専門家が教える!白髪になるメカニズムとできてしまった場合の対処法

  1. よみもの

歳をとると増えてくる白髪。そんな白髪をなくせたらと考えたことはありませんか?白髪はいかにも老けた印象を与えますし、鏡を見るとどうしても気になりますよね。

今回の記事では白髪ができる原因や予防方法をご紹介します。若々しい髪を取り戻したいという方は、ぜひ参考にしてください。

1.白髪になるメカニズム

白髪になるメカニズム

白髪を防ぐためには、まず髪の毛がなぜ徐々に白くなっていくのか、そのメカニズムについて理解しておいた方が良いでしょう。

そもそも黒髪と白髪は何が違うのでしょうか。髪の毛は約90%がケラチンというタンパク質で構成されており、残りは水分などが含まれています。

髪の毛は3つの層が重なってできています。一番外側の部分がウロコ状の組織で毛髪を守っているキューティクル。その内側にコルテックスといわれる層があり、髪の一番中心にはメデュラと呼ばれる水分と空気を含んだ層があります。

髪の色はコルテックスの中にあるメラニン色素の量によって変化します。そしてメラニン色素は皮膚の奥深くにあるメラノサイトという色素細胞で作られています。

若い時はメラニンの量が十分に作られるので、髪も黒く見えます。しかし年齢を重ねるとメラノサイトの機能が徐々に低下して、髪の毛に含まれるメラニンの量が少なくなってしまうのです。この現象により、加齢とともに髪の毛が段々白くなっていってしまうのですね。

また色素細胞はストレスがかかると正常な働きができなくなってしまいます。喫煙や睡眠不足、過度なダイエットは色素細胞にダメージを与える可能性が高く、白髪が増えてしまう原因にもなりかねません。

さらに頭皮の血行が悪くなると毛髪に影響が出て、髪が白くなってしまうというケースもあります。

2.白髪を改善するには

白髪を改善するには

喫煙や睡眠不足といった生活習慣の乱れが白髪の原因となることは先述のとおりです。つまり生活習慣を改善することによって、白髪になるのを防げる可能性が高まります。ここでは白髪を改善するためにどんな工夫が必要なのか、一緒にチェックしていきましょう。

まず白髪を予防するためには栄養面からの対策も効果的です。

黒々とした髪を作るためにはカルシウムや銅、亜鉛といったミネラル類の摂取が欠かせません。ミネラルは体内で生成できない栄養素なので、意識して食事に取り入れることが重要となります。食材でいうとほうれん草・肉・ナッツ・牡蠣や海藻といった海産物がおすすめ。

特に海藻にはヨードという成分も豊富に含まれています。ヨードは甲状腺の働きを助け、髪の発育を促進してくれる栄養素です。昔から海藻は髪に良いと言われますが、きちんとした根拠があったのですね。

他にも健康で丈夫な髪を作るにはタンパク質やビタミンなどの栄養素を摂取することも大切です。

タンパク質にはアミノ酸が含まれており、これが髪の基本成分であるケラチンの元となります。タンパク質を豊富に含む食材としては乳製品・肉類・魚介・卵などが挙げられます。

ただし肉や乳製品には脂肪分も多く含まれているので、くれぐれも食べすぎないよう注意してください。食事のメインディッシュとして選ぶなら肉よりも脂肪分の少ない魚を選んだ方が無難です。

魚にはカルシウムも多く含まれており、こちらも髪を丈夫に育てるために有効な成分として知られています。ゴマや小松菜などもカルシウムが多い食材です。

ビタミンは頭皮の新陳代謝を促進し、血行を良くして抜け毛を防ぐ効果があります。ビタミンが多く含まれている食材は緑黄色野菜・果物・キノコ類・玄米・小麦胚芽油などです。

日常生活で取り入れられるような食材ばかりなので、髪の健康を保ちたい方はぜひ普段の食事にも気を配ってみてください。

また白髪を防ぐには頭皮のマッサージも効果的です。先ほどもお伝えしましたが、頭皮の血行が悪くなると髪にも影響が出かねません。

体の組織は動かすと血行が良くなりますよね。それは頭皮でも同じです。頭皮を揉みほぐす時は頭皮に手を添え、頭皮を運動させるイメージを持って動かしてみると良いでしょう。

頭皮の中には髪に栄養を与える毛細血管が通っており、マッサージすれば頭皮の血行が改善されます。それにより頭皮に付随する様々な組織の働きが活性化されます。

理想的な頭皮は厚みがあって柔らかく、手で揉むと頭蓋骨からゆとりを持って大きく動きます。ところが薄く硬くなった頭皮は、手で揉んでもほとんど動きません。頭皮がこの状態になると中にある血管が圧迫されるため、血行が悪くなります。

加えて年齢によって顔の肌がたるんで下がった場合も、頭皮の頂上が下に引っ張られるので中の血管を圧迫します。加齢によって白髪が増えるのは、この肌のたるみも一因となっています。

そんな時は頭皮を揉みほぐしてゆとりを与えてやると、顔のリフティング効果も期待できてまさに一石二鳥です。

3.白髪染め用シャンプーとトリートメントがあるんです!

白髪染め用シャンプーとトリートメントがあるんです!

どれだけ対策していても、白髪を減らすのは簡単なことではありません。諦めて白髪染めを使っている人の方が大勢いらっしゃいますよね。

白髪染めは薬剤の化学反応で髪のキューティクルを開かせて、内側の部分に色素を浸透させます。この方法だと白髪を一気に染めることはできますが、髪へのダメージが大きいのです。

白髪は目立つけど、まだそんなに多くないという状態だと白髪染めの使用に抵抗があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが白髪染めのシャンプーとトリートメントです。

白髪染めのシャンプーとトリートメントは髪の内部に色素を浸透させるのではなくて、髪の毛をコーティングするように着色します。そのため一般的な白髪染めと比べて髪の毛が痛みにくいという特徴があります。

白髪染めシャンプーやトリートメントはトリートメントと染料が一緒になっている製品が多いです。髪をつやつやにする潤い成分もたっぷり配合されているため、むしろ使う前より手触りが良くなったという声も多く聞かれます。

普段通りに白髪染め用のシャンプーで洗った後に通常のトリートメントと同じような感覚で使えるので、使用方法もとても簡単。白髪が気になってるけど白髪染めはちょっと…ニオイも気になるし…という方は、一度ぜひ白髪染めトリートメントを利用してみてはいかがでしょうか。綺和美は不快なニオイがゼロで、非常に美しく染まります。

4.最後に

白髪を予防するには食生活の改善、また頭皮の血行を良くすることが重要です。
しかし、できてしまった白髪には、後からのケアが大切。もっと手軽に白髪を目立たなくしたいという方は、白髪染めシャンプーと白髪染めトリートメントの利用も検討してみてください。

綺和美では最高の美と髪を再現し、内側の輝きを髪で実現するため、白髪に関する情報を発信して参ります。綺和美の白髪染めシリーズ「Root Vanish」をぜひお試しください。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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