スカルプケアシャンプーに必要なのは洗浄力と同じぐらい成分の良さ

  1. 白髪の予防・改善方法

頭皮のヘアケアのために、スカルプシャンプーをお使いの方も多いのではないでしょうか。このスカルプシャンプーを選ぶ際にどんな基準で選んでいますか?

 

「なんとなく人気がある商品だから…」

「爽快感が丁度よくて…」

「香りが好みだから…」

 

このように選ぶ基準は人の好みによって様々で、知り合いに勧められたからといって自分に合っているかというとそうではないパターンが多くあります。スカルプシャンプーは本当はどんなものを選べばいいのかわからなくなってしまいますよね。

 

そこで今回はスカルプシャンプーについてから、スカルプシャンプーの選び方や成分についてまで詳しくご紹介させていただきます。

 

 

 

1. スカルプケアとは

スカルプケアとは髪の毛ではなく、頭皮に対するお手入れのことです。ヘアケアというと髪の毛のトリートメントのイメージが強いかもしれませんが、美しい髪の毛を保つためにも頭皮へのスカルプケアは必要不可欠のお手入れなのです。

 

髪の毛は頭皮の毛根から生成され成長していき伸びています。そのため、土壌となる頭皮の環境がよくないと元気な髪の毛が成長できなくなってしまうのです。

 

頭皮は皮脂や汚れが詰まりやすく、そのまま放置してしまっていると毛穴に汚れが詰まってしまい毛根に悪影響を与えてしまいます。しかし逆に適度な皮脂でバリアして外部からの刺激から頭皮を保護しているので、皮脂の取り過ぎも実はよくないのです。

 

必要な皮脂を残しつつ余分な皮脂を除去してキレイな状態に保つと、いい頭皮環境に近づくことができます。そのためにスカルプケアで適切に頭皮の汚れを除去したり栄養や潤いを与えたりするのがスカルプケアなのです。

 

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2. スカルプシャンプーの効果は?

スカルプシャンプーは頭皮のケア用に成分が配合されているシャンプーで、いい頭皮環境を維持するために作られたケア用品です。効果としては下記のようなものがあります。

 

・頭皮の皮脂や汚れを洗い流せる

・頭皮のベタつき防止

・フケやかゆみの抑制

・抜け毛・薄毛防止

・頭皮のニオイを抑える

・頭皮の血流促進

 

このような様々な面から頭皮にいい効果を与え、頭皮の健康を保つために必要なケアであることがお分かりいただけるかと思います。

 

髪の毛は生成されて成長していき抜け落ちるまでの一連の流れをヘアサイクルと呼び、成長期→退行期→休止期を4〜6年かけて一周していくのです。しかし頭皮環境が乱れてしまったり毛穴に皮脂が詰まってしまうと、頭皮のかゆみやフケなどの頭皮トラブルにも繋がってしまい正常にヘアサイクルが機能せず抜け落ちるまでの期間が短くなってしまいます。。

 

そうすると髪の毛が成長しきる前に抜けていってしまうので、抜け毛や細毛や薄毛の原因にも繋がってしまい、これから生えてくる髪の毛も元気がなくなっていってしまうのです。

 

そんなことにならないためにも、スカルプシャンプーを定期的にケアとして取り入れてあげると頭皮の環境を守ってくれる効果もあるのです。

 

脱毛症 Q18 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

3. スカルプシャンプーに大切な成分

スカルプシャンプーには配合されている成分も大切になってきます。その中でも特に注意していただきたいのが洗浄成分の種類です。洗浄成分は汚れを落とすためにシャンプーには必ず必要な成分なのですが、この洗浄成分によって頭皮に与える影響が変わってきてしまうのです。

 

シャンプーに含まれる洗浄成分についてご紹介させていただきます。

 

石けん系

 

石けん系の洗浄成分は石けん素地、カリ石けん素地、脂肪酸ナトリウムなどの表記がある商品に配合されています。この石けん系の洗浄成分は洗浄力が強く皮脂や汚れをスッキリと洗い流せる成分です。

 

そのため頭皮や髪の毛が乾燥しやすいので、その後の保湿ケアやアルカリ性の成分なので弱酸性に戻したりと髪の毛にも気をつけてあげなくてはなりません。

 

高級アルコール系

 

高級アルコール系の洗浄成分はラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸塩などの表記がある商品に配合されています。この洗浄成分は安価でアレルギーなどに対しても安定した成分のため、市場のシャンプーの大半に配合されているメジャーな成分でもあります。

 

泡立ちもよくスッキリと洗えるので使いやすいシャンプーではあるのですが、洗浄力がとても強いというデメリットも持ち合わせているのです。食器用の洗剤にも使用されている位強い洗浄力なので使いすぎると皮脂を取りすぎてしまうので注意が必要な成分でもあるのです。

 

アミノ酸系

 

アミノ酸系の洗浄成分はココイル〜、ラウロイル〜などの表記がある商品に配合されています。人のお肌と同じ弱酸性でマイルドに洗い上げてくれる優しい洗浄成分です。原料が他の成分に比べて高価なため少し価格は高くなってしまいますが、必要な皮脂を落とし余分な皮脂を残すためにも有効な成分なので是非取り入れてみて欲しい洗浄成分になります。

 

スカルプシャンプーの薬用とは?

 

スカルプシャンプーを選ぶ際にも何も表記のないスカルプシャンプーと薬用と表記のあるものと2種類あります。スカルプシャンプーでの薬用は化粧品でいう医薬部外品と同じ立ち位置となるのです。

 

医薬部外品は化粧品と医薬品の丁度中間とされており、厚生労働省に認証を得ている商品のみに表記が認められています。薬用と普通のシャンプーとの大きな違いは、ある一定の症状の改善に効果があるということです。医薬品ほどではありませんが、有効成分を含んでますという意味となります。

 

フケやかゆみを抑える成分が配合されていたり、抗炎症作用のある成分が配合されていたり、殺菌力が強くニオイを抑える成分が配合されていたりとお悩みによって選ぶ成分も変わってきてしまうのです。もし気になる症状がある方はお悩みの症状に効く成分が配合されている薬用のスカルプシャンプーを選ぶと改善する効果が期待できるのです。

4. スカルプシャンプーの効果的な使い方とは?

せっかくスカルプシャンプーを取り入れるなら効果的な使い方をしたいですよね。そこで効果的な使い方とポイントもご紹介させていただきます。

 

スカルプシャンプーの使い方

 

1.乾いた髪の毛をクッションブラシを地肌に軽くあて、そのまま生え際から後ろへ向かってとかしていく。同様にして全体的にとかして汚れを浮かせていく。(同時に頭皮に刺激もあたえられるので、血流促進にも効果があります)

 

2.シャワーのお湯を36〜38℃に設定をして、地肌からすすぐようにして水分を行き渡らせる。(このすすぎで8割の汚れは落とせると言われているので、しっかりめにすすぎます)

 

3.通常のシャンプーを適量出して地肌からモコモコになるように泡立てていく。(皮脂や油分が多いと泡立ちにくくなってしまうので、そんなときには一度流してから再度泡立ててみてください)

 

4.全体的に軽めにシャンプーをしていき、汚れを浮かせてから一度シャワーで流していく。

 

5.スカルプシャンプーを適量出して地肌からモコモコになるように泡立てていく。

 

6.両手で生え際の耳元から中央へ向かって左右交互に動かしながら移動し、また耳元へ戻っていく。

 

7.次に耳上から先ほど洗った場所の後ろの列を同様にして洗っていく。そのまま繰り返しながら後ろまで順番に洗っていく。

 

8.片手で首元も生え際の部分を耳後ろから反対の耳後ろへ向かってジグザグに動かしながら洗っていく。

 

9.7と同様にして生え際へ戻っていく。

 

10.生え際の中央に両手を置き、生え際から頭頂部へ向かって左右交互に動かしながら洗っていく。

 

11.かゆい所や洗い足りないところを重点的にシャンプーしていきシャワーで流していく。

 

マッサージを取り入れた使い方

 

時間のない日はスカルプシャンプーで洗うだけでもいいのですが、少し時間に余裕のある日には是非頭皮のマッサージも合わせて行ってみてください。血流が促進され頭皮環境にもよくリラックス効果も高まります。

 

1.乾いた状態でクッションブラシを地肌にあて、そのまま生え際から後ろへブラッシングする。同様にして全体的に行き渡るように行う。

 

2.シャワーを36〜38度に設定して地肌を洗うようにしながらすすいでいく。

 

3.通常のシャンプーを適量出し、地肌からモコモコに泡立てて軽めに全体をシャンプーしていきます。

 

4.全体が洗えたら一度シャワーで流していく。

 

5.スカルプシャンプーを適量出し、地肌からモコモコに泡立てていく。

 

6.こめかみに母指球をあてて円を描くように回しながら引き上げるように刺激していく。

 

7.生え際に両手の5本指をそえて回しながら引き上げるように動かしていき、頭頂部は向かって少しずつずらしていく。

 

8.耳後ろに両手の5本指をそえて回しながら引き上げるようなイメージで刺激していき、頭頂部へ向かってずらしていく。

 

9.首の付け根に両手の親指をあて、左右から圧をかけてもみあげていく。

 

10.生え際の真ん中に両手の人差し指をそえて、頭頂部へ向かって交互にプッシュしていく。

 

11.両手の5本指を使って頭皮をつまみ出すようなイメージで、勢いよくつまみタッピングしていく。全体的に気持ちのいい位の力で行う。

 

12.全体をしっかりとシャンプーしてからシャワーで流していく。

 

13.頭皮用のトリートメントがあれば手のひらに一度馴染ませてから、頭皮中心に塗布していく。

 

14.生え際に両手の5本指をそえて、指を地肌から話さないまま後ろへ向かってグーッと圧をかけながら動かしていく。一をずらしながら同様にして全体的に圧をかけていく。

 

15.正中線に両手を重ねるように置き、地肌に指を置いたまま頭頂部へ向かって圧をかけながら滑らせていく。

 

16.少し放置時間を置いてからすすぎ残しがないように、耳後ろや首元などに注意しながら流していく。

 

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スカルプシャンプーを使う時のポイントと注意点

 

スカルプシャンプーを使用する時に気をつけるとより効果的なポイントと、気をつけた方がいい注意点もご紹介させていただきます。

 

・髪の毛を洗う前はブラシでホコリや汚れを必ず浮かせておく。

・お湯の温度は36〜38℃に設定しておく。

・シャンプー前のすすぎは念入りに。

・地肌からしっかりと泡立てる。

・シャンプーやマッサージ中に泡が消えてしまったらすぐに泡立て直す。

・強すぎず弱すぎず気持ちがいい位の力加減を意識する。

・すすぎ残しは絶対にだめ。

・頭皮にトラブルがあったり、日焼けしたあとは刺激になるため使用を控える。

5. まとめ

スカルプシャンプーは頭皮へのケアとしてとても取り入れやすく、使いやすいアイテムになります。ちょっとしたコツのポイントやマッサージの仕方さえマスターしてしまえば、誰でも頭皮環境を良い状態を保てるのです。

 

頭皮環境はこれから先に生えてくる髪の毛を綺麗にしていきたいならば必要不可欠のヘアケアで、ここのケア次第で将来の髪質まで影響を及ぼしてしまうのです。

 

そんなスカルプシャンプーも選び方を間違えてしまうと効果が半減してしまう可能性もあります。同じスカルプシャンプーでも配合されている成分によって仕上がりや効果が全く違ってきてしまうこともあります。

 

スカルプシャンプーの選び方が重要であることはご説明しましたが、特におすすめしたいのが綺和美のスカルプケアシリーズです。このシリーズは、厳選された天然成分で頭皮を穏やかにケアしながら、必要な栄養をしっかり補給。その結果、頭皮環境が整い、生えてくる髪の毛も健康的な状態を保てます。しかも香りもマイルドなので安心です。

 

選び方に悩む方は、まずは通販の新規登録で綺和美のスカルプケアシリーズから始めてみてはいかがでしょうか。

 

今回ご紹介させていただいた成分などを参考にご自身に合ったスカルプシャンプーを探して是非取り入れてみてください。



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