加齢とともに髪がうねってきた!これらの方法を実践して直しましょう

  1. 薄毛予防・解決策

「最近髪の毛がうねるようになってきた…」
「昔はサラサラストレートだったのに…」
「年齢で髪質って変わるの?」

人は年齢を重ねていくにつれて少しずつ髪質が変化していってしまいます。今までと同じケアやスタイリングでは対処が難しくなってきてどうしようとお悩みの方も多いのではないでしょうか。できることなら昔のようにうねりのない髪の毛で過ごしたいですよね。

まず第一歩として、うねりの原因を見つけ、適した対処方法で改善を図りましょう。

今回は加齢による変化から、うねりの対処法までわかりやすく解説させていただきます。

1.加齢による髪の毛の老化とは

加齢による髪の毛の老化とは

髪の毛は通常20代までは、生き生きと元気でキレイな状態を保つことができます。しかし、そのあと30代以降は右肩下がりに徐々に年齢を感じざるを得ない変化を感じてしまうのです。

老化の症状の現れ方は個人差が大きく、気になるのが早い人、遅い人と分かれますが遅くても40代までには何かしらの変化を感じる方が多いはずです。老化で現れる現象としては下記のようなものが主にあげられます。

・白髪
・うねり
・パサつき
・ボリュームダウン
・抜け毛
・薄毛
・ツヤのなさ
・広がり

まずこのあたりについて詳しく知りたいと言う方はこちらをご覧くださいませ。

2.老化の原因

髪の毛が老化する原因は加齢にあり、女性は年を重ねていくにつれて女性ホルモンのエストロ全が減少していってしまいます。この女性ホルモンは男性ホルモンを抑制して髪の毛の成長を促してくれる大切な役割を担っているホルモンです。髪の毛を元気に健康的状態を保つ手助けをしてくれる働きがあり、老化を防止する効果もあるのです。

髪の毛は成長期→退行期→休止期の一定のヘアサイクルに沿って成長をしています。今生えている髪の毛の8〜9割は成長期の髪の毛で、毛根にある毛母細胞という髪の毛を作るうえでとても大切な細胞が分裂することによって髪の毛はどんどん成長していくことができるのです。

退行期の期間は2〜3週間とされていて今生えている髪の毛のうちおよそ1%程度といわれています。この時期で髪の毛の細胞分裂が低下しはじめ、休止期へ移る準備がはじまっているのです。

休止期は髪の毛を作る活動が完全に休止して成長が完全に止まってしまう時期にはいります。今生えている髪の毛の10%が休止期に入っているとされていて、次に生えてくる髪の毛の準備をしています。

根元の方から新しい髪の毛が生えてくると、古い髪の毛は押し出されていき抜け落ちていくのです。そしてまた次のサイクルがはじまってこの繰り返しでサイクルになっています。

このように正常にヘアサイクルであれば1日に平均して50〜100本ほど髪の毛が自然に抜けるとされています。しかし老化が進んでくるとこのサイクルが乱れがちになってしまい、1日に100本以上の髪の毛が抜けてしまったり髪の毛が健康的に成長できなかったりと不具合が起きてきてしまうのです。

3.うねりの原因

うねりの原因

加齢によって様々な症状が出ますが、うねりは何が原因なのでしょうか。詳しくみてみます。

毛穴のたるみ

お肌と同じように年齢とともに頭皮もたるんでしまい地肌の毛穴もゆがんだり形が変形してしまうことがあります。ハリがあり健康的な頭皮では毛穴はキレイな丸い形をしていてそこから生えてくる髪の毛はまっすぐ伸びていくのです。

しかし、ゆがんでいびつな形になった毛穴からはクセのある髪の毛が生えてきてしまい、うねりの原因となっているのです。

髪の毛の水分・油分の変化

年齢とともに髪の毛や頭皮も、水分量や油分の量が減少していってしまいます。その理由の一つが、髪の毛の内部にある水と結びつきやすい吸水性のタンパク質と、水に馴染みにくい撥水性タンパク質が存在しており加齢とともに水に馴染みにくい撥水性のタンパク質が増えていってしまうのです。

その結果髪の毛は水分を保つことが難しくなってしまい、うねりの原因に繋がるのです。また、年齢とともに皮脂の分泌量も減少して頭皮や髪の毛の乾燥がすすむことも関係してくるといわれています。

外部からのダメージ

日常の何気ない習慣でも髪の毛を傷ませてしまっていることがあります。カラーやパーマ、紫外線、ヘアアイロン、ドライヤーなど外的刺激でダメージを受けてしまって、髪の毛の表面を保護してくれているキューティクルが剥がれ落ちてしまうと、うねりに繋がることもあるのです。

生活習慣

生活習慣が乱れてしまうと頭皮環境が悪化してしまい、結果的にうねりの原因になることもあります。睡眠不足、バランスの悪い食生活、ストレス、喫煙、飲酒など、様々な要因で頭皮に栄養素を送る邪魔をしてしまい悪影響となってしまうのです。

遺伝

老化が原因のほかにも両親や祖父母からの遺伝でうねりを受け継いでしまっている場合があります。生まれつきうねりがある場合は遺伝的要因の可能性が高くなります。

うねりやくせ毛の遺伝は優性なので両親のどちらかがくせ毛だと70%の確率でうねりやくせ毛の子が産まれるといわれています。

4.うねりの対処法

うねりの対処法

それではうねりがでてきて気になってしまったらどのように対処したらよいのでしょうか。髪の毛の質が変わってしまっているのでうねりを完全に直すことはできませんが、軽減したりセット次第で生かしたりと工夫することはできるので対処法をご紹介していきます。

うねりを生かしたスタイルにする

元からストレートでうねりがでじめた場合ですと、そこまでひどいうねりやクセでチリチリになることはほとんどありません。生え際や首後ろなどの髪の毛からうねりのウェーブがでてくるケースが多いです。

また、年齢を重ねていくにつれてボリュームもなくなっていくことが多くなるので、あえてうねりを生かして動きやボリュームのでやすいスタイルに変えてみるのも有効です。無理にストレートにしてペタッとしてしまうよりも若々しくおしゃれにも見えるようにセットできるので一度美容室で髪質を見てもらい、相談してみるのもいいかもしれません。

保湿&補修ケアでうるおわせる

髪の毛の水分や油分が不足してしまって乾燥すると、うねりがひどくなる傾向にあります。パサつきやダメージも受けやすくなってしまうので扱いにくく広がりなど様々な影響が出てきてしまうのです。

それを防ぐために保湿や補修のできるヘアケアを取り入れてあげることが有効になってきます。

・システムトリートメント

美容室でするシステムトリートメントは自宅ではカバーできない部分まで補修して栄養を入れ込んであげることができます。スカスカの髪の毛の内部がうるおうことでうねりやおさまりが少し軽減してくれるので、頻繁にはできないかもしれませんがカラーやカットのタイミングで一緒に施術してもらうと効果的です。

・高保湿のシャンプー、トリートメント、ヘアマスク

自宅で毎日使うものも高保湿なものに変えてあげると効果的で美容室のトリートメントの持ちもよくなる傾向にあります。週に2〜3回ほどヘアマスクで集中ケアしながら組み合わせてあげると、しっかりと補修してうるおいを保つことが可能になります。

縮毛矯正でストレートにする

うねりがイヤでストレートがどうしても好きな方には縮毛矯正をオススメします。一度かけてしまえば個人差はありますが、半年ほどうねりが気にならない状態をキープできるので毎日アイロンの熱で伸ばすよりも負担が軽くお手入れも楽になります。

それなりに髪の毛にダメージをあたえてしまう施術になるので、頻繁にヘアスタイルを変えたりコテで巻いたりとするのが好きな方は、髪の毛の負担が大きくしないためにもよく相談してからかけることをオススメします。

アイロンやコテでセットする

毎回ヘアスタイルを変えたりアレンジをするのが好きな方は、アイロンやコテでセットしてうねりをカバーすることが有効です。アイロンやコテを上手に使い分けることでストレートにもウェーブの巻き髪スタイルにも対応できるのでヘアセットの幅も広がります。

5.うねりをひどくしないための予防法

うねりをひどくしないための予防法

今出てきてしまったうねりはなかなか直すことは難しいですが、これ以上悪化させないように予防をすることは可能です。そこで今からできる予防法もご紹介していきます。

生活習慣を見直し頭皮環境を整える

頭皮環境の悪化はうねりなどの根本的な原因になってしまう恐れがあります。そうならないためにも普段から生活習慣を見直して頭皮環境を整えておいてあげることが大切です。

・睡眠
睡眠不足や質の悪い睡眠が続いてしまうと、血流が悪くなり毛根に酸素や栄養素が行き渡らなくなってしまいます。毎日8時間程度の睡眠を髪の毛の成長ホルモンがたくさん分泌されるゴールデンタイムの22〜2時に取れるように調整することが大切です。

・ストレス
人はストレスを感じていると交感神経が優位となり緊張状態におかれます。逆に就寝時やリラックスしているときは副交感神経が優位となります。交感神経が優位になっている状態が続くと、血流が滞ってしまい頭皮の結構も悪くなってしまうのです。

適度にストレスを発散できるように日ごろから自分で調整できるようにしておくと安心です。

・食生活
毎日3食バランスのよい食事を意識して、脂っこいものや甘いものは控えめにすることが望ましいとされています。頭皮環境や髪の毛のためにはタンパク質、亜鉛、ビタミン、大豆を積極的に接種することが重要です。

タンパク質…肉類、牛乳、タマゴ
亜鉛…レバー、牡蠣、海藻類
大豆類…豆腐、納豆
ビタミン…緑黄色野菜、ナッツ類、玄米

ヘッドスパやマッサージ

頭皮は体の中でも最も皮脂が多く分泌される部位で、頭皮環境を整えるためにも頭皮の汚れや皮脂がたまらないように清潔に保たなくてはなりません。自宅でシャンプーやスカルプケアで除去することも有効ですが、ヘッドスパで毛穴の奥から皮脂や汚れをリセットすることも大切です。

また、マッサージで血流を促し頭皮に栄養が行き渡るように促すことでも頭皮環境を安定させてくれるのです。

シャンプーの見直し

洗浄力が強いシャンプーを使っていると、頭皮の皮脂バランスが崩れてしまい皮脂が過剰分泌してしまったりと悪影響が出てしまいます。洗浄力がマイルドな成分のシャンプーを選ぶようにしてください。

避けるべき成分
次の成分は洗浄力が強いものなのでシャンプーの裏面をみて配合されていたら注意が必要です。

・石油系界面活性剤
・石けん系界面活性剤
・オレフィン系

オススメの成分

洗浄力がマイルドで優しい洗い上りの成分は下記のものになります。必要な皮脂を残して余分な皮脂を落としてくれるバランスのいい成分なので、是非配合されているものを使ってみてください。

・ベタイン系
・アミノ酸系

とはいえ様々なシャンプーがありますので、比較サイトで自分に合ったシャンプーを選んでみましょう。

6.まとめ

誰しもいつまでも健康でキレイな髪の毛を維持したいと思っています。しかし、人はみんな年を重ねるごとに老化していくものです。それでも少しの習慣やケアの仕方を工夫するだけでその影響を極力避けることはできるのです。

何よりも大切なのは頭皮環境を整えることで、定期的にスカルプケアシャンプーなど自宅で取り入れるのも効果的なので是非試してみてください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
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カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

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傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

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カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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