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Essence for your beautiful life
2017/05/09

photo : Tomoko Kitakami

大胆でありながら繊細
“東洋の花の女王”牡丹の魅力

5月は若葉の緑がまぶしく、清々しい季節。そしてまた、色鮮やかな花々も咲き並ぶシーズンです。なかでも、ひときわ華麗に咲き誇る“東洋の花の女王”牡丹は、初夏に咲く花のなかで群を抜く美しさ。この名花を、間近で観賞したことはありますか?
牡丹といえば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という、美しい女性を花に例えたことわざが有名です。牡丹は、もとは中国の花で、別名は「百花王」「富貴草」。唐の時代には、開花の時期、人々が仕事もせずに酔い痴れるほどの空前の牡丹ブームが起こったとか。

幾重にも重なる様子は、柔らかいドレスのよう

現代では、4月~6月になると、日本各地の庭園で催される牡丹観賞会で、その絢爛たる姿を見ることができます。そして、観賞して気づかされるのは、圧倒的な存在感を放ちながらも、よく見るとディテールは繊細という点。儚いほどに薄い1枚1枚の花びらが、幾重にも重なる様子は、まるで柔らかいチュールを重ね合わせたドレスのよう。

牡丹は、見て麗しいだけでなく、古来、薬用としても重宝されてきました。牡丹の根の皮部分の牡丹皮(ぼたんぴ)は、血の流れをよくし、髪にハリやコシを与えてくれるとか。観賞すれば心が潤い、服用または塗布すると体そのものに輝きをもたらす牡丹。この花のパワーを、私たちはもっと意識していいのかもしれません。そうすれば、ただそこにいるだけで異彩を放つ牡丹のような女性に、近づける気がしませんか?

KIWABIの白髪染めカラートリートメント『ROOT VANISH』には、22種類の天然植物成分を配合。そのなかには、牡丹の根の皮部分の牡丹皮(ぼたんぴ)も含まれ、頭皮と頭髪に活き活きとした輝きをもたらします。

text : Aki Tanaka(キクカクハナス)