【知らなければ失敗?】ドライヤーの選び方をわかりやすく解説

  1. よみもの

毎日使っているドライヤー…みなさんはどんな基準で選ばれていますか?

「時短のために風量が強いもの」
「髪の毛のダメージが気になるからヘアケアできるもの」
「どれも違いがわからないから価格が安いもの」

ドライヤーの価値は人それぞれ感じ方が様々です。最近のドライヤーは昔からあるような手頃で安価なものから、とても高性能で高価なものまで種類や特徴も豊富にあります。同じ髪の毛を乾かす道具のはずのドライヤーなはずなのに一体何が違うのか、疑問に思った経験のある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はドライヤーの役割から種類や特徴、自分に合ったドライヤーの選び方を詳しくご紹介させていただきます。ドライヤー選びの参考になるのでぜひ最後までお付き合いください。

1.ドライヤーの役割

ドライヤーの役割

そもそもドライヤーの役割とは何なのか、第一に「髪の毛を乾かす」ことが何よりも必要不可欠な機能です。ドライヤーを使うことによって自然乾燥よりも素早く確実に髪の毛や頭皮を乾かすことができるのです。

髪の毛は外側の表面からキューティクル→コルテックス→メデュラの順に海苔巻状の構成になっています。髪の毛の表面を覆っているキューティクルはうろこ状に重なり合っていて髪の毛の内部にダメージや刺激を与えないように、内部の栄養素や水分を外に出さないようにと保護する役割を担っています。

このキューティクルは髪の毛が濡れると開きやすくなるという特徴があり、この濡れた状態のまま髪の毛同士が擦れあって摩擦が起きてしまうと髪の毛のダメージや枝毛の原因になってしまうのです。

また、髪の毛が濡れた状態で自然乾燥してしまうと長時間髪の毛や頭皮が湿っている状態になってしまうので雑菌が繁殖しやすく頭皮のトラブルやニオイの原因に繋がってしまうのです。そして髪の毛の水分は蒸発するときに残っている水分も一緒に蒸発させてしまうため、ドライヤーで乾かしたときよりも余計に乾燥してしまいパサパサな仕上がりになってしまいます。

キューティクルはダメージが蓄積してしまうと少しずつ剥がれ落ちていってしまいます。一度剥がれ落ちたキューティクルは二度と再生することがないので、キレイな髪の毛を維持するためにも今の現状あるキューティクルを大切にしなくてはなりません。濡れた状態の髪の毛は意外と無防備でダメージを受けやすいものなのです。

お風呂上がりに素早く髪の毛を乾かすことができるドライヤーは健康的な髪の毛や頭皮を育むためにも必要で画期的なアイテムです。

2.ドライヤーのドライヤーの機能

ドライヤーのドライヤーの機能

髪の毛を乾かす以外にドライヤーにはどんな機能があるのかご紹介していきます。

ダメージ軽減・ヘアケア

最近の高機能ドライヤーに多いのが髪の毛を乾かすだけではなくて、同時にヘアケアや頭皮ケアができてしまうモデルも存在しています。効能はメーカーによって様々ですが、特殊な技術で乾かすほど髪の毛に逆にいいものや、根元に風をあてると髪の毛がボリュームアップするもの、顔に冷風をあてるとリフトアップしてくれるものまであるのです。

また、髪の毛のダメージをドライヤーが見極めてくれてオーバードライにならないように適切な温度で調整して乾かしてくれたりと今までなかったような機能がどんどん開発されています。

風量・速乾性

ドライヤーの平均的な風量は1.3㎥/分くらいのことが多く、髪の毛の毛量が多い方や速乾性を重視する方は1.5㎥/分以上の風量が強いモデルもあります。風量を最重要視した2.0㎥/分のようなとても大風量のモデルもでてきているので選ぶときの基準にしてみてください。

軽量性

特に女性は髪の毛を乾かす時間が長い場合が多く、あまり重たいドライヤーだと持ち上げてる腕が疲れてきてしまいます。一般的なドライヤーの重さが500〜800gといわれていますが、近年の高機能のドライヤーは様々な機能が搭載されている影響でこれよりも重たくなる傾向があります。

軽量タイプのモデルだと500g以下のものもあるので機能にこだわらない場合は重さも比べてみるのも大切です。

静音性

ドライヤーはどうしても稼働時は音が大きくなってしまうアイテムにあります。早朝、深夜などに使うときに家族やご近所さんに「うるさくないかな…」と心配になってしまうこともありますよね。

騒音はデジベル(dB)という単位で表記されており、数値が大きいほど騒音も大きくなります。平均的なドライヤーの音は70〜100dBと言われていてカラオケなどと同等の騒音数値になるのです。

一方で静音機能のついたドライヤーでは50〜70dB程度で、人が話している声や洗濯機の音程度なのでかなり静かになることがおわかりいただけるかと思います。

音が静かなドライヤーのファンには3種類あります。

・プロペラファン

換気扇のような羽がついていて強い風を作り出すことができます。風量は強いのですが音が大きくなりがちなので風量を抑えて静音性を高めることが多いファンになります。

・ターボファン

羽の数が多いのが特徴で効率よく風を作り出すことができます。プロペラファンよりも静音性は高いのですが風量が弱めのファンです。

・シロッコファン

板状の細長い羽が筒状にたくさんついていて効率よく静かに髪の毛を乾かすことができます。サロン使用のドライヤーに搭載されていることが多いファンです。

海外対応

日本で通常使用されているドライヤーの電圧は100Vですが、100Vの電圧を採用している国は少ないのが現実です。アメリカで120V中国や韓国で220Vと国によって電圧が異なっています。

変圧器などを使えば様々な国の電圧にも対応できるのですが、故障や不具合の可能性もあるためできれば海外対応のドライヤーを使用することがオススメです。

電圧だけではなくプラグも国によってことなり、日本はAタイプが採用されていてアメリカや韓国、カナダなども同じタイプになります。Oタイプ、Cタイプ、SEタイプなど異なるプラグの国もあるため事前に確認して変換プラグを用意する必要があるのです。

3.ドライヤーの選び方

ドライヤーの選び方

自分に合ったドライヤーはどんな基準で選んだらよいのでしょうか。何を重視するかによって選び方は変わってきますので何パターンかご紹介させていただきます。

乾かす時間

髪の毛の量が多かったり髪の毛の長い女性や、時短のためにとにかく少しでも早く乾かしたいそんな方は大風量で速乾性のあるドライヤーを選ぶのがオススメです。乾かす時間事態が短縮されるので頭皮や髪の毛の負担も軽減できます。

こだわりがない

ドライヤーは安価なもので1,000〜3,000円、それなりの普通のドライヤーで5,000〜10,000円、メーカーのドライヤー10,000〜20,000円、高機能が搭載されたドライヤーで20,000〜100,000円と大まかに分かれていて幅がとても広いです。

機能ににこだわらずとにかく「乾かせればいいや!」というかたは1,000〜3,000円代の安価なドライヤーでも特に困ることはないはずです。最近のドライヤーは安価なものでもそれなりの風量があるものも多いのでそこまで不自由に感じることは少ないかと思います。

少し丈夫でしっかりしたものがいいなと思ったら、5,000〜10,000円代のドライヤーを選んであげれば間違いないです。機能やメーカーにこだわりがある方はそれ以上のランクのモデルを選ぶようにしましょう。メーカーの提供情報も必読ではありますが、販売店の視点で客観的に解説しているサイトを参考にするのもおすすめです。

ヘアケア機能の種類

ドライヤーのメーカーによって搭載されている機能の種類は様々です。髪の毛を美しく保つための機能や頭皮ケアに特化しているものなど自分の目的に合った機能が搭載されているメーカーのドライヤーを選んであげてください。

・イオン機能

ドライヤーは素早く乾かしてくれて髪の毛のダメージや乾燥から守ってくれる役割もありますが、熱い温風をあてて髪の毛の水分を飛ばしていくものなので少なからず負担やダメージを与えてしまいます。

ドライヤーの熱の力で髪の毛の表面を保護してくれているキューティクルを開かせてしまいそこから水分が蒸発してパサツキやすくなってしまうのです。そこでドライヤーにイオン機能が搭載されていると温風と同時にイオンを出すことができるため、髪の毛に潤いを与えてキューティクルを閉じるようになるため髪の毛への負担を減らすことができるようになるのです。

・スカルプケア機能

ドライヤーは髪の毛だけではなくて頭皮にも使うアイテムです。頭皮に熱い温風をあて続けてしまうと頭皮は乾燥したりダメージを受けてしまい、頭皮トラブルの原因にも繋がってしまいます。

そうならないように配慮された機能がスカルプ機能で、適温でしっかりと乾かしてくれて頭皮ケアまでできてしまうのが特徴です。

・温度調節機能

通常のドライヤーの温度は100〜120℃とされています。あまり高温だと髪の毛の乾燥やパサついてしまうので適切な温度で乾かしてあげることが大切です。温度調節機能がついていると髪の毛の状態によって温度を変えることができるため髪の毛のダメージを最小限に抑えることができるのです。

ダメージ具合でも個人差はありますが、硬い髪の毛で100℃、細い髪の毛で60℃というのが一つの目安となります。手動で調整するものや自動的に髪の毛の状態を見極めて調整できるものまであるので好みで選んでみてください。

・美顔器機能

ドライヤーで乾かすだけではなく髪の毛のケア、頭皮のケア、そして美顔器まで使えるものもでてきています。1台でここまで機能がついているとコスパがいいのでこの機能が必要な方にはオススメです。

4.ドライヤーについて

ドライヤーについて

ドライヤーのお手入れ

ドライヤーは毎日の使用で3〜4年ほどで寿命を迎えることが多いと言われています。焦げ臭かったりコードが熱くなっていたり異音がするときには様子をみて買い替えを検討してください。

寿命をなるべく長くしてあげるには、普段からのお手入れも大切で定期的にフィルターのホコリを取ったりつまったゴミをきれいにしておくだけでもかなり効果があります。

ドライヤーの使い方

ドライヤーは髪の毛を乾かしてくれますが、間違った使い方をしてしまうと逆に負担をかけてしまう可能性もあります。正しいドライヤーの使用方法も覚えておくと安心です。

1.優しくタオルドライして髪の毛の水分をしっかりふきとります。

2.中間から毛先にアウトバストリートメントをなじませていきます。

3.根元中心に風を入れるように温風で乾かしてください。このときに20〜30cm離して一点にばかりあたらないように左右にドライヤーをふりながら乾かしてください。

4.ある程度乾いたら中間から毛先にも風をあてていきます。

5.8〜9割乾いたら上から冷風をあてて仕上げていきます。

簡単な工程なのですがこれだけで乾かし終わったあとの負担やツヤが全然違うのでぜひ試してみてください。
髪へのダメージを最低限におさえ乾かすコツをおさえると、より効果を時間できます。

5.まとめ

髪の毛を乾かすために毎日使っているドライヤーですが、種類も特徴も価格も本当に様々です。年々高機能化が進み、価格もどんどん上がってきているのも事実です。便利で良い機能もたくさんあり迷ってしまいますが、自分が必要としている機能はどんなものなのかよく考えてみてください。

それに合ったものの中から予算と相談して比較してみると選びやすくなるはずです。今回の記事がドライヤー選びの参考になれば幸いです。
白髪ケアとドライヤーによる乾燥防止を両立するヘアケア用品をこちらで紹介しておりますので、ご参考にしていただけますと幸いです。

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