髪の毛が少なくなってきたと感じたときにするべきことは!?薄毛の対策をご紹介

  1. 白髪の予防・改善方法

大人世代になってくると「最近髪の毛のボリュームがなくなってきたな…」というお悩みの方が増えてきます。年齢と共に変化するホルモンの影響や生活習慣など原因は様々です。

髪の毛が少なくなったように感じてしまうと、ヘアスタイルがうまく決まらなくなってしまいモチベーションも下がってしまいがちです。そのような事態になってしまわないように、できる事が実はいくつかございます。

今回は髪の毛のボリュームが気になってくる原因から、今からできる対策まで深彫りしてご紹介させていただきます。

1.髪の毛が少なくなったと感じる原因

髪の毛が少なくなったと感じる原因

髪の毛が少なくなった気がするからといって、「薄毛」だけが原因とは限りません。髪の毛が少なくなってしまったように感じるパターンはいくつかあります。

・髪の毛の太さがなくなり、やせ細ってしまう
・髪の毛のハリ・コシが減少してしまう
・抜け毛が多くなる

このように抜け毛だけではなく、髪の毛の質が変化することでも髪の毛が少なくなったように感じてしまう要因になってしまうのです。

人間は健康な毛髪の場合でも、1日100本前後は自然と抜ける仕組みになっているのです。抜け毛が多くなりこの本数を大幅に超えて抜けてしまうようですと注意が必要となってきます。

100本と言われても、自分で抜け毛の本数を数えることは大変困難です。チェックできるポイントとしては3つあります。

1.お風呂の排水溝の髪の毛
2.枕につく髪の毛の量
3.ドライヤーで乾かす際に落ちる髪の毛

女性の場合は髪の毛が長いこともあり、男性よりも1本1本の存在感があるので多く抜けているような気がしてしまうのであまり気にしすぎないようにしてください。

普段から抜けた量を意識してこまめにチェックすることで、抜け毛の進行具合がわかるようになります。

2.セルフチェック

・家族内に薄毛の方がいる
・抜け毛が増えた
・脂質の多い食事を取っている
・喫煙をする
・頭皮が脂っぽくベタつく
・細い産毛や短い毛が増えてきた
・顔周りの生え際が後退してきている気がする
・枕に抜け毛がたくさんつく
・分け目にボリュームがなくなる

このうち2つ以上当てはまるようでしたら、薄毛予備軍の可能性があります。家族内の遺伝によるものですと防ぐのは難しいですが、生活習慣など見直しをすることである程度防げるケースも数多くあります。

3.薄毛の仕組み

薄毛の仕組み

髪の毛が生えてきてから成長して抜け落ちるまでの期間を毛周期と言います。このサイクルは成長期→退行期→休止期の3つのフェイズからなりたっていていて、個人差はありますが一般的に男性で2〜5年、女性で4〜6年で1周すると言われているのです。

髪の毛は毛母細胞と呼ばれる毛乳頭にある細胞が分裂することによって生えてきます。
成長期の間に髪の毛はどんどん成長をして伸びていき、毛乳頭の働きが弱まってくる退行期には髪の毛が成長しづらくなってきてしまうのです。毛乳頭細胞の働きが弱まってしまうと、司令や栄養の供給が行き渡らなくなるのが原因です。

最後に休止期は、髪の毛の成長が完全に止まってしまった状態を言います。毛乳頭細胞が縮小して司令や栄養が完全にストップするため、これ以上髪の毛は成長することができなくなってしまいます。休止期にあたる髪の毛は全体の1〜2割ほどとされていて、8〜9割は成長期になります。

この休止期を迎えたあとは、発生期となり再び毛乳頭細胞が活動をはじめて新しい髪の毛が下から押し出すように成長してくるので、休止期の古い髪の毛は押し出されて自然に抜け落ちていくのです。

薄毛やボリュームがなくなってしまう原因は様々ですが、この毛周期のサイクルが乱れてしまい短くなることで髪の毛が十分に育たなくなってしまい健康的な髪の毛が育まれなくなってしまうのです。

4.髪の毛が少なくなる原因

髪の毛が少なくなる原因

髪の毛が少なくなってしまう原因はいくつかあり、1つずつご紹介していきます。

生活習慣の乱れ・ストレス

生活習慣は関係なさそうに見えて、頭皮環境にも直結して影響してくるためとても気をつけなくてはなりません。

睡眠、食事、喫煙、ストレス、運動不足などが原因で頭皮環境が悪化してしまったり、頭皮まで栄養が届かなくなってしまうのです。

特に喫煙はニコチンの作用で血管が収縮してしまい頭皮の血流が滞ってしまいます。そうすると毛乳頭細胞への栄養が行き渡らなくなってしまい、毛母細胞がうまく分裂できなくなり髪の毛の成長の妨げとなるのです。

加齢・老化現象

人間は年々歳を重ねるごとに少しずつ髪質や毛量が変化していきます。女性ホルモンのエストロゲンは髪の毛が成長していく上でかかせない役割をになっていて、ホルモンバランスが乱れてエストロゲンが減少してしまうと髪の毛の成長がうまくできなかったり、抜け毛へと繋がるのです。

エストロゲンは妊娠、出産でみだれがちになってしまったり、卵巣から分泌されるホルモンのため閉経に伴って減少してしまうので加齢で歳が経てばたつほど薄毛を引き起こしてしまうことになるのです。

間違ったヘアケア

髪の毛のボリュームや薄毛が気になるからと言って、間違ったヘアケアを行い続けると逆効果になってしまうこともあります。

頭皮マッサージのやりすぎ

薄毛やボリュームが気になり一生懸命ケアをしようと頑張りすぎてしまう方が多く、特に効果が期待できそうなイメージの頭皮マッサージを過度にしてしまうケースが跡を絶ちません。

ただ、これが落とし穴で実は頑張って頭皮ケアをしているつもりでもやりすぎると、様々なトラブルの原因に繋がるのです。

・毛根のダメージ…頭皮マッサージを行う際に強い力で圧をかけてしまったり、回数が多いと毛根の大切な細胞にダメージを与えてしまう事があります。

頭皮の毛根には毛乳頭細胞と毛母細胞など髪の毛が成長していくのにとても大切な細胞があるので、この部分に負荷をかけすぎてしまうと毛根部を傷つけることとなり、抜け毛が増えたり細く短い髪の毛が生えてしまう可能性があるのです。

力を強く入れることによって摩擦が増え、その力で髪の毛が余計に抜けてしまったりすることもあるので適切な力で適切な頻度を守らなくてはなりません。

・頭皮の炎症…毛根だけではなく強い圧でマッサージしたり摩擦を与えることによって頭皮に傷をつけてしまい炎症を起こしてしまうこともあります。

人間の頭皮は柔らかくとても傷つきやすい部位になります。強い摩擦や爪で引っ掻いてしまうことですぐに傷がついてしまい、頭皮の炎症の原因になるのです。

半乾きでいる

お風呂上りにすぐにドライヤーで乾かさなかったり、自然乾燥してしまうと頭皮に雑菌が繁殖してしまう環境を与えてしまいます。頭皮には元から常在菌がいて頭皮の外部からの刺激などから守る役割を果たしてくれています。

しかし、髪の毛や頭皮が濡れている状態ですと常在菌のバランスが崩れてしまい、マラセチアという真菌が繁殖しやすくなってしまいます。この菌が増えることで脂漏性皮膚炎に繋がり、かゆみや赤み、匂いまで出てしまい頭皮環境を荒らしてしまうのです。

また、髪の毛と頭皮が濡れている状態で放置することで頭皮が冷えてしまい、血流が滞ってしまう原因にもなります。栄養など行き渡らせるのにも影響が出てしまうため注意が必要です。

1日2回以上のシャンプー・数日に1回のシャンプー

頭皮を清潔に保とうと1日に何回もシャンプーしてしまう方もいらっしゃるのですが、これも逆効果となってしまいます。泡立ちが悪く2度シャンプーする場合などは良いのですが、必要以上にシャンプーの回数が多いと頭皮や髪の毛に必要な油分や皮脂までも洗い流してしまい頭皮の乾燥を招いてしまいます。

その反対に、洗いすぎは良くないと数日に一度しかシャンプーをしないという方もいらっしゃいますがこれも頭皮環境の悪化を招いてしまいます。

人間の頭皮はキレイに洗っても数時間で皮脂が出て頭皮を覆ってしまう仕組みとなっているのです。それをそのまま数日洗わずに放置してしまえば皮脂が酸化してしまいニオイの原因にもなってしまいます。

5.今からでもできる対策は?

今からでもできる対策は?

原因などがわかった所で今からできる対策はないのでしょうか。気をつけるべきことや注意点をご紹介いたします。

生活習慣の見直し

生活習慣と薄毛問題は切っても切り離せない関係性です。一つずつ見直してみることをオススメします。

食事

髪の毛が健康的に成長していくためには、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要不可欠です。普段口にした食べ物が消化されて体に吸収されていき、その栄養素が血液を通して全体へと運ばれていきます。

頭皮へ届けられた栄養素は毛乳頭や毛母細胞に届けられることで、細胞分裂することができ髪の毛が成長していけるのです。

この栄養バランスが偏ってしまったり不足してしまうと、抜け毛、ハリコシの低下、細毛などの原因になってしまいます。

健康的なしっかりとした髪の毛を育むには、まずは食生活を見直してみて育毛に効果的な栄養素を積極的に取り入れてみてください。

・タンパク質…肉類、魚介類、大豆製品、乳製品、卵類など
・ミネラル…牡蠣、ウナギ、レバー、かつお節など
・ビタミン…アセロラ、キウイ、ナッツ類、ブロッコリーなど

ストレス

人間は強いストレスにさらされてしまうと自律神経が乱れてしまいます。リラックスすると交感神経が優位になり、緊張状態が続くと副交感神経が優位になり、ストレスを感じている状態は副交感神経が優位状態にあります。

副交感神経が優位な状態は、血管の収縮が起きてしまい血流が行き渡らなくなってしまうのです。これが慢性化することで抜け毛や髪の毛の成長を妨げてしまったりと頭皮環境も悪くなりトラブルの元にもなるのです。

普段からストレスを溜め込み過ぎないように、上手に発散するように心がけることが必要不可欠です。

睡眠

人間は眠っている間に髪の毛の成長に必要な成長ホルモンを出しています。睡眠の質が悪かったり睡眠不足がつづくと、このホルモンの分泌が十分にされなくなってしまいます。

就寝前2時間はスマホやPCなどの使用をやめ、証明を落として入眠しやすい環境を整えて質の高い睡眠を確保してみてください。

正しいヘアケア

頭皮の間違ったケアを見直すことで薄毛対策に繋がります。

・お風呂上りはしっかりと乾かす
・適切なシャンプー回数を守る
・頭皮マッサージは簡単なものなら1日1回、しっかりとしたものなら週に1〜2回
・スカルプシャンプーやヘアトニックを取り入れる

お風呂上りは半乾きにならないようにしっかりと乾かし、シャンプーの回数も1日2回以下に抑えます。頭皮マッサージは短時間の簡単なものなら毎日1回しても大丈夫です。ヘッドスパのようにしっかりとしたものは週に1〜2回を限度にしてください。

普段お使いのシャンプーを見直してみるのも効果的で、頭皮に特化したスカルプシャンプーを取り入れてあげることで頭皮環境を安定させてくれるのでオススメです。マッサージの際にヘアトニックなどを取り入れることでより効果が期待できます。

6.まとめ

髪の毛が少ない、薄い気がする、と気になり始めて何からはじめに対策をしたらいいのかなかなか難しい問題です。内容からして人に相談するのも気が引けてしまうので一人で抱え込んでしまうことも多いのではないでしょうか。

今回ご紹介した通りに、生活習慣を今すぐに改善を意識できますし、一番効果がわかりやすいのがスカルプシャンプーのような商品に頼ってみるのもとてもオススメです。

頭皮を清潔に健康的に保つことが目的のシャンプーなので頭皮環境を整えてくれて、有効成分も配合されているので自分でも効果を感じやすいはずです。

毎日の予防の積み重ねで防げることも多いので、是非実践してみてください。参考

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

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ヘアカラーシャンプー
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毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

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外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

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白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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