ヘアエクステンション(エクステ)の持ちがよくなる使用方法は?具体的なポイントを紹介

  1. よみもの

気軽にスタイルチェンジすることができて、気分でヘアスタイルを変えたい方にピッタリなヘアエクステンション。長さや色味や毛質と様々な種類のヘアエクステンションが流通しています。

そんな便利なエクステンションですが、意外と多いお悩みが
「なんだか持ちが悪い…」
「すぐにバサバサになってしまう…」
「何を気をつけたらいいのかわからない…」
といったお声をよく耳にします。

ヘアエクステンションはどうしても人工的に地毛の髪の毛にくっつけているため、地毛と
同じようには扱いがいかない部分もあります。長さや量が増えることでケアに対する手間や負担が増えてしまうのは正直言うと事実です。

しかし、それを踏まえてもメリットの大きい施術なため、根強い人気があるメニューでもあります。そこで今回はヘアエクステンションの持ちがよくなる使用方法を、詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。

1.ヘアエクステンションが痛む原因

ヘアエクステンションが痛む原因

ヘアエクステンションはどんなことでダメージを受けて傷んでしまうのでしょうか。その原因について詳しくみていきます。

アイロン・コテなどによる熱ダメージ

ヘアエクステンションは地毛と同様にして、アイロンやコテやドライヤーといった熱でもダメージをうけてしまいます。毛質によっては耐熱でない毛質もあるため、アイロンなどの使用ができるのかなど事前に確認しておくと安心です。

人毛の毛質のヘアエクステンションでしたら、基本的にアイロンやコテを使用しても問題はありません。大丈夫と言っても熱でダメージをうけないというわけではないので、使い方にも注意が必要です。

摩擦や絡まりによるダメージ

髪の毛は摩擦でもダメージをうけてしまいます。それはヘアエクステンションも同様で、特にお風呂上がりなどの髪の毛が濡れているときの摩擦には注意が必要です。

もう一つ気をつけたいのが、寝ている時の寝具との摩擦で自分でも気づかないうちに寝返りや寝相などによって、摩擦が生まれてしまっている場合が多くなっているのです。また、朝起きたときにはヘアエクステンションが絡まってしまっていたりと、負担が大きく痛みやすい状況になっています。

ヘアケア不足によるダメージ

地毛と違って自分の髪の毛ではないからと、ヘアケアをいつもよりもおろそかにしてしまっている方も多くいらっしゃいます。しかし、ヘアエクステンションはデリケートなものなので、きちんとケアをしていないと本来の持ちよりもかなりはやく傷んでダメになってしまうのです。そうならないためにもヘアケアを怠らないように、気をつけていく必要があるのです。

以下のページで、髪や頭皮が気になる人を対象にしたヘアケアのアンケート調査を紹介しています。

ぜひご覧ください。

髪や頭皮に悩みがある人の1ヵ月のヘアケア代はどれくらい?どんなケアをしているの?

海・プール・紫外線によるダメージ

海やプールの塩素とそこに降り注ぐ紫外線によって、ヘアエクステンションは大きなダメージをうけてしまいます。塩素が付着するとアルカリ性に傾いてしまい、そこに紫外線があたることでよりダメージをあたえてしまう結果となるのです。

元々塩素は髪の毛を乾燥させてしまう原因の一つでもあるため、ヘアエクステンションも乾燥にダメージとダブルパンチとなってしまうのです。

2.ヘアエクステンションの持ちがよくなる使用方法とは?

ヘアエクステンションの持ちがよくなる使用方法とは?

少しでも長くヘアエクステンションの持ちをよくしたい方のために、どんな使用方法で何に気をつけたらいいのか詳しくご紹介させていただきます。

こまめなブラッシング

ヘアエクステンションをつけていると長さもある分、時間が経つとすぐに絡まってしまいます。お出かけでセットしているときなど仕方のないとき以外は、あら目のブラシでこまめに絡まりや引っかかりをとかしてブラッシングすることが有効です。

少なくともシャンプー前、就寝前、起きたあとなどはしっかりと絡まりをほぐしてあげるようにしてください。ここで絡まりが強いからといって無理やりグイグイとかしてしまうと、ヘアエクステンションだけではなく、頭皮や地毛までもダメージをうけてしまう可能性があるため、優しく毛先の方から順にとかしていきます。

もっと詳しく正しいブラッシングを知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

セットの仕方

ヘアエクステンションをつけたらコテで巻いたり、アイロンでストレートにキレイに伸ばしたりと可愛くセットしたいものですよね。そんなヘアセットの際にも気をつけるべき点があるのです。

・アイロン・コテの温度は150〜180℃

巻いたりストレートにする時に使うアイロンやコテの温度は、150〜180℃で使用するようにしてください。ヘアエクステンションの毛質や太さによっても適切な温度は変わってきてしまうのですが、150℃から試してみてなるべく低い温度の中で巻きやすい適温をみつけてみてください。理想的な温度は150〜160℃程度です。

あまり温度が低いとキレイに巻けなくて、何度もコテやアイロンを通すことになってしまい結果、余計に傷ませてしまうケースがあります。アイロンやコテの中には200℃以上の高温になるものもありますが、180℃以上はデメリットが大きすぎるため絶対に避けるようにしてください。

・コテやアイロンの前にセットローションを使用する

コテやアイロンで熱をあてる前に、セットローションをつけておくことで熱のダメージからヘアエクステンションを守ってくれる効果があります。また、セットローションをつけておくと巻いたあとの形をキープする作用もあるため、巻の持ちもよくなるのもメリットです。

セットローションをつけたらクシなどで全体に馴染ませておいてから巻き始めるようにしてください。

・あまり引っ張るようなセットを避ける

ヘアエクステンションをつけて髪の毛が長くなると、様々なヘアスタイルやアレンジをしたくなってしまうものですが、ヘアエクステンションを強く引っ張るようなスタイルのアレンジは避けることをオススメします。

アレンジをして地毛とヘアエクステンションの接着部分にテンションがかかりすぎてしまうと、つなぎ目に負荷がかかってしまったり取れやすくなる原因にも繋がってしまいます。結んだりアレンジをするときには、少し余裕のある程度にゆるめでセットしていくと安心です。

シャンプーの仕方

ヘアエクステンションをつけているときには、シャンプーの洗い方も少し気をつけなくてはなりません。いつも通りに洗ってしまうと、いつの間にかヘアエクステンションを傷ませて寿命を短くしてしまっている可能性もあるのです。

1.乾いた状態で目の粗いブラシで引っかかりや絡まりをほどいておきます。

2.シャワーで地肌からしっかりと水分を含ませるようにすすいでいきます。(地毛とヘアエクステンションのつなぎ目など水分が行き渡りにくいため念入りにすすいでください)

3.ヘアエクステンションの中間から毛先を中心に軽めにトリートメントをつけてクシで馴染ませておきます。

4.そのまま流さずにシャンプーを地肌からモコモコに泡立てていきます。(泡立ちが悪い場合は一度流して再度泡立ててください)

5.地毛とヘアエクステンションの接着部分に気をつけながら指を通して、地肌を中心に揉み洗いをしてシャンプーしていきます。

6.泡をヘアエクステンションの方へ伸ばしていき、クシでとかして馴染ませて優しく洗っていきます。(ゴシゴシと摩擦をあたえるのではなくて、揉み込むように優しく洗ってください)

7.全体的に洗えたらしっかりとすすいでいきます。

8.中間から毛先のトリートメントを馴染ませてくしでとかして数分放置します。(地毛の痛みやすい表面や毛先にもトリートメントがついているか確認してください)

9.時間をおいたらすすいでいきます。(地毛とヘアエクステンションの接着部分などすすぎ残ししてしまうと、ニオイの元にもなってしまうのでいつも以上に念入りにすすぐようにしてください)

ドライヤーの仕方

ヘアエクステンションがついている時はいつもよりも乾きにくく、少しコツが必要になってきます。

1.お風呂からでたら優しくタオルドライして地毛とヘアエクステンションの水分をふき取っていきます。(摩擦が起きないようにタオルで挟むようにして優しく扱ってください)

2.中間から毛先、地毛の毛先にもアウトバストリートメントを馴染ませてクシでとかします。

3.地肌を中心にドライヤーで乾かしていきます。(地毛とヘアエクステンションの接着部分は束になっていて乾きにくいので持ち上げながらドライヤーをあてて乾かしていきます)

4.首元なども乾かしにくい所は下からドライヤーの風をあてて根元から乾かしてください。

5.根元のほうがある程度乾いてきたら、中間から毛先部分にもドライヤーの風をあてていきます。ヘアエクステンションは一つ一つ束となっていてくっついているので乾かしにくくなっています。そこであら目のクシでとかしながらドライヤーをあてると束がバラけて乾きやすくなります。

6.ヘアエクステンションが乾きにくい分、通常よりもドライヤーの風をあてている時間が長くなってしまいます。そうすると風のあたりやすい表面の地毛がオーバードライとなってしまうので、地毛の部分を分けとって避けておくとダメージを防ぐことができるのです。

7.耳後ろ、根元、接着部分、首元などしっかりと乾いていることが確認できたら、仕上げに冷風を上から下へ向かってあてて引き締めます。

8.最後にヘアエクステンションがぱさつかないように毛先にアウトバストリートメントを少量馴染ませてください。(つけすぎるとベタつくのであくまで少量)

3.ヘアエクステンションの注意点

ヘアエクステンションの注意点

ヘアエクステンションを扱う上で注意しなくてはいけないこともあります。

・根元にトリートメントをつけない

地毛とヘアエクステンションのつなぎ目の接着部部分にトリートメントがついてしまうと接着剤が弱くなってしまい、持ちが悪くなってしまいます。インバスでもアウトバスでもトリートメントなどの油分はつかないように注意が必要です。

・自分で無理やり外さない

ヘアエクステンションをいきなり外したいと思い立って無理やり外してしまう方もいらっしゃいます。編み込みなど自分で外せるタイプのヘアエクステンションならば問題はないのですが、超音波エクステなど専用のリムーバーを使わないと外せないものを無理に取ると、地肌や地毛にダメージをあたえてしまうので注意が必要です。

最悪の場合は接着剤が根元に残ってしまい、取れなくなってしまうため、外すときにはサロンで施術してもらうようにしてください。

4.まとめ

いつものヘアケアとは少し違うため、ヘアエクステンションをつけるとどうケアしていけばいいのか戸惑ってしまいがちです。長さも量も増えるため扱いが難しくなることは確かなのですが、その分スタイルチェンジが気軽にできたりとメリットも多い施術になります。

ヘアエクステンションをつけたときは今回ご紹介した方法を試してみていただいて、長持ちできるように頑張ってみてはいかがですか?この方法に合わせて高保湿のシャンプーやトリートメントを普段のヘアケアに取り入れてみることも効果的です。

乾燥しやすくパサつきがちなヘアエクステンションのまとまりをよくして、手触りもよくなるので是非合わせて取り入れてみてください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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