ヘアエクステンション(エクステ)で髪を痛めないためにできる対策まとめ

  1. よみもの

髪の毛の長さを気分で変えたりとスタイルチェンジが楽にできるため、根強い人気のあるヘアエクステンション。最近では様々なタイプのヘアエクステンションがでてきていて、利用している方も多いのではないでしょうか。

そんな便利なエクステンションでも、いくつかお悩みの声が上がってきます。
「パサツキが気になる…」
「すぐに傷んでしまって持ちが悪い…」
「きれいな状態を保ちたい…」

残念なことに人工的につけられた髪の毛をうまく扱えずに、傷ませてしまう方がとても多いのです。
せっかくキレイになるためにつけたエクステンションなのに痛みが目立ってしまってはとても悲しいですよね。

そこで今回はヘアエクステンションのあれこれから、ヘアエクステンションを痛めないためにできる対策まで詳しくご紹介させていただきますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.ヘアエクステンションとは?

ヘアエクステンションとは?

まずはじめにヘアエクステンションとは、どんなもののことを指すのかご紹介させていただきます。ヘアエクステンションとは「継ぎ足し」や「延長」といった意味を持ち、様々な方法で今生えている地毛の髪の毛に人毛やファイバーなどの毛をつけていく、つけ毛のことを指しています。

一度付けると2〜3ヶ月ほどつけたまま居られます。毛質も種類があり、人毛は人間の髪の毛でアイロンやコテの熱処理のスタイリングも行うことができるのが特徴です。ファイバーなどの化学繊維は耐熱でない場合がほとんどで、アイロンやコテを使用してしまうと溶けてしまったりするので注意が必要です。

色も様々なニーズに対応するために染められており、髪の毛の束をミックスして調整したりと自分のヘアカラーに合わせた色味にしてもらうことができます。

人毛の供給元は元は中国が大半でしたが、近年はミャンマー、バングラディシュ、インド、ベトナムなどが主流になりつつあります。

2.ヘアクステンションの種類

ヘアクステンションの種類

ヘアエクステンションを装着するにあたって方法は以下のようにいくつかあります。

編み込み

編み込みは地毛の毛束にヘアエクステンションの毛束を編み込んでいく方法となります。基本的には1人の施術者が三つ編みをする方法が主流となっており、編み込んだらゴム紐で結んで固定していきます。四つ編みは2人係での作業となるため、スピーディーに施術できるメリットもあるのです。

編み込みは一番メジャーなヘアエクステンションの方法で、どちらのタイプも編んだ部分に汚れが溜まりやすく乾きにくいためニオイが出やすかったりと不潔になりがちなので注意が必要となります。

超音波

超音波は地毛とヘアエクステンションを接着剤でくっつけていく方法です。地毛とヘアエクステンションを接着剤を使って、アイロンや超音波アイロンなどで熱をあてて、溶かして固定させていきます。

超音波エクステは1本1本の毛束が細いのが特徴です。毛量を調節しやすい編み込みと違い、つなぎ目は目立ちにくく自然なのですが馴染ませるためにはそれなりの本数が必要となります。

またヘアエクステンションを外すには、自分では着脱できず専用のリムーバーを使用しなくてはなりません。このリムーバーも強力な薬剤なため髪の毛に負担がかかるとされているのでダメージに気をつけなくてはなりません。

シールエクステ

シールエクステは根元部分にシールタイプの粘着テープがついており、そのまま地毛の髪の毛に装着することができるため施術も早く簡単なのが特徴のヘアエクステです。装着した部分も平べったくなっており、地毛との馴染みのよいため近年では主流になってきているヘアエクステンションになります。

取れにくくするために超音波同様の接着剤を使用する美容室もあるため、ダメージが気になる方は施術する前にチェックしておくと安心です。

熱収縮チューブ

熱収縮チューブは細いチューブに地毛とヘアエクステンションを通して、アイロンで熱をあててチューブを収縮させることで固定する方法です。熱収縮チューブの内側に接着剤が仕込まれており、アイロンで熱をあたえると溶けて接着してくれるようになっています。ヘアエクステンションを取る際には専用のリムーバーが必要となります。

3.ヘアエクステンションの痛む原因

ヘアエクステンションの痛む原因

地毛の髪の毛と同様にヘアエクステンションも時間がたつと徐々に傷んできてしまいます。その原因についてもご紹介していきます。

ドライヤー・アイロン・コテなどの熱によるダメージ

一番多いのが毎日使うドライヤーやアイロン、コテによる熱ダメージです。間違ったアイテムの使い方をしてしまうとその分はやくヘアエクステンションが傷んでしまい、もちが悪くなってしまうのです。

傷んできてしまうとツヤを失い、毛先のほうからパサツキが目立ってきてしまい見た目も悪くなってしまうのです。ヘアエクステを装着しているときにはより気を使ってあげる必要があります。

寝ている時の摩擦

ヘアエクステンションをつける場合、ロングで長めに装着する方も多いと思います。ヘアエクステンションの長さが長ければ長いほど、就寝時に絡まりや摩擦が起きやすくなってしまいます。

人は眠っている間に平均で20回ほど寝返りをうつとされており、その度にヘアエクステンションと寝具の間で摩擦が起きてしまうことになってしまうのです。髪の毛は元々摩擦に弱いため、特に人毛のヘアエクステンションにとっては負担が大きくなってしまいます。

塩素や紫外線

夏に向けてヘアエクステンションをつけておしゃれを楽しみたいと考える方も多くいらっしゃいます。そんな夏に気をつけなくてはならないのが海やプールの塩素と紫外線です。海やプールに入ってヘアエクステンションに塩素がついた状態で紫外線を浴び続けてしまっていると、アルカリ性に傾いてしまいキシみやゴワつきに繋がってしまうのです。

ヘアエクステンションの性質からしても海やプール、紫外線とはとても相性が悪いため極力お出かけの予定がある場合は、ヘアエクステンションを装着しないでいくことがオススメです。

ヘアケア不足

自分の髪の毛ではないからといって、ヘアケアを怠っているとヘアエクステンションが傷んでしまう原因になってしまいます。ヘアエクステンションの人毛でできており、コーティングもされてはいますがトリートメントなどのヘアケアをしないとダメージや乾燥で傷んでしまうのです。

また、ヘアエクステンションのヘアケアを十分にできていないと外した時に自分の地毛もケアできていないこととなり、予想以上にダメージが蓄積されてしまうので適切にヘアケアを行う必要があります。

次のページでヘアケアに関するアンケートを紹介していますので、ぜひご覧ください。

髪や頭皮に悩みがある人の1ヵ月のヘアケア代はどれくらい?どんなケアをしているの?

4.ヘアエクステンションを傷ませない方法

ヘアエクステンションを傷ませない方法

ヘアエクステンションをなるべく傷ませないためにはどのような方法が有効なのでしょうか。対策をご紹介してさせていただきます。

ヘアケアを怠らない

地毛と同じように髪の毛をキレイに維持していくには、ヘアケアや保湿が重要です。高保湿タイプのシャンプーを使用したり、トリートメントやヘアマスクを定期的に行ったりとダメージを少しでも緩和してあげることが大切になってきます。

髪の毛を乾かす前にアウトバストリートメントで髪の毛を熱や摩擦から守ってあげるとさらに効果的です。ミストタイプ、オイルタイプ、ミルクタイプと髪の毛の状態をみながら調整してみてください。

ドライヤーの乾かし方

ヘアエクステンションをつけているといつも通りの乾かし方では乾きにくいことがあり、生乾きになってしまいます。ヘアエクステンションをつけているときには少し乾かし方を工夫してあげるとダメージも防ぐことができます。

1.お風呂から上がったらタオルで優しく髪の毛の水分を拭き取っていきます。ヘアエクステンションもタオルで挟むようにして水分をできる限り吸い取ってください。

2.中間から毛先にアウトバストリートメントを馴染ませ、あら目のブラシでとかして行き渡らせます。

3.根元からドライヤーをあてて乾かしていきます。ヘアエクステンションの接続部分は乾きにくいため、持ち上げるようにして風を送り込んでください。首元の方は下からドライヤーをあてると根元から乾かしやすくなります。

4.ある程度、根元のほうが乾いてきたら中間から毛先にも風をあてて乾かしていきます。このときにヘアエクステンションは束となっているため、くっついていてしまっていてなかなか乾きません。あら目のブラシを通しながらドライヤーをあてると毛束がばらついて乾かしやすくなるのです。

5.ヘアエクステンションがついていることで、通常よりもドライヤーをあてている時間が多くなってしまいます。そのため表面のトップの地毛の部分などドライヤーの風があたりやすい部分はオーバードライになりやすくなってしまうのです。そのため分け取れる部分は分けとってドライヤーの風があたらないようにしてあげるとダメージを防ぐことができます。

6.耳後ろや地肌付近、首後ろなど乾かし残しがないか確認してなかったら、仕上げに冷風を上から下へあてて引き締めてください。

7.ヘアエクステンションがぱさつかないように、少量のアウトバストリートメントを馴染ませておくのも効果的です。(つけすぎはベタつきの元になるため注意)

寝る時にヘアキャップorまとめる

就寝時にはどうしても寝返りや摩擦で動いてしまって、ヘアエクステンションがダメージを受けたり摩擦で絡まったりしてしまいます。傷ませないためにもオススメなのがナイキャップで物理的に寝ている時の摩擦からヘアエクステンションを守ってあげることです。

シルク素材でできているものが多く摩擦が起きにくい素材になっており、ナイトキャップで髪の毛全体をおおってしまうため絡まりやダメージも起きにくくなります。被るだけと手間もかからないのもメリットです。

もしもヘアキャップに抵抗がある場合は、シュシュなど軽く髪の毛を束ねられるものを使ってお団子やサイドアップなどにしておくのも有効です。ヘアエクステンションごと束ねていることによって、絡まりが少なく摩擦も最小限に抑えることができます。

このときにギュッと強く結んでしまうとあとが残ってしまい、次の日のセットがしにくくなってしまうため軽めに結ぶことを意識してみてください。

5.まとめ

ヘアエクステンションは髪の毛の長さを伸ばさなくてもすぐに変えたり、飽きたら取って短くしたりとスタイルチェンジにとても便利な施術です。しかし、使い方やケアの仕方を間違えてしまうとすぐにダメージで傷んでしまい元に戻すことはできなくなってしまいます。

せっかくつけたヘアエクステンションなのですから、少しでもキレイに保ち長く楽しみたいですよね。傷ませないように地毛と同じようにしっかりと、ヘアケアや対策を講じることでヘアエクステンションはもちがかなり変わってきます。
少しの油断で一気に傷んでしまう可能性もあるくらいなのです。

今回ご紹介した方法を取り入れてみていただき、ぜひ長くヘアエクステンションを生かしてのおしゃれを楽しんでみてください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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