髪の毛がからまったときの緊急対処法

  1. 白髪の予防・改善方法

みなさんは髪の毛が絡まった時どうやって対処しますか?

緊急時にはもう切るしかないと答える方もいらっしゃるかもしれません。しかしできることならなるべく髪を切らずに解決したいですよね。特にセルフカットだと失敗しやすく、余計にみっともない髪型になってしまうことも……。

この記事では髪の毛が絡まった時の対処法、また髪が絡まる原因や予防策までご紹介しています。今まさに髪が絡まって困っているという方はぜひ参考にしてください。

1.無理に引っ張ると髪が傷みます

無理に引っ張ると髪が傷みます

髪の毛が絡まった時、ブラシで引っ張るなど強引なやり方で髪を解こうとする人が多いと思います。しかしこれは対処法としてはあまり良くありません。髪を割くように解こうとするのもNGだそうです。

上記のように力任せな方法で絡まった髪を解こうとすると、枝毛や切れ毛の原因となり髪の毛へのダメージにつながります。またその時は解けたとしても髪の毛が傷んでもろくなり、さらに絡まりやすくなることも。

では一体どうやって解決すればいいのでしょうか。まずは髪の毛が絡まる原因について考えてみましょう。髪の毛が絡まるのは、髪のキューティクルが逆立っているのが原因です。

キューティクルが逆立っていると本来髪の内側にあるべき水分や栄養を保てなくなり、髪の毛が乾燥してしまいます。そして段々パサパサ・キシキシとした手触りになっていき、髪の毛が絡まりやすくなります。

つまり髪の毛が絡まりやすい時は、髪のキューティクルに何らかの問題があるという可能性が高いのです。

キューティクルが傷む原因としては、外部からの物理的ダメージによるものが大きいとされています。カラーやパーマはもちろんドライヤー・ヘアアイロンの熱、摩擦や紫外線といったものまでが髪の毛が傷む原因となりうるのです。

もし髪の毛が絡まるということが頻繁に起こるようであれば、日頃髪が傷むような行動をとっていないか一度振り返ってみると良いでしょう。キューティクルをきちんとケアすれば、根深い髪トラブルもかなり解消されるのではないかと思います。

2.トリートメントを塗り込む

トリートメントを塗り込む

髪の毛が絡まっている時、いきなり髪を洗ってリセットさせようとするのは良くないそう。髪を濡らすことで絡まったいる部分がより強固に結びつき、余計に解くのが難しくなる可能性があります。

では絡まった髪はどうやって解消すれば良いのでしょうか。まずは歯の間隔が広いブラシを用意しましょう。このようなブラシは絡まった髪の毛を解くのに最適で、髪へのダメージを軽減できます。また櫛に洗い流さないタイプのトリートメントを塗っておくのもおすすめ。

ブラッシングする時も髪の根元からではなく毛先から始めるのがポイントです。絡まった髪の毛を一気に解こうとせずに、辛抱強く梳いていきましょう。

それから弱アルカリ性のボディソープや石鹸などを使って、髪の毛についている整髪料を洗い落とします。少し髪がキシキシするような手触りがあれば、整髪料がきちんと落ちている証拠です。

そしてリンスをたっぷりとつけて、絡まっていた部分には特によく馴染ませます。リンスが塗れたら後はしっかりと洗い流してください。その後しっかりとタオルドライをして、ドライヤーで髪の毛を乾かします。そして髪にトリートメントを塗り込みます。

もしこの時点でまだ絡まった髪の毛が解けていないようであれば、塗り箸のように細くてツルツルしている棒を準備してください。そこにトリートメントオイルや髪に良いとされている椿油などのオイル、もしそれらがなければクレンジングオイルなどをつけます。

その棒を絡まった髪の中に差し込んで、少しずつ丁寧に解いていきましょう。こちらもブラッシングの時と同じく、毛先の方から徐々に行います。ここまで根気よくやればきっとひどい絡まりも解決できるはずです。

3.どうしても直らないならカットも

どうしても直らないならカットも

もしそれでも絡まったままであれば、もう髪の毛をカットするしかありません。どうしても切りたくないという方は行きつけの美容院に相談してみてください。

特にエクステンションの取り扱いをしている店舗であれば、絡まった髪の毛を解くのに慣れているということもあります。自分の手で解決できないと思った時はプロにお任せしてみるのも一つの手です。

今すぐ絡まりを解消したいという時は自分で切るしかないかもしれません。入院していたとか何らかの事情でしばらく髪を梳いていない場合は切ってしまうのが最善策ということもあります。

ハサミと反対の手でしっかり髪を握り、絡んだ髪の下側に沿ってハサミの下の刃を滑らせるようにして絡んだ部分の髪を取り除きます。切り落とすというよりハサミですくように、優しく引っ張ることをイメージすると上手に切りやすいです。

4.日々のトリートメントは大切です

絡まりやすい髪を放置すると、髪の毛が絡まることによって余計にダメージが加わっていき、さらに絡まりやすくなるという悪循環に陥っていきます。

髪の絡まりの原因がキューティクルの異常であることは先ほどもご説明した通りです。なのでそもそも絡まりにくい髪を作るためには、日頃からきちんとキューティクルをケアすることが重要です。

キューティクルに対するスペシャルケアとしては、髪にトリートメントを塗ってから濡れタオルで包むという方法もあります。傷んだ髪も週に一度はトリートメントやヘアマスクでケアを行うことによって、徐々に絡まりにくい髪の毛に生まれ変わっていきます。

またシルクの寝具を使うのも摩擦によるダメージを軽減できるのでおすすめです。

キューティクルが傷みやすい一番の原因としてはカラーやパーマが挙げられるのですが、白髪が気になる方にとって白髪染めを控えることは難しいですよね。

そんな方におすすめなのが白髪染めトリートメントです。このタイプの白髪染めは一般的なものと違い、トリートメント成分が配合されています。さらにキューティクルを傷めるような薬剤も入っていないので、髪の毛にとってはとても優しい仕上がりになります。

白髪ケアも髪をいたわるような商品にチェンジして、健康な髪を作り上げましょう。

美髪へと導く4つのステップ美髪へと導く4つのステップ

step01
ヘアカラーシャンプー
洗いながら染める

ヘアカラーシャンプー

毎日シャンプーするたび、自然に白髪が染まり、使うほどに髪にツヤと潤いを与えます。

カラーサンプル
step02
カラートリートメント
しっかり染める

カラートリートメント

高いトリートメント効果で髪と頭皮をしっかりとケアしながら、白髪を染めます。

カラーサンプル
step03
コンディショナー
カラーをキープする

コンディショナー

傷ついた髪もしっかり補修、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。カラーの持ちを良くし、白髪を黒髪へと導く効果も期待できます。

step04
カラーリングブラシ
さっと隠す

カラーリングブラシ

外出先やお出かけ前に、気になる部分にサッとひと塗りするだけで、簡単に白髪を隠せます。

カラーサンプル
白髪と上手く付き合いたい佐藤

毛髪診断士。佐藤は白髪染めシャンプー、コンディショナー、トリートメント&白髪ケアブラシを取り扱うブランド綺和美(スリーエム株式会社)の社員をしております。自身も少し白髪が気になってきた世代です。髪について発信しながら、白髪ケアを中心とした髪について研究中。みなさんの髪にまつわるお悩みをヘアケアメーカー社員として解決していきます。

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