、終わりのない対処法だということを忘れないでくださいね。
これは、あくまでもその場しのぎの対処法ということです。
部分ケアで目立たなくする
白髪が全体的に目立ってきたら白髪染めが一番いいのですが、白髪染めするほどでもないけど部分的に目立つ場合は部分ケアがおすすめです。部分ケアは、マスカラタイプやファンデーションタイプなど種類もさまざまあります。
染めるのは少し大変な作業ですが、部分ケアで目立たなくなるならこちらの方が手間もかからず簡単です。
3.白髪を抜き続けると髪の毛自体が生えなくなる
先ほど、白髪を抜き続けると毛根が傷つき形も変わるため、くせ毛やうねりのある髪が生える可能性があると説明しました。この状態からさらに悪くなると、次の毛が生えるスペースがなくなりその毛穴からは毛が生えなくなってしまうのです。
こうなってしまってはもう手遅れに近いので、手遅れになる前に抜くことはできるだけ避け、毛根から元気にすることに励んだ方がいいでしょう。
4.髪の毛を元気にするためには内側からケアしよう
白髪を抜くと毛穴にダメージがかかり、最悪その毛穴からは毛が生えてこなくなるとご説明しました。白髪は、なかなか黒色に戻すのが難しいので悩む方が多いですよね。
白髪を見つけてしまうと気分は落ち込んでしまいますが、そこはカットや部分ケアなどで上手に対処していきましょう。また、白髪の原因は生活習慣やストレスの場合も多いので、一度生活習慣を見直すのもいいかもしれませんね。
まずは、体の内側から元気にすることに注視してみると自ずと髪の毛も元気になります。心も体も髪の毛も、美しく元気な自分を手に入れてみましょう！
