今月選ぶ髪の色とあなたの心理状態の関係は?色が持つ意味を知ってヘアカラー選びに役立てよう!

  1. 白髪染め

たとえば、最近の出来事をきっかけに髪の色を大胆に変えた人は、新しい自分を求めて、開放的に生きたいと思っているのかもしれません。逆に、生まれたままの自然な髪色を変えずにずっと生活している人には、派手さを好まず地味に暮らしていきたいという気持ちを多かれ少なかれ感じるのではないでしょうか。

色は、深層心理的なレベルで私たちのメンタルに影響を与えます。それぞれの色が持つ意味は深層心理と密接に関連しているのです。

例えば、「赤」は情熱やエネルギーを表すという話を一度は聞いたことがあるでしょう。カラーリングで赤色を選ぶ人は、「エネルギッシュでパワフルに行きたい!」という熱い気持ちを周囲に知らせたかったり、もっとそんな思いを解放したい、と感じているという見方ができます。

逆に、落ち着いた印象の「青」は、深層心理的に平和や安定を象徴しています。ヘアカラーで青色は一見派手に思えるかもしれませんが、色彩が持つ意味という観点からすると、もっと静かな気持ちでいたかったり、日常生活にもっと平和や安定を求めているといえるでしょう。

自分が選ぶカラーリングの色の種類は、単に周りから見ら街に出ると、多彩なヘアカラーを楽しむ人たちとすれ違います。

ヘアカラーで選ぶ色は、自分の心理状態を表しているかもしれません。

色は私たちの内面をダイレクトに表現します。つまり、カラーリングで選んだ色の違いを見ると、その人の感情や心の動きを反映していると言えるのです。

そこでこの記事では、今自分が髪のイメチェンで選んだヘアカラーの色が、どんな心理状態を伝えているのか、詳しく解説します。

 

1. 髪の色はあなたの心理状態を表している

「失恋して髪をバッサリ切った」

「心機一転、気持ちを変えたくてカラーを入れた」

ふだん、鏡でしか見られない自分の髪の毛ですが、ヘアスタイルやヘアカラーを変えて気持ちを切り替えたいというのは、誰でも持っているものです。

実は、自分が選んだ髪の色の種類によって、自身の心理状態を表していると言われます。明るい色か暗い色か、同じブラウンでも赤みが強いかどうかなど、色の種類や微妙なグラデーションを見ることで、今の心理状態を振り返ってみましょう。

髪の色と深層心理の関係とは

ビジネスの世界では相手に与える印象をアップするためパーソナルカラーの知識を学んだり、カラーコーディネーターに商品のカラーリングを相談したり、といった取り組みは古くからあります。

カラーにはそれぞれ決まった感情や感覚を引き起こす力があります。私たちが日頃、対象となる色をどのように感じるかは、その後の行動に大きな影響を与えるポイントです。色彩が持つパワーを一人ひとりがどう感じるかについては、個人の育ち方や人生経験、生まれ育った国や文化によって異なる場合がほとんどです。そのため、本人も気づかないうちに、色から受ける印象が、無意識に日常生活のあらゆる行動に影響を及ぼしています。

日頃何気なく選んでいる髪の色も、生活のさまざまなシーンで自然に色を選んでしまう心理メカニズムと同じ働きを持っています。つまり、髪の色の種類は、私たちの心理状態や自己表現をダイレクトに伝えるサインとなっているのです。

れたときの印象を考えてのことだけでなく、感情や気持ち、思い、情熱などさまざまな内面の状態を写す鏡でもあります。したがって、髪色に選んだ一つひとつの色が持つ深層心理学的な意味を知っておくと、その人が今何を感じているのか、そして何を求めているのかなど、心の状態をより深く理解することができます。

色が人間に与える感情や行動への影響

色彩心理学によると、自分が選ぶ色はその時の気持ちや感情、行動に思った以上の影響を与えるといわれます。

どんな色を選ぶかなんて、日常生活で当たり前に行っていることですが、理由をしっかり考えて選択しているというより、反射的に選んでいる場合がほとんどではないでしょうか。

カラーコーディネートは、色の種類によって意味があると考える色彩心理学に裏打ちされています。

例えば、明るい色を選ぶ人はキャラクター的に楽観的な傾向があるといわれますし、暗い地味な色を選ぶ人は、協調性が高く現実的な生活をしていきたい気持ちを持っていることが多いです。

つまり、色の明るさ、暗さをチェックするだけでも、自分がどのような心理状態にあるかをイメージする手がかりになります。

このように、髪の色で心理状態を知ることができる色彩心理学は、色によって私たちの感情や行動がどのように影響を受けるのかを研究する分野です。もし、髪の色と心理状態との関係を知りたい場合、色彩心理学の基本を知っておくとより理解が深まるでしょう。

次のAdobe社のページを見ると、色彩心理学の基本がよくわかるので、ぜひご覧ください。

色の意味 | 色彩心理学ガイド | Adobe

2. 【カラー別】あなたが選んだ髪の色が表す心理状態

ヘアカラーで今月選んだ髪の色は何でしたか?これからチャレンジしたいのはどんな色でしょうか。

今の心理状態を知る手がかりに、髪の色を参考にしてみましょう。

次に、ヘアカラーでよく使われる色とその意味を5種類紹介します。

1.ブラウン(ブルネット)

ヘアカラー製品によってはブルネットと呼ばれるブラウンは、相手に力強く、パワフルな印象を与えます。またスタイリッシュなムードを出したいときにもおすすめです。

ビジネスシーンにもマッチしやすく、真面目で信頼ある雰囲気を持っています。

古代エジプトでは、母性と魔法を司る女神「イシス」と結び付き、ブラウンの髪は豊穣と幸運の象徴として崇められていました。

2.グレー(アッシュ)

グレーを好む人は、協調性が高く、どのような環境にも順応しやすいと言われています。白でもなく黒でもないグレーは、ニュートラルなイメージを持ちます。ヘアカラーやファッションにグレーを使っても、シックで落ち着いた印象を与える色です。

一方で、黒の割合を増やした暗めのグレーになると、神秘的で、カリスマ性のある雰囲気を引き出すことも可能です。

また、グレーは成熟した大人のイメージもあるので、コーディネートを引き締めたいときによくファッションデザイナーが挿し色で使う色でもあります。

さらに、心身の調子が落ちていて、自分を周囲の環境から守りたい気持ちが強くなると、グレーを好む場合が少なくありません。つまり、グレーは「平穏に暮らしたい」とか「気持ちのバランスを取りたい」といった時にピッタリの色なのです。

3.ゴールド(金髪)

金髪は若さや美しさ、そして無邪気さの象徴です。人生を思い切り楽しんでいる明るいイメージを周囲に振りまきます。親しみやすく、フレンドリーなキャラクターになりたいときにピッタリです。やんちゃな印象を周囲に与える場合もあります。

文化によっては、金髪は富と地位の象徴とされてきました。例えば、古代ギリシャでは、金髪は愛と美の女神「アフロディーテ」にイメージを重ね、恋愛や美女のシンボルとして大切にされていました。

4.レッド

赤毛は、情熱的なテンションや創造性、人間的な強さを感じさせます。特に西洋では、赤毛の人は独立心が強く、時に反抗的とされて、アウトサイダーとして扱われてきた歴史もあるほどです。

しかし、西洋文化では、エネルギッシュで情熱的な印象で語られることが多いです。勇敢さや個性を強調する色と言われることも少なくありません。古代アイルランドのように、赤毛の人々は神々の子孫であると信じられていたり、幸と繁栄の象徴だと大切にしてきた文化も残っています。

5.ブラック(黒髪)

世界的に黒は、権威や伝統、優雅さをはじめ知性や力強さ、スタイリッシュな雰囲気などのイメージと結びついてきました。特に、高級ブランドはロゴに黒色を使用することが多く、黒が持つエレガントかつパワフルな力を利用しています。

一方、現在も「ブラックデビル」や「ブラック企業」のように、死や悪のシンボルとして黒色を例につかうことが少なくありません。人々の中にある怒りや攻撃性、恐怖や悲しみといった負の感情をイメージさせてきました。

日本では、生まれつき黒髪の人が多いですが、黒の髪色は真面目で重たい印象を与える点を意識してカラーリングに変化を付ける工夫が必要です。

ここで紹介した9種類の色と伝えるサインは、あくまで色彩心理学やカラーコーディネートなどの考え方を参考にまとめたものです。色の感じ方は一人ひとり微妙に違うので、絶対正しいというわけではありません。ただ、髪のカラーリングを何色にしようか考えるときの参考にしてみてください。

3. 季節がカラー選びに与える影響

季節によって次のポイントを意識しながら、新しい髪の色を選んでみましょう。

春:新しい予感で前向きに

新生活や出会いの多い季節。

新しい髪の色に挑戦し、前向きなエネルギーを表現できるカラーがおすすめです。

  • ピーチピンク
  • ハニーブロンド
  • プラチナブロンド

夏:活動的に明るいシーズンを楽しむ

暑い季節がやって来ると、アウトドアを始め生活が活動的になります。特に真夏は、明るくてビビッドな髪の色が人気です。

活発で開放的なイメージの強い色を選んでみてはいかがでしょうか。

  • ベビーブロンド
  • ビビッドレッド
  • チョコレートブラウン

秋:落ち着いたシックな気持ちで

深みのある色や暖色系の色を選ぶことで、シックで洗練された雰囲気を演出できます。

  • チェストナットブラウン
  • ワインレッド
  • キャラメル

冬:クリスマスや正月をイメージ

季節のイベントに併せて華やかなクリスマスカラーや、雪や氷をイメージしたカラーがおすすめです。

  • シルバーグレー
  • アイスブロンド
  • ディープブラック

新年で気持ちも新たに、伝統行事が続く時期なので、トラディショナルなイメージの暗めの黒髪に戻したり、白髪染めを使ってみるのもおすすめです。

次のページでは、白髪染めを使って明るいヘアカラーにする方法をまとめています。

白髪染めでも明るいカラーに染められる!?白髪染めヘアカラーの失敗しない方法とコツ

4. まとめ:髪の色で自分らしさを表現しよう

髪の色は今の心理状態を色で伝える効果的な方法です。季節や気分に合わせて色を変えることで、自分の内面を自己表現でき、個性的なスタイルに役立ちます。

髪色を通して自分らしさを大切にするためにも、パーソナルカラーや色彩心理学を参考に、それぞれの色が持つ意味をもっと学びましょう。

また、四季によってその時期に似合うカラーも変化します。例えば、冬のように伝統的な雰囲気が続くシーズンは、あえて髪色を黒髪にするのも一つの方法です。

少しずつ自然な仕上がりで白髪染めしたいなら、天然由来成分でマイルドな綺和美「RootVanish」シリーズをおすすめします。

敏感肌の人にも使いやすいので、乾燥しやすい秋冬の季節にも安心して使えるヘアケア製品です。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

記事一覧

あなたへおすすめ

白髪染めはどの程度の価格帯が一般的?

白髪染めは年齢や髪質の変化に対応するため、多くの人々にとって欠かせない美容アイテムです。価格帯はブランドや製品の種類、販売チャネルによって幅広く異なります。一般的な白髪染…