貧血気味の人は白髪に注意!貧血にならないための対処法もご紹介

  1. ケア

年を重ねるごとに気になる白髪。よく考えてみると20代で妊娠出産を経験したことがある人も白髪に悩んだ経験をお持ちではないでしょうか。
じつは、白髪が増える原因の一つとして貧血があげられます。貧血を起こすと、血液の流れが悪くなり頭皮に必要な酸素や栄養素が届かなくなります。
そこでこの記事では、貧血と白髪の関係について説明するとともに、貧血にならないためにできる対処法をご紹介します。

1.貧血とはどのような症状なのか?

私たちの血液の中には、ヘモグロビンというたんぱく質があります。ヘモグロビンは、酸素を必要なところへ運ぶのに必要不可欠なのです。
そして、血液が赤く見えるのはヘモグロビンが持つヘムという赤い色素が関係しています。このヘムを構成しているのに重要な分子を持つのが鉄なのです。
したがって、鉄が不足すると体の中の酸素など重要な成分が行き届かなくなり、体に悪影響を及ぼし貧血症状が起きます。(参照:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 貧血の原因は?

2.貧血になると白髪が増えるのか?

貧血になると白髪が増えるのか?

貧血になると白髪は増えやすくなります。なぜかというと、頭皮に十分な酸素が運ばれず、髪の黒色を作るメラノサイトという場所の機能が低下するからです。
酸素をスムーズに運ぶには血液が必要です。血液の中には、鉄のヘモグロビンが含まれており、このヘモグロビンが酸素を運ぶのに重要な役割を持っています。
そのため、貧血状態で鉄が不足するとヘモグロビンの数値も低下し、体内に十分な酸素が行き渡らなくなります。この酸素不足の状態では、メラノ組織で髪の黒色の元となるメラニンは作られません。
したがって、貧血になると頭皮に十分な酸素が運ばれず白髪になりやすくなるのです。

3.女性はとくに貧血に注意が必要

女性はとくに貧血に注意が必要

貧血は、とくに女性が注意が必要だと言われています。女性には、毎月生理があったり、妊娠出産などで出血する機会が多いからです。
毎月の生理だけでも、約40mgの鉄を失っています。鉄を補うには、食事から摂取するしかありません。
しかしながら、鉄は体内に吸収されにくい栄養素でもあります。1日の摂取量を食事から摂ろうとすると牛レバーで約300g、ほうれん草は1束と1/4束が必要です。
また、妊娠・授乳期間中はさらに貧血に注意しなければいけません。母乳で血液を失っているからです。
さらに、妊娠・授乳期は鉄だけでなくビタミンやミネラルといった栄養素も赤ちゃんへの栄養になるため多く摂取するのが理想です。
このように、女性はとくにライフステージによってさまざまな貧血の種類に注意しなければいけません。妊娠以降のライフステージで、変化や注意したいことは次の通りです。

妊娠中

栄養不足による貧血に注意が必要です。
妊娠中は、胎盤への血液や胎児への栄養と酸素を運ぶため、体の内でたくさんの血液を必要とします。女性の体は自然と血液をたくさんつくる体に変化していきますが、つわりや味覚の変化などで理想的な食事が難しい場合も多く、栄養素が不足してしまいがちです。

授乳期

妊娠中と同じく栄養不足による貧血に注意が必要です。
出産を終えると、次は授乳によって栄養不足に陥りやすくなります。栄養不足は貧血が起こりやすい状況でもあるということ。
慣れない育児で十分な食事の時間もままならない人や産後の体型を気にして無理なダイエットをすることで貧血が悪化してしまう場合もあります。この時期は、とくに自分の体と赤ちゃんの健康のためにできるだけバランスの良い食事を摂ることが大切です。

更年期

女性は閉経に近づくにつれホルモンバランスの乱れなどによって月経が不規則になる人や、婦人科系の病気による貧血も増えます。
とくに、閉経が近づくにつれ、月経周期は短くなったり長くなったりすることで月経量も大きく変化することもあります。この変化に体が慣れていないため体への負担も大きく、貧血を起こしやすくなるのです。

4.貧血にならないためにできること

貧血にならないためにできること

白髪を増やさないためにも貧血には注意が必要です。そこで、貧血にならないためにまずは自分で行えることは取り入れてみてください。
一つずつ説明します。
鉄不足を補う食生活
鉄は体内に吸収されにくい栄養素です。食事摂取基準では1日に10.5mgが必要とされています。
鉄を多く含む食べ物は、

  • レバー
  • しじみ
  • いわし丸干し
  • ひじき
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • きな粉
  • ごま

などがありますので、これらを上手に取り入れた献立を考えてみてくださいね。
また、鉄は体内で吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンCやたんぱく質と同時に摂取すると吸収率はアップします。
栄養素を摂取する際に注意したいのが、献立を考える際に栄養素の偏りです。鉄が必要だからといって、鉄ばかり摂取していては理想的と言えません。
とくに女性は、ビタミンB12や葉酸なども積極的に摂取したい栄養素です。体の発育に関係している重要な栄養素で、最近では妊娠中には葉酸を積極的に摂ろうとする女性が多くなっています。
反対に、鉄の吸収を妨げてしまう栄養素にも注意しておく必要があります。例えば、緑茶やコーヒーなどに含まれる苦み成分の「タンニン」。
また、清涼飲料水や加工食品の中に含まれている「リン酸塩」なども注意が必要です。どちらも、鉄と強く結合し、鉄の吸収を阻害する働きを持っています。
十分な休息と生活習慣の改善
貧血になる原因の一つに、睡眠不足があります。睡眠不足は鉄分の吸収を妨げることがわかっています。
体が休まることでリラックスでき、体の血液はスムーズに流れます。そのため、無理な夜更かしなどはなるべく避け、十分な休息と生活習慣を整えることは非常に大切です。
サプリメントや医薬品を取り入れてみる
鉄は体内に吸収されにくい栄養素です。そのため、食べ物から摂取しようとすると限界がある日もあります。
そんなときは、無理に胃の中に食べ物を押し込むのではなく、サプリの活用も検討してみてください。近年、貧血に効果が期待できるサプリも多く販売されています。
食事だけでは難しいと思うなら、サプリなどと食事からバランス良く摂取してみてください。

5.まとめ

貧血は、私たちが生きるために必要な血液が関係しているためもし症状が出ると体に大きなダメージになります。健康的に過ごすためには生活習慣の見直しやバランスの取れた食事などに気を付けなければいけません。
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